C/2001Q4 NEAT

2004年 6月5日



透明度は悪くないが、高度が20°と低く、月もあり条件は悪い。

7×35 7.3°双眼鏡で見つからず、7×50 7.3°双眼鏡で確認。

拡散状で尾は判らない。

光度は1°25′北の6.4等級とほぼ同じ。

核は、望遠鏡の視野から目をそらすと判る。

コマが小さくなった。


2004年 6月2日



光度は1°50′北の5.1等級とほぼ同じ。

拡散状で尾は判らないが、双眼鏡では、すぐに見つかる。

核は、望遠鏡の視野から目をそらすと判る。

透明度は良いが、東にある月が空を青くしている。


2004年 5月27日



光度は、南南東2°10′の山猫4.8等級より大幅に暗く、山猫43 5.6等級とほぼ同じ。

薄雲に、コマの暗い部分が消されているらしい。

7×35 7.3°双眼鏡では、拡散状。尾は確認できない。

D=75mm f=500mmに、XL28mmでは、かろうじて核が判る。


2004年 5月25日



光度は、子獅子10  4.6等級より暗く、北3°4′の4.8等級とほぼ同じ。

尾は、きわめて薄いが、南の6.6等級までの角距離43′の2倍で1.5°ある。

(7×35 7.3°双眼鏡にて)

月が近くにあるものの、きわめて透明度が良かった。


2004年 5月22日



山猫38 3.8等級より明らかに暗く、その東4.6等級より、僅かに暗い。

18日同様、4等級後半と見積もった。

尾は薄いが、αの下にある6等級の星付近まで伸びているので、1°20分程度

(7×35 7.3°双眼鏡にて)

D=75mm f=500mmに、XL28mmでは、核が「カッチ」としなくなった。

コマはすぐわかるが、尾の伸びている方向がわかりにくくなった。


2004年 5月18日



かに座58 ρ2 5.2等級より少し明るく、かに座48 ι 4.0等級より明らかに暗い。

4等級後半と推定。

D=75mm f=500mmに、XL28mmでは、核が小さく暗くなった

双眼鏡で尾の長さは1°で、11日の半分になった。

百武彗星を彷彿させる。




彗星が北にまわり、旭川の街明かりの影響を受け、条件は低下している。

しかし、ASA800 3分2枚のため、尾が3°くらい写っている。


2004年 5月14日



これまでの観測で、最も良いコンディション。

しかし、どうしてもピントがでず、何とか写しましたが、やはりピンボケ。

明るさは、かに座の47δ 3.9等級より明るく、しし座14ο3.5等級より暗い。

7×35 7.3°の双眼鏡による尾は、薄いが写真のように2°程ある。



かに座のプレセペ星団近くを行く、ニート彗星。

ピントはボケたまま。


2004年 5月11日



7×35mm 7.3°の双眼鏡で見ると2.5°程度の尾が見える。



中央下は、こいぬ座のαプロキオン 0.4等級 

彗星の上は、かに座17β 3.5等級

高度が高くなり、遅い時間でも見えるようになった


2004年5月8日



天気の崩れが始まっている。既に中層の層状の雲がかかっており、以後急速に透明度が低下した。

7×35mm 7.3°の双眼鏡で見ても拡散状であった。透明度が良ければ尾が見えたかも知れない。


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