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第3回公式全国大会リプレイ観戦記

 カルドセプトセカンド発売から5ヶ月余りが経過した12月23日開催された、第3回公式全国大会。
 私は残念ながら予選で敗退したため出場できなかったので、当日は公式ページにアップされたリプレイを1人寂しく見ていたのですが、見ただけでは身にならないと思い掲示板にリプレイの感想などを書いてました。
 で、書いているうちに、このログを埋もれさせてしまうのはもったいないと思い、こうしてコンテンツ化することになりました。(とはいえ、さすがに全ての試合の感想を書くのは無理です。勘弁してください)
 当日は「今ごろ大会盛り上がってるんだろうなぁ……」などと寂しい思いに駆られていましたが、リプレイの感想を書くことで間接的に大会に関わっているような感覚が味わえたので、これはこれで楽しかったです。
 というわけで、的外れな解説をしている部分もあるかもしれませんが、私の自己満足の産物におつきあいしていただけるなら幸いです。

 あと、決勝のリプレイはバグがあって途中までしか見れません。残念です。
 一応、結果だけ載せておきます。

1TARE5616G
2TOUMA5315G
3ルマー4147G
4ひげぶちょう2623G

 TOUMAさん、準優勝おめでとうございます(嫉妬)。


1回戦8ブロック(執筆時刻 12/23 16:54)

1ひげぶちょう5302G
2マサオサダ5146G
3マスター2645G
4なおたか-112G

 私は以前から、「遊びなしのセメントマッチならマーブル強いかもなぁ」と思っていましたが、この試合はまさにマーブルの脅威を見せつけられる展開。
 無属性のマスターさん以外全員地属性だったため、マスターさんの置いたマーブルが強い強い。特にデコイしか置けなかったなおたかさんの被害は甚大。
 ひげぶちょうさんはいち早く配置を完了させたため、マーブル万歳という感じ。
 隣にグリマル置いてましたが、殺す気ゼロなのは当然ですな。

 やむなくデコイのレベルを上げてるなおたかさんですが、マスターさんにピースをかけられ、そのピースを消すためデコイを移動。
 が、マサさんが鬼ダイスでその土地にダークマスター配置。現場の悲鳴が聞こえるようです。
 その後、マサさんがその土地にクイックサンドをかけてなおたかさんをハメようとしますが、そのターンにマサさんがマーブルをクレリックで落としてしまい、クイックつきの土地は2連鎖に。
 なおたかさん、連鎖で跳ねあがった通行料で枯渇。散々ですな。
 その時点で総魔力がトップだったひげぶちょうさんが勝利。
 20ラウンドで決着という、早い勝負でした。

 これは結果だけ見ているとマサさんのミスですが……さすがに気がつきにくいですね。逆転圏内だし、2位としては総魔力を上げるための当然の行為ですし。30秒じゃ、ロクに計算できないだろうし……。
 サドンデスルールの難しい一面を見た気がしました。

 他には、見ていて「マジックボルトでも入れた方がいいのかなぁ……」と思わせられましたね。
 アイドル対策としてももちろんですが、今回なおたかさんがやっていたように、テンペがないと見るやデコイのレベルを平気で上げられる環境に現在なっているのではと思います。


1回戦13ブロック(執筆時刻 12/23 18:48)

1アルハナ5657G
2まさぶー5223G
3ハーミット4792G
4白猫2907G

 この試合は非常に混戦だったため、感想を書くのが難しいです。

 序盤、ハーミットさんが例によってグラニット配置。
 やはり現金輸送車ですか。そして2ラウンド後、白猫さんのコーンフォーク移動侵略によってあえなく除去されました。お約束ですな。
 ハーミットさんはリンカネをメズマされたり、ウェザリングをメズマサプレされたりと苦しそうです。このブック構成なら、最終盤の連鎖を確保しやすいように、使用率の高い火か地を選択するべきだったんじゃないかと思いますが、どうでしょう。
 色がかぶっていれば邪魔されないですからね。

 他の人のブック構成は、白猫さんとまさぶーさんが地、アルハナさんが火。
 遺産の使用率が高く、コーンやマミーやグースが溢れてました。

 中盤、空き地はほぼ埋まったものの、ハーミットさんのアースシェイカーが脳裏にちらつくのか全員レベルアップには消極的。
 アルハナさん、レベル3の土地3つだし。
 これじゃ、かえってアースシェイカーの被害がでかくなるんじゃ……。
 と思っていたらハーミットさんのアースシェイカーやっぱり炸裂。
 シェイカーよりドレインの方がダメージがでかい環境では、普通にレベルアップした方がいいような気がします。

 空き地がないため、ハーミットさんのバードもまさぶーさんのグーバクィーンも出番なし。ようやくアルハナさんがレベル4シャラザードを作り、試合が動き出すかと思いきや、各人ドレインの撃ち合いで、なおも続くこう着状態。
 そんな中、ようやくハーミットさんが引いてきた2枚目のグラニット、南エリアのミルメコと交換。アースシェイカーを撃ってミルメコに増資という選択もあったかと思いますが、これは微妙。
 ここでアルハナさん、バ=アルをレベル4に。が、私から見るとこれはミス。
 次にハーミットさんは明らかにシェイカーを使います。グラニットが置かれた以上ドレインを恐れる必要はなく、ここで増資という選択はないのではと思います。
 案の定、ハーミットさんアースシェイカー。この辺から、疲れが出てきたのか全員のプレイングがおかしくなり始めます。

 この先は、混沌とし過ぎていて私には解説不能。途中でハーミットさんがレベル3を避けて周回を無視したのも、微妙過ぎます。
 まさぶーさんは一時は目標達成かと思われましたが、白猫さんのバジリスクで連鎖を崩され、達成ならず。そして、アルハナさんがパイロを4に上げて逆転。
 白猫さんのリトルグレイが決まっていれば、まさぶーさんかな、という気もするのですが。
 あと、まさぶーさんはワイルドグロースでアルハナさんの火連鎖を崩しておくべきだったと思うんですが……ハーミットさんとも激しい首位争いをしていたので、アルハナさんをマークし切れなかったのでしょうか。

 それにしても、見ていて疲れる試合でした。


・ハーミットさんの解説(執筆時刻 12/25 17:50)
 というわけで、自分の一回戦の解説でもしようかと思います。
 とりあえずブックは

スチームギア4 グラニットアイドル3 バード3
コーンフォーク4 ミルメコレオ3 計17 

ゴールドグース4 計4

アースシェイカー3 ウェザリング1 サプレッション3
ドレインマジック3 バリアー2 ピース4 ホーリーワードX4
ミスルト4 ランドトランス1 リンカネーション4 計29

 というブックでした。狙いは無論、現金による逃げ切り。
 基本的に相手への妨害は、地震及びレベル低い=地形効果低いなので、ギアによる削りです。
 ドレインマジックについては、テンペあればサプレを第一になければグラニットピースを、保険にバリアー及びピース付き土地レベル上げ、後にラントラというものでした。
 個人的にはバードとミルメコレオ、ウェザリングとピースをいじれるかなと思います。
 試合中の解説は、リプレイを落としてからすることにします。
 ただ敗因は、1R目に置いたクリーチャーだと思います。
 グラニットおいたなら即ピース、ピースしないならコーンだったと思います。後は、リンカネをメズマされたことですね。
 緊張して弱気になってしまいました。即打てなかった……。


 ブック解説ありがとうございます。
 むしろ弱気な部分はグラニット3枚ではないかと思うのですがいかがなものでしょうか。


1回戦11ブロック(執筆時刻 12/23 20:45)

1カッパ6202G
2ゼファー4668G
3ぶるうすリーチ1466G
4きむを1073G

 カッパさんは風、きむをさんは水テンペ、ぶるうすさんは火(ぶるうすさんをよく知っている人はご存知の、ケットシー、スペクター、グラニットなどのブック)、ゼファーさんはスパーで使っていた風うさぎブック。
 ゼファーさんはブック名を「フードラム」にするなど、ネタにも余念がありません。

 そんなことはどうでもよいとして、肝心の試合内容ですが、序盤から中盤にかけては地味な展開。
 きむをさんはプリンを作るどころか土地もなかなか確保できない上、テンペが3枚かぶったりしており苦しそうです。
 ぶるうすさんはテンペやクランプにケットシーを苛められて交換に忙しく、カッパさんはきむをさんのシンクを気にしているのか思いきった増資もできない状態。
 ゼファーさんは北と南どっちつかず、クランプを打つエリアもどっちがいいのか微妙。結局南を上げることにしたようです。

 なんとなく一番有利そうに見えるカッパさんは、城横のレベラーにランプロをかけて一気にレベル5に。が、ぶるうすさんのデザートストームでランプロを消されます。
 レベラーの隣にはきむをさんのティラノがおり、レベラーにシンクかと思いましたが、カッパさんのアイテムが充実していたためか、自分の連鎖を伸ばすためにティラノにシンク。
 ここまでの形勢はきむをさんやや出遅れ、他の3者は見た目にはほぼ互角といったものの、ぶるうすさんはブック的にややつらいのではという感があり、カッパさんとゼファーさんのどちらか、といった感じでした。

 勝負が動いたのはぶるうすさんがきむをさんのレベル4ダゴンを踏んでからでした。
 デコイフュージョンで倒せるかと思われましたが、マスグロのために5足りず。
 結局フュージョンは未使用、これできむをさん挽回かと思われた直後、今度はきむをさんがカッパさんのレベル5レベラーに直撃。これでカッパさんは目標圏内に。
 その後はぶるうすさんがデコイ侵略でカッパさんの連鎖を崩したりしてましたが形勢は変わらず、そのままカッパさんが勝利を収めました。

 ポイントは、中盤のカッパさんのベールゼブブでの侵略ではなかったかと思います。
 あの場面、侵略されたゼファーさんはガセアスを使えば守れたのですが、こんなところでアイテムを使いたくなかったのか、はたまたベールゼブブを配置してほしかったのか、守りませんでした。その結果カッパさんの連鎖が増え、その後の展開に影響を与えたのではないかと思われます。
 あと、何の脈絡もありませんが、きむをさんのプレイを見ていて、やはりテンペは難しいと思いました。

※追記
 11ブロックの試合は、カッパさんのマジックボルトが光っていました。
 序盤で、ウェンディゴの隣につけられたきむをさんのプリンを始末できたのは大きかったと思います。時代はマジックボルトなのか!?


1回戦2ブロック(執筆時刻 12/23 22:14)

1TOUMA6187G
2キール4201G
3たけももこ2032G
4KOK963G

 拍子抜けするぐらいあっさりとTOUMAさんが勝った試合でした。以上。
 というのはダメですか?

 見所はというと、TOUMAさんの謎バインドミストとドルール侵略ぐらいでしょうか。
 今日だけで4戦も見てきたので私の集中力が低下しており、ポイントを見逃している可能性もあるのですが。

 謎バインドミストは、キールさんのレベル3オドラデクに使用、隣にいたKOKさんのドラゴンがすかさず移動侵略した場面。
 あそこであのデクにバインドミストはどうなんでしょう。キールさんがダントツトップというならわかりますが、あの場面ではそうでもなかったですし。かけるならむしろピースつきグーバクィーンではないかと。私にはよくわからんです。それだけTOUMAさんのプレイングがハイレベルなのであり、もはや私の浅はかな解説の及ぶところではありませんか?

 で、ドルール侵略はKOKさんのレベル4バルキリーをグレアム使用で移動侵略した場面。KOKさんとしては「しまった」と思ったことでしょう。
 かといってあそこ以外上げられる場所があるのかというとそれも難しいところ。
 たけももこさんと火でかぶって、有利なポジションを確保できなかったのが響きましたね。

 最後はたけももこさんとKOKさんが連続でTOUMAさんのレベル4リバイアサンを踏み、リザードマンをレベル5にしてあっさり目標魔力を達成。フライで城に帰還。
 なんですかそれはと言いたくなるようなあっさりとした勝利です。
 そんな試合でしたので、他に書くネタがありません。

 そういえばTOUMAさん含め、やけにヘイスト使用率が高かったような気がします。
 この試合以外でも何人か見かけましたし。
 HWXより効率悪いし、敵のミスルトを強くするだけなのでどうかな、という気がするのですが……。まあ、Xよりも土地は避けやすそうな感じはしますけど。


2回戦1ブロック(執筆時刻 12/24 14:44)

1TOUMA8466G
2AHO4774G
3Badhi2521G
4shota895G

 序盤、各人がドローで事故っており、配置に苦しむ状況。
 初っ端、AHOさんがsyotaさんのウィスプにラルバ+ボーパルソードで突っ込みますが、shotaさんはグレイルを持っていたにも拘らず守らず。グレイル使っても魔力不足にはならないので、守っておくべきだと思うんですが。けっこう大きいプレイだったと思います。
 そんなにAHOさんの1ラウンド枯渇というネタを阻止したかったのでしょうか。
 AHOさんは他にもバードで土地を確保したり、リプレイスでラルバを呼んだりと序盤は有利に事を進めていました。
 TOUMAさんは南にリザードマンを1匹置くのがやっと。ただ、置いた後はXではなくフライだと思うんですが。砦に止まれれば水土地に移動できるし。

 その後、徐々に土地が埋まっていきますが、各地で小競り合いが続いておりなかなか土地のレベルは上がらず。
 Badhiさんは南に風3連鎖を作っていい形になりましたが、ミルメコがshotaさんの執拗なマークを受け、置き直したグレムリンもさらにマークされ、防御アイテムを浪費したりしており、かなりつらそうでした。
 shotaさんはかなり損な役回りをしてたと思うんですが。
 TOUMAさんのリバイアサン侵略が決まってから、shotaさんにとっては不利な流れになってました。

 確実に北エリアの連鎖を伸ばすTOUMAさん。デスでデコイを殺されそうになったりしてましたが、デスは失敗。
 shotaさんはアップヒーバルをリザードマンに打ち込んで連鎖を崩したりしてましたが、さしたる影響はなし。打つならむしろAHOさんの土地に挟まれたS・ジャイアントでは。
 こうすればAHOさんが自動的にバ=アルでジャイアントを始末してくれるはず(たぶん)なので、その空いた火土地をパイロ移動でいただく、ということもできたでしょう。
 まあ、こんなのは俯瞰視点で見てないと気づきにくいですけど。私ならたぶん気づいてないし。

 終盤に差し掛かる頃、AHOさんがリプレイスでshotaさんの南レベル3土地をリトルグレイに置き換え、鬼ダイスでパイロ侵略。AHOさん、1位に。
 が、そのすぐ後、shotaさんのレベル3を踏んでバードを飛ばした後、土地売りの場面に。ここでAHOさん、たった今飛ばしたバードを売ります。
 が、ここはどう考えても先ほどリプレイスで奪った南のパイロを売って、その資金を北のラルバに注ぐべきだったと思うんですが。

 終盤、shotaさん以外の3者が見た目にはほぼ互角という場面ですが、連鎖の数で一番有利なのははっきりTOUMAさん。
 そんな中、BadhiさんがTOUMAさんのレベル4リザードマンを直踏み。
 おとなしく通行料を払ってましたが、せめてナイキーでも出すべきだったのでは……。
 この金でTOUMAさんはヒドラをレベル5にし、目標魔力を越えます。
 その後はAHOさんのレベル3パイロをデコイブレイズで落としたり、(スクイーズでグレイルを潰したのがきいた。ここは上手かった)バインドミスト鬼ダイスリバ侵略を決めたりとやりたい放題。
 最後はXを引いて余裕のゴール。
 私の家に呼びつけたときのヘタレぶりからは信じられませんな(嫉妬)。

 ヘイスト、何気にいいのかな、と思い始めてきました。
 Xと併用するとほとんど土地を踏まなくなりますね。
 ミスルト入れるぐらいならヘイスト入れろですか?


2回戦2ブロック(執筆時刻 12/24 16:34)

1ひげぶちょう10064G
2A.M4097G
3たにだ866G
3あるふ-3142G

 ひげぶちょうさん、序盤からダゴンプリンやらダゴン本体やらを置きまくり。
 あるふさんとはブックがかぶっているようですが、あるふさんの方の配置状況は今一つ。たにださんのマジックボルトがききましたね。
 ただ、あのマジックボルトは撃っていいものなのかどうか、微妙だったと思いますが。放っておいて、ひげぶちょうさんとあるふさんを争わせるのも手だったかと思います。

 あるふさんのテンペストで場が荒れるかと思いましたが、それほどの影響はない模様。その後あるふさん、ダゴン配置時にテンペストを生け贄に。
 私は続けてもう一発撃つのかなと思ったのですが。どうなんでしょう。

 たにださん、なぜか連鎖を崩してまでアルマジロをあるふさんのティラノに移動侵略。手札にグースはありません。つうか、グース持ってたってこんなことやりません。謎です。おもいっきりアルマジロ、犬死になんですけど。
 これが噂に聞く、たにださんの初心者のフリ戦法ですか?
 確かにその後、エスケープでその土地をフォローしてましたけど。ううむ。

 順調に南で連鎖を作るひげぶちょうさん、ダゴンをレベル3に。
 そしてクイックサンドであるふさんをハメて、有利な状況に。
 が、テンペストを持ち歩くひげぶちょうさん。私はこうなるとテンペストは捨てるものだと思っていたのですが、その後たにださんが北で地連鎖を作ってトップに立っていたので、ここまで読んでテンペを保留していたのでしょうか。さすがです。
 で、たにださんがトップに立つとあるふさん、ひげぶちょうさんが続けてテンペを撃ち、たにださんのレベル4マッドマンが死亡。
 さらにひげぶちょうさん、HWXハメ(!)でたにださんをレベル4ダゴンに。
 これでたにださんは枯渇寸前に。

 そういえば、2人で続けてテンペを撃ったときにあるふさんのレベル4ドルールが死んでいたのですが、こんなことになるのならあるふさんはランプロつきダゴンを上げるべきだったのではないでしょうか。
 これは結果論ではなく、あのドルールを上げた場面、普通は反対側を周ってダゴンを上げると思うんですけど……ミスなんでしょうか。うーん。

 話は戻って、たにださんはさらにあるふさんのレベル4ダゴンを踏んでしまいます。
 これでは枯渇して終わってしまうので、あるふさんやむを得ずデコイ侵略に対しウォーターアムルを使用。たにださんに土地を譲ります。
 つらい選択ですな。
 が、ひげぶちょうさんの圧倒的優勢は変わらず、最後はあるふさんがレベル5ダゴンを踏んでサドンデス。試合終了。
 テンペが2人いるときのつらさがよく表れていた試合でした。


1回戦15ブロック(執筆時刻 01/03 19:27)

1SR6578G
2アンクウ7136G
3あやせ6009G
3セトラス3913G

 SRさんは水テンペ、アンクウさんは水、あやせさんは火、セトラスさんは火と風の2色。
 セトラスさんの2色は珍しいと思いましたが、2色にしては召喚に土地コストがかかるクリーチャーが多いのが気になりました。案の定、序盤はかなり配置に苦しんでいたようです。とりあえずデコイをばら撒いてはいたものの、SRさんのテンペで全滅してるし。2色の場合、すぐに置けるクリーチャーで固めた方が良いと思うのですが。

 序盤に頭一つ抜け出したのはアンクウさん。南にボジャの拠点を作り、安定してトップをキープ。
 あやせさんも北にバ=アルとパイロで良い位置に拠点を作り、アンクウさんを追いかけます。
 SRさんはやはりテンペ型の難しさか、序盤は出遅れ。セトラスさんのアップヒーバルが地味に痛かったでしょうか。セトラスさんの得にはなっていないので、あまり効果的な妨害とは思えませんでしたが。あと、これはお約束というべきか、SRさんはマインで自爆したりしてました。
 こうして、中盤まではおおむねアンクウさんとあやせさんの伸ばしあいという展開に。
 みんな移動スペルで土地を避けまくり、戦闘もあまり起こらない地味な展開でした。

 後半、南で風3連鎖を作って徐々に追いすがるセトラスさんですが、周回ボーナス直後にマインに直撃。700G以上の損害。これでセトラスさんはかなり苦しくなりました。
 一方トップを走るアンクウさんは南エリアで3連鎖を作り、さらにリザードマンをHW6で好位置に配置。次のインフルエンスで4連鎖ですが、ここはさすがにあやせさんがメズマでインフルを奪取。うまいです。
 それでも以前としてアンクウさんがトップを守っていたものの、なかなか目標達成へのワンアクションが決められず、5000台の半端な総魔力で城に帰還。
 ここはアンクウさんにとっては難しい局面だと思いましたが、結局もう1周して確実に目標魔力を達成するコースを選んだようです。

 が、この判断が仇になり、アンクウさんはリンカネも移動スペルもなかなか引けず、その間にあやせさんはレベル上げ、SRさんもセトラスさんのレベル4振り込みで総魔力を伸ばして達成圏内に。
 最後はダイス勝負でSRさんがゴール、劇的な逆転勝利を収めました。

 終盤、アンクウさんはメズマシンクを南エリアに使って4連鎖にしていましたが、南ではなく北にシンクを使って2連鎖にしてリザードマンをレベル5にしていれば、もう1周しなくても達成していたのではないか?という気がします。
 SRさんがティラノ+水アムルでアイスウォールに攻めてきたときに、グレイルで守っておくのもありだったかもしれません。
 まあ、アップヒーバルをいつ引かれないとも限らない状況だったので、微妙なところではありますが。
 ともかく、終盤の詰めの難しさを思い知らされる試合でした。



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