第4回全国大会仙台予選レポ
2002/11/17カルドセプトセカンドエキスパンション(以下2EX)が発売されていくらの間もないうちに開催の運びとなった第4回全国大会。
2EX対戦レポ第1弾は、去る11月9日に仙台のシーガル泉バイパス店で開催された仙台予選の模様をお送りします。
本当は2日の札幌予選に出たかったんですが、仕事で行けませんでした、とほほ。[仙台予選ルール]
使用マップ 「マルセスブルク」
魔力条件 7000G
期間条件 40ラウンド
時間制限 30秒
マップ選択 制限あり/通常選択
奪取カード 0枚
土地属性 通常
サドンデス オン
同盟 オフ
バーチャルブック 使用不可
同一カード制限枚数 通常カード/4枚まで
エクストラカード/0枚定員 32名 予選通過枠 3名
抽選した組み合わせで予選を3試合行い、ポイントの合計1位がまず本選出場権を獲得。
同点の場合は3試合の合計総魔力を比較して多い方を1位とする。
予選のポイントで2位〜9位を抽選で2組に分け、決勝戦を行う。
この決勝戦の勝者2名が、本選出場権を獲得。
以上のルールで、3名の仙台予選通過者を決定する。
使用できるブックは、予選、決勝通して1つのみ。
以上が仙台予選のルールです。
勝っても負けても、とりあえず3試合できるというのが嬉しいですね。
運営者のケチロウさんは、「せっかく参加してもらったのに、1試合やって負けたら即終了というのは申し訳ない。参加者の方々には大会をもっと楽しんで欲しかったので、このようなルールにしました」と語っていました。
ここまで参加者のことを考えてくれると、こちらとしても頭の下がる思いです。
仙台が東北のカルド聖地と呼ばれる所以ですね。私の旭川〜仙台間の旅の模様なんぞを書いてもしょうがないので、いきなり予選1試合目の模様をお伝えしたいと思います。
急行はなますの車内は暑くて寝られなかったとか、青函トンネルの中はうるさくて寝られなかったとか、他の客のいびきがうるさくて寝られなかったとか書いてもつまらないですしね。(つーか書くな)
あと、事前にR−ヲカダさんに「初めてシーガルに行く人はタクシーで行った方がいいです」とメールでアドバイスされていたにも拘らず、地下鉄から歩いていけるだろとタカをくくっていたら予想以上に駅からの道程が遠く、時間に間に合わない可能性も出てきてたので思い直して今からでもタクシーをつかまえようとするも全くタクシーが通る気配がなく、仕方なく走ってシーガルに向かったこととか。酷く疲れました。なんだか頭痛もするし。
つーか早く試合の内容に入れですか。すいません。抽選の結果、1試合目の相手はとちろーさん、かわぴーさん、ちばかさん。
シーガルまで走ってきた疲労のせいか、たいした緊張感も感じないまま試合開始。
私の使用ブックは火属性マーブルアイドルブック。公式予選のような真剣勝負なら、普段の遊び対戦よりもマーブルが活躍しやすいだろうと思っての使用でした。
とちろーさんは風コインブック、デコイにレインフォースとかも入ってますな。かわぴーさんは普通の水ブックのようですが、引いてきたクリが重くて序盤の配置に苦労してます。ちばかさんは初期ブック+αという感じ。なんでも話を聞くと、ちばかさんは昨日から2EXを始めたんだとか。おいおい。(笑) いやいや初期ブックは強いので要注意ですけどね。つーか、これじゃマーブル活躍しそうにありませんが。
序盤はクリの引きが悪く、苦労してようやく火土地に2体配置。リビングシールドとニンジャですが。HW1使ってまで占い館にクリ引きに行ってるしなぁ、やっぱブック構成が悪かったんでしょうか。んで数R後、フレイムロード登場。出すときの生け贄はピースかランプロか迷ったんですが、ピースにしました。手札にマーブルありますが。いやまあ、とちろーさんあたりが絶対シニリティとか入れてると思ったんですよね、コインだし。
で、ロードにランプロかけてマーブル配置。まあ、このマーブルははっきり言ってどうでも良かったんですが。活躍しそうにないし。試合は概ね私の優勢で進んでいたんですが、かわぴーさんがシニリティをドロー、とちろーさんの手札にデコイジェムとなかなかやりにくい状況です。しかしかわぴーさんがシニリティですか、きっととちろーさんも入れてますね、う〜むランプロ切らなくて良かったです。しかしかわぴーさん、シニリティをボジャの生け贄にしてしまいました。これはラッキーです。
マーブルなんですが、予想外にいい仕事してます。かわぴーさんがグレンデルやらアイスウォールやら置けなくて困ってます。ちばかさんやとちろーさんも地味に制限くらってますね。これで私が先にデコイを置いてしまえばとちろーさんのデコイジェムを封じられて完璧なんですが、そう都合よくデコイは引けません。なぜかとちろーさんは私の土地をなかなか踏まないので助かってますが。
あと、ちばかさんがウルフにカモフラージュをかけてました。そして誰も倒せません。やはりウルフは最強なんでしょうか。中盤、私がリプレイスをドロー。とりあえずとちろーさんのコンボが怖いのでリプレイスでとちろーさんの拠点のグリフォンをデコイに交換。私の手札にはソーサラーがいるので、運が良ければレベル4土地を奪えます。まあそんな都合よくいかないよなぁ、と思ってたら本当にそのデコイを踏んでしまいました。とちろーさんは「マジかああああ」とうめいています。私も驚きました。いきなり運を使いすぎているんじゃないかと不安になります。
こうして入手したレベル4ソーサラーを、皮肉にもとちろーさんが踏み。さっきリプレイスされたグリフォンで攻めてきますが、カウンターできっちり守ります。マジで運使い過ぎなんですが。
気がつけば終盤、私はレベル4のニンジャを5に上げれば達成なんですが、わけのわからないビビリでランプロつきロード様を4に。で、城でボーナスをもらいましたがやっぱり少し足りなくて達成できず。
今度こそとロード様をレベル5にすると、なんとかわぴーさんがここを踏んでしまいました。だから運使い過ぎだっつうの。結局、総魔力10000Gオーバーで余裕の勝利。あまりにも上手くいきすぎました。もう勝てないんじゃないかと不安になります。
28ラウンド
1 機械科ボイラーズ 11257G 2 ちばか 3795G 3 とちろー 1752G 4 かわぴー 206G 昼食を挟んでの2試合目。相手はadumaさん、ねこさん、レナンさんです。
つーかこの卓って、1試合目で全員1位じゃないですか。何者かの陰謀としか思えません。つらすぎです。
しかし逆に言えば、ここで勝ってしまえば相当有利になるということです。と理屈ではわかっていても、最下位だけは避けたいなぁ、などと弱気なことを考える私でした。序盤の手札から、ねこさんとadumaさんは風、レナンさんは火だと判明。うーむ、マーブルなので、被らないようにと火を選んだのに被ってしまいましたか。第一、なぜにマルセスで火2人風2人ですか。ありえません。
私の開幕の手札のクリはピラーフレイムのみ、ここはXで占い館にGoかと思いましたが、すでにレナンさんにパイロドレイクを配置されてしまったという焦りがあったのか、Xで火土地にピラーを配置。なんか間違っているような気もしますが。
次のターン、ドローはマーブルアイドル。で、ダイス1。
お、いきなり2連鎖で手札にピースが2枚、いきなりマーブル安泰じゃんラッキーと思ってたら、直後にねこさんが鬼ダイスでマーブルに突っ込んできやがりまして、ケンタウロスでマーブルを殺してしまいました。やっぱり前の試合で運を使いすぎていたんじゃないでしょうか。それ以前にやっぱり初手Xで占い館行っとけですか。この後の展開はあまり書きたくないんですが、やっぱりちゃんと書かないとダメですかそうですか。
私以外の3人は順調にクリを配置してるんですが、私の引いてくるクリはリビングシールドとかソーサラーとか、まあそんな感じです。つらすぎですって。やはりブック構成に問題があったようです。
そうこうしてるうちにマップの上半分はどんどん埋め尽くされていきます、そりゃ火と風しかいないんだからそうなるでしょうが。すでに火の空き地はあと1つのみ、私はまだ最初のピラーフレイムでしか火土地を取れてません。しかもレナンさん、コンジャラーとか置いてるし。これはまずいです。
最後の火土地だけは渡せないので、慎重にマス目を数えて気合いでレナンさんからメズマX、最後の火土地をなんとか獲得しました。置いたのはコンジャラーですが。魔力が余ってたので、ピラーフレイムをレベル4に。しかしこんなの絶対踏んでくれそうにありませんが。
やっぱ土地少ないときついです、殴れないブックなので置き負けたら終わりですしね。地形変化もヒーバル2インフル1じゃ少な過ぎましたか。
とりあえず先ほどのコンジャラーをケットシーに交換、猫かよ頼りねぇなぁとか思いつつ他に上げるところもないので猫を上げようかと思いましたが、レナンさんの手札にコンジャラー+フュージョン、ヘイスト中なので3分の1で踏まれます。リビングシールドじゃ防げません。しかしまったく上げないというのも寂しいのでレベル2に。「寂しい」という理由で上げたのが大間違い、レナンさんが見事に猫に突っ込んできて情け容赦なくコンジャフュージョンをぶち込んでいきます。このとき私は心中で密かに、リビングシールドの投入を勧めたハーミットさんを逆恨みしました。人間小さ過ぎます。手札にインフルエンスが来ましたが、2連鎖を作るにはバクチインフルになってしまうので保留、その後うっかり地で2連鎖を作ってしまいました。あまりにもダメです。
こうして不人気だった地土地も埋まってきて、残る空き地は後1つとなっところで、レナンさんがよりによってその空き地にマインを置いていきやがりました。adumaさんが「空き地に置くな」と文句を言っています。私も全く同感です。
そのマインなんですが、ええこういう展開ですから、最下位の私がきっちり処理しましたとも。
まあ避けようと思えば避けられたんですが、避けた先って全部通行料320Gのレベル3なんですよね、まあ振り込むよりはマシってもんでしょう。つーかふざけんなこのクソマイン(以下検閲)私がそんなヘタレプレイをかましてる間に他の3人は3つ巴のデッドヒートを繰り広げてましたが、レナンさんがadumaさんのレベル4ミルメコを踏んでしまい均衡が崩れました。
これでadumaさんが7000Gを越えリーチ、このまま勝利かと思いましたが、ここで私がねこさんのレベル4ケンタウロスを踏んでしまい、直後にねこさんがダイス7で拍子抜けな達成、最後の最後まで私はヘタレでした。手札にはHW1と2があったので、振り込みは避けようと思えば避けられたんですけどね。adumaさんには申し訳ないことをしました。現金があれば手札のフレイムロード+フュージョンでケンタウロスを落とせたんですが。やはりこうなったのもあのクソマインのせいですね。そういえばマインて、セプターの糞みたいなものですよね、垂れ流してるし。今度から戦略上全く意味の無いただ垂れ流しただけのマインを「うんこマイン」と呼称することにします。どうですか思い知りましたかうんこマイン。そんなわけで、絶対に避けなければならなかった最下位を見事に取ってしまいました。とほほ。
27ラウンド
1 ねこ 7327G 2 aduma 7010G 3 レナン 4159G 4 機械科ボイラーズ 822G もう後がない3試合目、相手はカチモリさん、マネーダさん、ケムさんです。ありえないメンツです。何者かの陰謀としか思えません。つらすぎです。
開幕、まずカチモリさんが水土地にミルメコを配置。どうやらカチモリさんのくせにネタブックではないようです。許せません。
続いて私、手札のクリがロード様だけという相変わらずの開幕、Xがあるだけマシってことで当然占い館に直行。引いてきたのはマーブルアイドル。
「やべえええええ」と早くもマネさんが騒ぎ出しました。続いてケムさん、やっぱり水にミルメコを配置。そしてマネさん、手札にアイスウォール、ホープを使用して引いてきたのはミルメコとクイックサンド。どうやらみんな似たようなブックですかそうですか。マーブル最強場発生ですか。
「やべえってやべえって」と言いながらマネさんが振ったダイスの目は、7。置けません。「もうダメだあああああああ(注:まだ1ラウンド目です)」
2ラウンド目、私はマーブルを配置。手札にはピースとカウンターアムル。完璧な布陣です。エグザイルも一緒にあるのが邪魔なんですがね。メズマされるかもしれません。
このラウンド、マネさんは息を切らしながらアイスウォールを配置。
3ラウンド目、カチモリさんのドローはアイスウォール。笑いまくりです。当然置けないので、最初に置いたミルメコをマーブルに寄せてきました。マーブルピンチです。まあ手札にカウンターあるんですが、2試合目でマーブルを失うことに臆病になっていた私はピースを使用。
エグザイルを早く捨てたかったんですが、やっぱりカチモリさんにメズマされてしまいました。しかし、すぐにマーブル再配置。マーブルの居場所が水から風に移ったので、水の空き地が増えて微妙にカチモリさんは得をしてるんでしょうか。私以外の3人が、次から次へとアイスウォールとミルメコを引いては捨て引いては捨てを繰り返している光景は非常に笑えるのですが、実は私もあまり配置が進んではいませんでした。やはりブック構成に問題があったようです。
それでも一応ニンジャとバ=アルで2連鎖を作って、バ=アルをレベル4に。しかしながらケムさんもほぼ同時にミルメコレベル4を作成。カチモリさんも3連鎖だし、これだけマーブルが機能しててこれじゃやはりブック構成に(しつこい) マネさん? とりあえずアイスウォール1連鎖をレベル2にしたりしてますが。大いに笑った序盤から中盤に移る頃、私はリプレイスからロード様召喚、ウィスプ配置、イフリートでマネさんのビジョンを侵略(マネさんグース使用)で、火4連鎖完成。しかしカチモリさんも水4連鎖、ケムさんも水3連鎖、マネさんも地3連鎖(地変はウェザリングなんですが。一応風は2連鎖)、なんだかんだで横一線て感じです。
そんな中、私を除く3人が嫌々ながら北ルートを回ろうとしているところで、私がHW1をドロー。例によって「そんなもん入れるなあああ」とか騒いでます。なんだかこの卓、異常に騒がしいような気がするのですが、周囲に迷惑がかかっていないのでしょうか。心配です。しかしながら、ケムさんはダイス7で私の火連鎖地帯を軽やかに通過。マネさんもヘイストであっさりと通過。期待していたのに、2人には失望しました。前のターンにS・ジャイアントをレベル3にして所持金を減らし、天然ラントラする気満々だったカチモリさんまでもがレベル4バ=アルを通過、踏んだのはレベル2イフリート。しょぼいです。
次のターン、カチモリさんにHW1でレベル3ウィスプにはめることができますが、やはりしょぼいです。むしろラントラでカチモリさんは得をしてしまいますが。
迷った末、「とりあえず320Gもらっとくか」という超単純思考によりカチモリさんにHW1を発動。カチモリさんはエスケープをドローしますが、もちろん避けるわけはありません。レベル4グリンデローを売り払い、大量の魔力を手にするカチモリさん。んで、次のターンに私の通り道のS・ジャイアントをレベル5に上げやがりました。手札にはクイックサンドとかありますが。『しまったあああああああ!』
どうやらヤブヘビだったようです。「踏んだらシャレにならない」という、またしても超単純思考によりS・ジャイアントにアップヒーバル発動。通行料は2560Gから1280Gに半減。
・試合終了後のマネさんとの会話
マネ「あそこはヒーバルキープですよ」
機ィ「いや、あれが初めて引いた地形変化だったから、まだブックに残ってると思ったんだよね」
マネ「うーん、でも今回残ってるからって引けるとは限らないですからね」
機ィ「まあ、確かにミスだったかも」などともっともらしいことを言ってましたが、白状します。私はあのとき、ブックの残りなんぞ考えてませんでした。脊髄反射的にヒーバルを打ちました。すいません。アホでした。
で、このターン踏んだ場所はマネさんのレベル3ナイキー。私の手札のニンジャフュージョンで落とせますが……。
次のカチモリさんのS・ジャイアントはどうせグレアム持ちなので倒せません、他に使えそうな場面もなさそうだったので、私はマネさんに謝りながらニンジャフュージョンを使用(マネさんグース使用)。風レベル3を強奪。とりあえずこのターンはS・ジャイアントを踏まなかったものの、次のターンのクイックサンドがひたすら怖いです。
何気にケムさんがカチモリさんのグリンデロー跡地にこっそりとフェイトを配置し、4連鎖に。
で、カチモリさん、火土地のままですが予定通りクイックサンド。ところがカチモリさん、ここで振ったダイスで私のレベル4バ=アルに直撃。960G貰いました。
どうですか皆さん。あの一見無謀なHW1ハメは、カチモリさんを私の支配する北ルートに誘導するために打った、大胆にして緻密な一手だったのですよ(都合良く解釈し過ぎ)。カチモリさんはガスクラウドをレベル4にして売りさばき、被害を軽減。
960G貰ったとはいえ、1280GのS・ジャイアントに捕まったらちょっと分が悪いよなぁ、でもしょうがないかと思ってたら、なんとここでテレポートを鬼引き。「そんなもん入れるなあああああ」
カチモリさん絶叫。私は当然テレポ使用で回避。1歩戻って占い館に。むちゃくちゃ結果オーライなんですが。
で、気がついたら総魔力6514G、やばいって、勝てるかもとか思い始めてしまいました。
しかし私の手札には地形変化がなく、他の3人の手札には、カチモリさんシンク、ケムさんシンク、マネさんインフルにウェザリングと、上がるに上がれないかなり嫌な状況です。ウェザリングは風2連鎖を持ってるのでたいした問題にはならないんですけどね。ここでケムさん、マネさんのウェザリングをサプレ。うーむ、どうなんでしょう、私がメズマ引きでウェザを奪うのを警戒したんでしょうか。とりあえずヒーバルキープしてたら、たぶんヒーバルサプレされてましたね、またしても結果オーライです(いいのかそれで)。
で、振ったダイスでケムさんマネさんのレベル4アイスウォール踏んでます。これが後の逆転劇の序章になるわけですが。
私の番になりダイスを振りますが出た目は1、火連鎖側に向かって上げるか下に向かって周回するか迷いましたが、上げても絶対にシンクが飛んでくる以上遠回りは避けるべきと判断し、下のニンジャレベル3に。いつのまにかピースを引いていたので、S・ジャイアントを踏む心配はありません。ここでニンジャを上げるべきかどうか迷いました。
現在
火4連鎖(400+400+400+800)*2=4000G 風2連鎖(100+400)*1.5=750G 現魔力 1764G 総魔力 6514Gニンジャをレベル5にした場合
火4連鎖(400+400+400+800)*2=4000G 風2連鎖(100+1600)*1.5=2550G 現魔力 564G 総魔力 7114G
対戦中にここまで正確な計算をしたわけではありませんが、ニンジャを5にすれば達成できるような気はしていました。
しかしその場合、間違いなくシンクが飛んできます。迷った末、私は何もしませんでした。
が、遅かれ早かれシンクを打たれるのなら上げてしまっても良かったような気がします。
ここまで3人のブック構成を見てきた印象ではニンジャが落とされる可能性はほとんどないと思いましたし、私がヒーバルかインフルを引けばその時点でほぼ終了です。第一ドレイン引かれたら即引きずり落とされますが。
というわけで、どうやらミスってしまったようです。リプレイ見て検証した結果気づいたんですが。うああああああ。マネさん、先ほどケムさんからせしめた通行料で地3連鎖のデコイ(ケムさんの2歩手前)をレベル5に。なんか密かにマネさんやばいことになってますが。
カチモリさんはシンクをS・ジャイアントに打ち込み連鎖復旧、そして城に止まって地形変化、再び4連鎖に戻しました。
これで場にある地形変化はケムさんのシンク、マネさんのインフルに。猛烈にむずいです。
私の番、ドローはソーサラー。なんかレベル5のデコイがいますが、あれは誰のでしょうか。
マネさんがまた騒いでいますが、もはや何と言っていたのかは覚えていません。
とりあえずS・ジャイアントにピースをかけ、ダイスを振って出た目は1。水の空き地に止まってコンジャラー配置。ぐああああああ、やっぱりニンジャ上げてりゃ勝ってたじゃあああああん! いやいや待て待て、ちゃんと計算してみましょう。ニンジャを5にした後、ニンジャにシンクを打たれていた場合
火4連鎖(400+400+400+800)*2=4000G 風1連鎖 100G 水2連鎖(1600+100)*1.5=2550G
現魔力 564G-ピース70G-コンジャラー40G=454G 総魔力 7104Gニンジャを5にした後、レベル4バ=アルにシンクを打たれていた場合
火3連鎖(400+400+400)*1.8=2160G 風2連鎖(100+1600)*1.5=2550G 水2連鎖(800+100)*1.5=1350G
現魔力 564G-ピース70G-コンジャラー40G=454G 総魔力 6514Gというわけで、ケムさんかカチモリさんかは定かではありませんが、シンクを打った人がミスをしていなければ私がニンジャを上げたところでやはり達成はしていなかったようです。どちらにしてもニンジャを上げといて良かったような気はしますが。
つーか水土地にコンジャラーを置けることを前提にした計算なんて結果論にも程がありますか。ケムさんはインフルエンスをドロー、ダイスは1。レベル5デコイの一歩手前。
マネさんはグレアムをドロー、ダイスは4。占い館でカウンターアムルをドロー。
なんか叫んでましたが、やはりよく覚えていません。
カチモリさんはガスクラウドをドロー、占い館でパーミッションをドロー。城横のボジャをレベル3に。
私の番、HW2をドロー。ここで決断を迫られます。ケムさんにHW2をかけるか否か?
放っておくと、マネさんのレベル5デコイを踏みそうな気がします。確信めいた、猛烈に嫌な予感がしていました。
迷いに迷いましたが、貴重なHW2でそれはないだろう、いくらなんでも3連続1なんてことは、亀メダル取れるじゃんと思い、ダイスを振ります。
出た目は3。城を越えてケムさんのレベル3キングトータスに止まり、288Gの支払い。つーか危険な南ルートに向かって良かったんでしょうか。リプレイを何回も見直してますが、この点は未だに結論が出ていません。そしてケムさんのターン。ドローはコロッサス、ダイスは1。
「やっぱりケムさんかああああああああああ!」
私は思わず叫んでいました。甘かったです。前のダイスが1だろうが、その前のダイスも1だろうが、1が出る確率は等しく7分の1だという単純な真理を見落としていました。
ケムさん、マネさんに2304Gの支払い。
これでマネさんが光ってしまいました。やばすぎです。あまりにもまずいです。しかもマネさん、このターンでホーリーグレイルをドロー。これでソーサラーでデコイを倒せなくなってしまいました。
やばいって。
続いてカチモリさん、私と来てドローはメズマライズ。もうダメです。パニックです。こんなもんどう扱っていいのかわかりません。
とりあえず雰囲気に流されて、マネさんの足を遅らせるべくHW2。リプレイを見ているとものすごく馬鹿なんですが。
検証した結果、このターンの正解はメズマでマネさんのインフルを奪ってニンジャに打つ、そして次の番ケムさんにシンクをデコイに打ってもらう、というものでした。これでマネさんの達成はなくなります。が、このときの私は全く頭が回らず、HW2で試合を引き伸ばすことしか考え付きませんでした。ともあれマネさんにHW2を使ってダイスを振ると5、マネさんのレベル1ビジョン。ここで2択戦闘になりました。
侵略側:ソーサラー 素 or カウンターアムル
防御側:ビジョン カウンターアムル or ホーリーグレイル緊張の一瞬、私はアイテム不使用、マネさんはカウンターアムル使用。なんとか読み勝ち、マネさんの連鎖を切り崩すことに成功しました。
総魔力を見るとマネさんの魔力は7000を切っており、次のターンマネさんはアイスウォール(実はこいつ、最初に置いた奴ですな)をレベル5に。総魔力は6881G、次インフルで達成かよまずいな〜と思ってたら、カチモリさんが今上げたアイスウォールを踏みやがりました。もう勘弁してください。えーとですね、マネさんの総魔力は現在8801G、現魔力3601G、かなり終わってます。
で私のターン、メズマでケムさんのシンクを奪ってマネさんのデコイに。もうマネさんには2連鎖すらありませんが、それでも総魔力は7201G、とほほです。つーかシンク打ち込むのって私の仕事じゃないような気がするんですが、一応2位だししょうがないんでしょうか。
ケムさんのターン、砦に止まってフェイトの能力を使用、ドローはドレインマジック。「うおおおおおおお」
次のターン、マネさんが城に着かなければ勝負はまだわかりません。
マネさんのターン、ドローはパーミッション、パーミを使用し、ダイスは……。7。
負けました。
くおおおおおおおおおお。
いやまあ、確かに私の詰めは甘かったしミスもありましたが、そりゃねぇだろ〜って感じです。
でもミスしなけりゃ勝ってました、たぶん……。やっぱり私が弱かったということでしょうか。
こうして私の仙台予選は幕を閉じました。30ラウンド
1 マネーダ 7581G 2 機械科ボイラーズ 6236G 3 カチモリ 3234G 4 ケム 2184G この後は決勝戦とかがありまして、まあ見ていていろいろ面白かったです。きつねさんのクソゲー発言とか。
で、仙台予選を通過したのは、ねこさん、アイルトンさん、カチモリさんでした。おめでとうございます(投げやり)。予選終了後、帰りの北斗星発車までだいぶ時間があったので、それまでケムリさん達と一緒にこだっくさん宅にお邪魔することに。
翌日の山形新庄予選に向けて、ケムリさんのスパーにお付き合い。ケムリさんは全滅型テンペブックを使用。
このとき、なんだか私がケムリさんに説教をしたらしいのですが、よく覚えていません。
「テンペスウォームは39R目までとっておかないとダメです」とか、「ケムリさんからテンペとコインを取ったら何が残るんですか」とか言ってたと思うのですが、あれが説教だったのでしょうか。で、翌日の新庄予選はケムリさんが通過しました。使ったブックは普通の風ブックだったそうです。
これを知ったとき、私の知っているケムリさんは死んだと思いました。予選通過おめでとうございます(投げやり)。北斗星では、乗り込むなり熟睡しましたね。はまなすではほとんど寝られなかったし、疲れてたんでしょう。それはもう快適な旅でした。目が覚めたとき切なさがこみ上げてきたりしましたが。
まあ、予選通過はなりませんでしたが、楽しかったです。仙台に来て良かったと思いました。また機会があったら仙台には遊びに行きたいですね。
では、この辺でレポを終わらせたいと思います。このような乱文を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。[おまけ・使用ブック解説]
・クリーチャー(18枚)
デコイ1 ニンジャ1 マーブルアイドル3 リビングシールド1
ルナティックヘア1
イフリート1 ウィルオーウィスプ1 ガスクラウド1 ケットシー1
コンジャラー2 ソーサラー1 パイロドレイク1 ピラーフレイム1
ピラリス1 フレイムロード1・アイテム(4枚)
カウンターアムル2 フュージョン1 ペトリフストーン1・スペル(28枚)
アップヒーバル2 インフルエンス1 エグザイル1 テレポート3
ドレインマジック2 ピース3 ヘイスト3 HW1 1 HW2 1
HWX 4 マナ3 メズマライズ2 ランドプロテクト1
リプレイス1
見ての通りのマーブルアイドルブックです。
公式予選のような真剣勝負の場では、必然的にカードのチョイスが偏りがちになります。
その盲点を突いたブックと言えるでしょう。
マップがマルセスブルクということで、アイドル戦略は完全にメタ外と予想しての選択でした。
マーブルで色がかぶるとまずいので、属性はかぶりにくい火。
成績は振るわなかったものの、コンセプト的にはかなり成功していたように思います。反省点としては、クリーチャーの少なさでしょうか。
一応数だけは18枚なんですが、マーブルは最初に1体置いたら後の2枚はゴミですし、そもそもクリーチャーに数えるのは間違いです。
リビングシールドも基本的にアイテムなので数えられません。
イフリートやフレイムロードのような重いクリーチャーも、あまりアテにできるものではないでしょう。
さらに、ウサギやソーサラーのような初手で引いてきても嬉しくないクリーチャーも除外した方がいいですね。
こうして見ると、初手に欲しい配置クリーチャーは実質半分ぐらいしか残っていません。少な過ぎです。そりゃ2戦目で最下位も取りますね。
どうやら、マーブルブックの性質上クリーチャーの種類だけは多くなるので、パッと見これで数は十分と思い込んでしまったようです。愚か過ぎます。今改良するなら、エグザイル、HW1&2、ランプロを抜いてクリーチャー3枚追加、ヒーバル1枚追加ってとこでしょうか。
エグザイルはゼファーさん宅のスパーで提案され、「ピースからエグザイルに繋げるのは面白そうだ」ということで採用したのですが、「面白そうだ」というだけの理由で採用するのはやはり間違いだと思いました。
HWやランプロは役には立つのですが、なくてもブックの機能には差し支えないので、まずは安定して機能するブックを目指した方がいいようです。パーミがないのは、ハーミットさんの札幌予選通過ブックのパクリです。実際なくても何の問題もないと思いました。
錆びたゲェマァにハーミットさんのブック解説が掲載されてますので、そちらもご覧になってみると良いでしょう。