グルーヴ地獄V(ファイブ)
オーパス値段・その他

怪しげなOPムービー。意味不明なトラックとそれに轢かれるオヤジ。
ギャーッ!!グルーヴ地獄ッ!ファイブ〜〜ッ!!!」絶叫するオヤジ
オープニングからして訳わかんないっす、このゲーム。で、ムービーが終わってタイトル画面へ。
すると今では考えられないよーな、シンプルってゆーかそんな絵が。それに合わせて

グルゥゥゥゥヴじぃぃごくファァァイブぅぅ
なんか歌ってるし。

とまあ。こんな訳の解らない出だしでナニかと思いますが、アレなゲームです。
だって未だに良くわかんねーんだもん。

大まかなゲームの流れは、主人公が地獄で各種のバイトをして金を貯め、その金をガシャガシャに
つぎ込み、失くした音ネタを取り戻すっちゅー具合でしょうか。
その音ネタをもって曲作りに励むのが本来の目的といえます。
しかしこのゲーム。本来の目的など、実際のところどうでも良いのです
金を稼ぐのが目的である「バイト地獄」こそが、このゲームの真の面白みであると我々は見ました。
ボールペン工場、崖レース、交通量調査、薪割り、心霊写真鑑定・・・・
金を稼ぐより、音ネタを集めるより何よりもこの「バイト地獄」と称するミニゲームに
ハマってしまうこと請け合いって感じで。
チープな画面に音楽、なんていうか70〜80年代を思わせるようなこのミニゲーム。
「カセットビジョンの木こりの与作やりて〜〜」とか思わず叫んでしまいそうな。
まあ、チープじゃないものもありますが。それらは正体不明の生物(かどうかもわからんが)やら
なんかすげーイヤ臭いキャラが出現する、まことに怪しげなものばかり。

「薪割り」などはその典型的なものでしょう。ルールは怪しげなババアの差し出す薪を
タイミング良く割っていく、という至って単純なものです。がしかし、ババアの差し出すのは
薪だけではありません。あろうことか、ウサギ・コアラ・イルカなどを差し出してきます。
もちろんそれらを斬ればゲームオーバー。ズビュシュッという音と共にまっぷたつにされる動物。
「やってしまった・・・」というプレイヤーの苦悩を尻目に、観客からは嘲笑が浴びせかけられるのです。

変わったところでは「ボールペン工場」でしょうか。
内容は流れてくるボールペンに正しくキャップをはめて送る、ただそれだけのものです。
ですが、なんとこのミニゲームにはゲームオーバーがないのです。
ただ延々と流れてくるボールペンに、これまた延々とキャップをはめ続ける。
周りに居る他の労働者の喋り声と、機械の音以外は何も聞こえて来ません。
ただ黙々と仕事を続けるしかないのです
最初こそ良いでしょう。しかし本数が増えるにつれて、

「オレは歯車の一つでしかないんだ」
「オレがいなくてもボールペンは生産されるんだ」

そんな気持ちに襲われ、苛まれ、大抵の人は生産手当を貰って工場を後にしてしまうことでしょう。
しかしそれを乗り越え、驚異的な速度と正確さを備えた熟練技術者には、
多額の生産手当と特別手当を手中におさめる事ができるのです。

ただ。どんなに熟練された技術をもっていたとしても、千本も作ったところでイヤになって
止めるのがオチですが(わ


で、ゲーム全体の感想ですが。面白い、っていうか笑えます。
クソゲーを狙って作ったらしいけど、こんなもんクソゲーでもなんでもありません。
狙って作ったクソゲーなんてクソゲーとは言えない。そういうことですね。
オレ的には十分楽しめましたよ。

さすがに誰にでも勧められるものではないですけど。



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