産業観光資源のご紹介
世界初の「利雪型ライスファクトリー」
  (雨竜郡沼田町字沼田)

  
 石狩平野の北端に位置し、コメを中心に農業を基幹産業とする沼田町は、利雪技術の先端を走る町として有名。同町には、平成8年9月に完成した世界初の米殻低温貯留乾燥調製施設(通称:スノークールライスファクトリー)がある。この施設はコメの乾燥と低温貯蔵という2つの役割を兼ね備えた複合施設であり、特に低温貯蔵施設は、毎年降雪量が7〜13mに及ぶ豪雪地帯にある同町の雪を冷却源として有効活用したもの。
 各農家が秋に収穫し、自宅で17%前後まで半乾燥させたコメを籾の状態でファクトリー内の貯蔵庫に運び入れ、貯留ビンと呼ばれる剛鉄製の巨大なマスに納める。この貯留ビンの中で自然の外気を除湿し、乾いた空気を送風する除湿乾燥方式により、1日に0.5%ずつ水分量を減少、5日間かけて14.5%前後になるまで仕上げ乾燥を行う。このようにゆっくり時間をかけた乾燥工程は、コメ割れを防ぎ、また籾による貯蔵は玄米による貯蔵よりも美味しさを保つと言われている。
 また、乾燥させたコメは、毎年3月に貯雪庫内に投入される1,500トンの雪の冷気によって、温度5℃、湿度70%の状態で保管され、コメの品質劣化を防ぐことになる。
 平成9年、本施設で貯蔵された最初のコメが籾摺りされ「雪中米」として初出荷。夏でも食味が落ちないブランド米として毎年品薄になるほどの人気を博している。

(問い合せ先:沼田町役場農業振興課0164-35-2114)

[施設概要]
貯 雪 量 :1,500トン(およそダンプ500台分)
貯雪槽容積:3,696m3
籾貯蔵能力:2,500トン
<外観>
<外観(田植え)>
<貯雪庫>
<貯留ビン>

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