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| ■支部長挨拶 |
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平成24年 年頭挨拶 |
| 北海道支部長 日野 隆 |
皆様にはますますご健勝にて新年をお迎えになられたことと心からお慶び申し上げます。
失われた10年がいつの間にか20年となり、それさえも通過点かと思わせる出口の見えない環境が続いています。失われた10年の始まりは1990年で、前年の消費税導入が大きく影響しました。数年先に予定されている消費税率の引き上げが、失われた30年への引き金にならなければいいがと懸念しています。この20年、バランスシートのスリム化を急ぐあまり、慎重になりすぎたのかもしれません。欧米式の経営思想があらゆる場面で日本らしさを失わせてしまった20年でもありました。昨年の某社の粉飾を最後に、真の意味でバブルの後始末は済んだのではないでしょうか。バブルの清算がすでに終わっている日本と清算中のアメリカ、これから始まる欧州、欧州の影響を受けてもうすぐ始まる中国。その中国の影響を受けて縮小が予測されるアジアの新興国。相対的にみれば、日本はいつの間にか身軽で優位な立場に立っていることに気づきます。このような流れの中で、現場力に裏付けされた技術力のある国が優位に立っていることに気づきます。洪水の中で技術力の高さを垣間見せた国と巨大な組立工場を持っているだけで現場に技術力が育たない大国。欧州でも技術力の高い国はそれなりにバランスを保っています。国の成り立ち、国民性の違いによるところが大きいとはいえ啓蒙、教育の大切さを実感します。
日本は戦後、日本生産性本部の提唱する生産性運動の三原則を愚直に実践してきました。(少しそれますが、ジョブズ氏の Stay foolish は「愚か者であれ」と訳されることが多いようですが、「愚直であれ」のほうが適訳だと思っています。)生産性向上運動が現場力を高めて技術力の基礎になり、日本の競争力を高めてきたことは間違いのないところです。経営者が現場を大切にして、現場と一緒に考えることは至極当然のことでありました。我々の現場がどこなのかをもう一度問い直して、現場力を原動力に愚直さをもって変化に対応する時だと考えます。年末に日本が浮上できたことを実感できることを願います。
さて、日本包装技術協会は昨年10月に公益社団法人への移行が認定されました。当会が一業界団体ではないことと、長年の公共性の高い事業活動が認められたものであります。今後は包装に関する知識及び技術の普及、包装適正化による合理化を推進するとともに、包装に係わる人材の育成等の事業を消費者との連携をより深めた形で実施していくことになります。北海道支部におきましても、皆様のお力添えをいただきながら「創意工夫により、包装の未来に挑む」という理念に向かって活動してまいりたいと考えていますので、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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