1999 ル・マン24時間耐久レース 予想と見解

ういっす。
6月になっちまいました。
6月といえばルマン。
今年はきちんとうちのページでも予想してみようかなと思いまして書いてみました。
今年のルマンに出場する車のクラスには「LMGTP(屋根つきGTカー)」「LMP(屋根無しレーシングカー」「LMGTS(市販車改造)」「LMGT(LMGTS同じようなもん)」の4クラスです。
LMGTS、LMGTは総合優勝を狙のはほぼ無理ですので残り二つに絞って予想&解説をしたいと思います。
LMGTPは「ルマン-GTプロト」の略で昨年のGTクラスで必要だった市販車登録をした最低一台の同型車というレギュレーションを取っ払ったクラスです。
ただ、昨年便利さ炸裂していたABS(アンチロックブレーキシステム)やTCS(トラクションコントロールシステム)が禁止されてますし、面倒なクラッシュテストなどが廃止されてますので去年よりかは格安でできるのがいいところではないでしょうか。
ただ、ホイールの径がGTPより1インチ小さくタイヤの耐久度に不安があるとされていますが。
まあGTカーと銘打っていますが中身はほとんどCカーですね。
LMPは「ルマン-プロト」の略で2座席を持つオープンのレーシングカーのことっす。
一昔前のCカーの屋根をぶった切ったものという言い方が一番近いかもしれません。
前面投影面積などの点でGTPより有利とされていますが、エンジンのパワーを制限するエアリストリクターの径が小さく、パワーが出しづらいというハンデがあります。
さてさて、ではLMGTPクラスとLMPクラスの出走有力各車の紹介と見解を・・・。
 
 ルマンのTV朝日のサイト タイムなどが見れます
 
LM-GTP クラス
トヨタ TS020 (トヨタ・モータースポーツ/TTE)
1号車 M.ブランドル/E.コラール/V.ソスピリ
2号車 T.ブーツェン/A.マクニッシュ/R.ケレナース
3号車 片山右京/鈴木利男/土屋圭市
 
予想◎ 逃げ
 
 昨年22時間半までトップを走り、優勝寸前まで行ったTS020を熟成させて送り込んできた。
去年のレースでトラブルが続出したギアボックスを徹底的に改良しトヨタ関係者をして「絶対壊れない」と豪語するほどに。
さらに今年の予備予選で片山右京らがぶっちぎりのタイムを記録するに当たって、ますます大本命の座を揺るぎ無いものにしてレースに挑む。
ドライバーズラインナップも超一流。
多分1号車と3号車が好き勝手飛ばして2号車がペースを守ってレースという感じになるのでは。
PQのタイムからみる限り他のチームはついていけ無いんではないかと思います。
死角があるとしたら人為的なミスとエンジン周りではないかと。
 
 
AMG メルセデス CLR(AMG MERCEDES)
4号車 J.M.グーノン/M.ティーマン/M.ウェーバー
5号車 C.ブシュー/P.タンブレック/N.ハイドフェルド
6号車 B.シュナイダー/F.ラゴルス/P.ラミー
 
予想× 先行
 
 昨年のマシンと大きく違うブランニューマシンを送り込んできたメルセデス。
全高1Mに満たないボディは相変わらずむっちゃかっこいい。
ただ、信頼性、速さの両方ともPQを見る限りでは欠如している模様。
たぶんエースは6号車だと思うんでそれがトヨタを追っかけるとおもうが、どこまでついていけるか。
ただ、メルセデスだけに隠しだまをもっていてとんでもなく速くなってる可能性もあるので侮れないっすが。
 
 
アウディ R8C (AUDIスポーツUK)
9号車 C.アブト/S.ヨハンソン/S.オルテッリ
10号車 P.マッカーシー/A.ウォレス/J.ウェーバー
 
予想  差し
 
 アウディの秘密兵器。
直前まで誰にも知られず開発してきた謎のマシン。むちゃくちゃかっこいい。
ただ、秘密兵器すぎて誰にも知られず開発しただけあってテスト不足は明らか。
あんまし速くないはドアをふっとばすわでもう大変。
GTのほうは結構厳しいのでは。
ただ、むちゃくちゃかっこいいのはたしか。必見。
 
LM-P クラス
 
アウディ R8R (AUDIスポーツ/ヨーストレーシング)
7号車 L.アイエロ/M.アルボレート/R.カペッロ
8号車 F.ビエラ/E.ピッロ/D.デイズ
 
予想  先行
 
 アウディはこっちのほうが本命か。
ただ、やはりまったくの初挑戦であり耐久力に問題あるのはたしか。
いくらなんでも初挑戦で初優勝は限りなくむづかしい。
がんばれ。
でもこっちのマシンもむちゃくちゃかっこいい。
 
 
パノス LMP スパイダー(パノスモータースポーツ)
11号車 J.マグネッセン/J.オコネル/M.アンジェレッリ
12号車 D.ブラバム/E.ベルナール/B.ライツィンガー
 
予想○ 先行
 
 パノス以外のすべてのマシンがエンジンを運転席の後ろに積むリアミッドシップを採用する中、パノスだけが敢然とフロントにエンジンを積むFR方式(正確にはフロントミッドシップだが)を採用。
そしてエンジンは大排気量V8フォードエンジン。
アメリカ人の誇りと車はこうでなくてはならない!というプライドをかけて作成されたマシンは物理法則を無視するようかの速さを発揮。
トヨタを脅かすほどのタイムをたたき出した。
まだ信頼性では不安が残るものの「フランスの高速ピッツ」ことエリック・ベルナールなどドライバーズラインナップも一流。
30年近く勝ってないフロントエンジン車の勝利をよぶことができるのか興味は尽きない。
予想でも一発ありの意味を混めて○をつけてみた。かなり怖いことは怖い。
  
 
BMW V12 LMR (BMWモータースポーツ)
15号車 P.マルティニ/T.クリステンセン/J.ビンケルホック
17号車 J.ミュラー/Y.ダルマス/J.J.レート
 
予想▲ 差し
 
BMW V12 LM-98 (プライス プレジャーレーシング/チーム郷)
18号車 T.ブシャー/B.アウバレン/S.ソーパー
19号車 ヒロ松下/加藤寛規/中谷明彦
 
予想  追い込み
 
 好調かつ確実に来るとおもわれるBMW。
F1参戦に向けてここはトヨタとともに落とせない一戦になると思われる。
テストもしっかりやったようで昨年のようなトラブルは出るとはおもえない。
予選も好調で、しっかり好位には伸びてくるのでは。
さすがに昨年型は勝負にはならないとおもうが、個人的に応援している加藤に期待。
 
 
クラージュ C52 NISSAN (クラージュコンンペティション/ニッサンモータースポーツ) 
13号車 A.カフィ/A.モンテルミーニ/D.スキアラレッラ
21号車 D.コタス/F.エクブロム/M.グーセン
 
予想  追い込み
 
クラージュ C50 PORSCHE(ペスカローロプロモーション)
14号車 H.ペスカローロ/M.フェルテ/P.ゲイ
 
予想  追い込み
 
  毎年参戦しているクラージュシャーシだが、さすがに勝ち目はないか。
21号車はニッサンワークスだが、力不足は否めない。
とりあえずワークスということで。
 
 
ニッサン R391 (NISSANモータースポーツ)
22号車 本山哲/M.クルム/E.コマ
23号車 E.バン・デ・ポール/鈴木亜久里/景山正美
予想  追い込み
  
 昨年は生き残るレースをして3位。今年はブランニューマシンで挑む。
スピード的には不足しているようだが、昨年同様の生き残りレースをするのだろうか・・・。
なお、予選時のクラッシュの影響で23号車の出走ができくなったとの情報も。
 
 
LOLA B98/10
DAMS(JUDDエンジン)
25号車 C.ティンソー/F.モンターニ/D.テリエン
コンラートモータースポーツ(FORDエンジン)
26号車 J.ラマース/P.コックス/T.コロネル
クレマーレーシング(FORDエンジン)
27号車 T.サルダナ/G.オルベル/D.デ・ラディゲス
 
予想  追い込み
 
 ローラの市販シャーシを購入して参戦するチームたち。
フォーミュラニッポンでは「ローラクラスを作れ!」といわれるくらい遅いが、ルマンではどうか。
かつてローラジャッドはものすごい爆音を響かせるマシンで有名だったが、今年はどうだろう。
信頼性など疑問視されるが、このシャーシをチョイスして出てきたチームは有力どころばかり。
DAMSは国際F3000の有力チームでバイパーで出走経験あり。
コンラートはルマンの常連。クレマーはポルシェ時代にワークスに勝ったり負けたり。
どのチームも有力どころです。
が、やはり不安が残るので無印。
 
 
その他の出走車
 
AUTOEXE LMP99 24号車
フェラーリ 333SP 29号車 30号車
R&S MKIII/2 FORD  31号車 32号車

謎のルマン車券コーナー
茂手木
トヨタ勢の2号車連対は堅いか。
1-2 2-12 1-12 2-17 2-3
OJAN
乗ってる車はホンダでも心はトヨタファン。(^^;)
1-2-3のBOX

 
 ルマン24時間と言えばやはり耐久力。
その車の壊れない耐久力と燃費をきそうレースだったのは1980年代まで。
今は限界の能力を24時間出しつづける耐久力が求められてます。
そしてその負荷が最もかかるのがギアボックス。
ギアボックスがトラブルフリーであるチームがルマンを制することになると思います。
もちろん、速いことが第一条件ではありますが。