『マリア・タチバナ コスプレ劇場』
第2回



慌しげに楽屋の中に入ってきたマリアは、真っ直ぐにいつもの自分の場所に向かった。
照明の電源を入れると大きな鏡の上の白熱灯が点る。淡黄色の光の中に「マリア・タチバナ」が浮かび上がった。
マリアは傍らの小さな卓の上に置かれた衣装を手に取った。
「…これね…今日の衣装。」
マリアが衣装を広げようとすると、中から小さな器具がこぼれでた。
「…何かしら…ヘッドフォン?頭につけるものみたいね。…今回は「万猫」かしら。」
マリアはとりあえずその器具を頭につけてみた。
「ええっと…これが衣装。…体にフィットするデザインみたいね。まるでプラグスーツみたい。…え…もしかすると「EVA」?この色から考えると「アスカ」かしら?」
赤いコスチュームを手に取りマリアは思案する。
「でもプラグスーツって肩にこんなプロテクターがついていたかしら…違うわね、きっと」
マリアは衣装の下に置かれていた小さなパンフレットを手に取り中を開いた。
「…キャラクター設定……えっ…身長38cm!?」
マリアは目をみはった。
「海王堂の「1/8マリア・タチバナ(戦闘服)」を注文しようとして間違えて「8/1マリア・タチバナ(戦闘服)」って頼んだら、本当に「8/1マリア・タチバナ(戦闘服)」がトレーラーで運ばれてきたって話を聞いたことがあるけれど(身長約15m代引き金額運賃不明)…本当にサイズ指定というのは重要なことね…」
マリアは不敵に笑い、拳を握りしめて天を仰いだ。
「わかったわ!このキャラ!」

…果たして今回のコスプレは?
 
 

さあ、マリアのコスプレは何だ!
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