『大日本技研』から発売されている
サクラ大戦・マリアの銃エンフィールド改のキットを使用しました。


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エンフィールド製作過程

うーむ、モデルガンなんて組み立てたことはないぞ。だが、まあ材料と時間さえあればなんとかなるだろう。

まずは大日本技研さんやモデルガン製作のHPを覗きながら、必要な材料をメモ。
やっぱりポイントは塗料ということになるようだ。
モデルガン系のHPを見て、銃身の部分はCAROMというメーカーの「THE BLACK STEEL」というスプレー塗料を使用することに決定。モデルガン製作の際には割とスタンダードな塗料らしい。他に穴埋めようにエポキシ系のパテ、接着用のニ液混合型のエポキシ樹脂系接着剤、塗装の下地つくりにグンゼのサーフェイサー、仕上げ磨き用のコンパウンド、各種サンドペーパーを用意しなければならない。銃把の部分等の塗装はとりあえず家にある塗料で済ませよう。

まずは、離型材落としだ。これはフィギュア製作の際にもやった工程だから意味はわかる。表面に付着している型から外れやすくする為の薬品を落とす作業だ。これはМАРИЯふみえさんにやってもらおう。各パーツをクレンザーをつけた歯ブラシでごしごし磨くのだ。(写真参照)

この後、銃身の中にウェイトバランス用のボルトとナットを中に仕込んでエポキシパテでしっかり固定した後、銃身をエポキシ接着剤で接合。不必要な突起をやすりで削り取ったり、逆に本来の設定に無い穴をパテで埋めた後、やすりとサンドペーパーで表面を滑らかにする。
銃身、各パーツにサーフェイサーを吹き掛けた後、乾燥。それからはもうひたすらコンパウンドをつけた柔らかな布で磨くのだ。磨きこむと表面はまるで鏡面のようにフラットになる。ううむ完成が楽しみだ。
サーフェイサーを磨き込んだ銃身に「THE BLACK STEEL」を約30センチの距離からむらの無いように塗装をした後、約24時間で完全乾燥。
おお、マットのようで単純なマットではないこのさらさらとした質感。銃器マニアではないのだがそのフェティッシュな感覚が何となくわかるような気がする。
次はシリンダーの塗装だ。グンゼのシルバーでスプレー塗装してみたが磨いてもどうもしっくりこない。金属的な質感が全然ないのだ。
近所の模型屋に走り、グンゼのMrメタルカラー213ステンレスというアクリル塗料を買う。ついでに銃把の部分の塗料も買っておこう。あれこれと悩みながらグンゼのホビーカラー ココアブラウンに決定。他のエンフィールド製作のHPを見るとグリップの部分がイメージよりも黄色っぽい。МАРИЯふみえとの相談の末、少し赤っぽいマホガニー調という路線でいくことにしていたのだ。マホガニーという塗料もあったのだが、何となく安っぽい色だったので、イメージに一番近いココアブラウンにした。
さて、シリンダーの塗料を落とし再度サーフェイサーを吹き、メタルカラーステンレスを塗る。
ううむ、筆塗りとはなったが仕上がりは間違いなくこちらの方が良い。冷たい金属的な光が銃身のBLACK STEELに映えて美しい。
次は、銃把の塗装だ。木目をどのように出そうか?自然に見せるにはココアブラウンが生乾きのうちに黒に近い焦げ茶を面相筆で木目を描くといいかもしれないと思い、実際に塗ってみると想像以上に良い感じだ。乾燥させて透明ニスで光沢を出すとぱっと見た印象は殆ど木である。
ばんざーい。グリップの部分に東急ハンズで買っておいた20ミリ直系のスチール球をウェイトバランス用にパテで固定。
トリガー上部のパーツを木ねじで固定し中折れできるようにした後、各パーツを接着して完成。
おお、いいじゃないか!いいじゃないか!
МАРИЯふみえも「かっちょえ〜〜〜」と興奮して「そこまでよ!」とか言いながら出来たてのエンフィールドを振り回している。「それ持ったままコンビニとか行かないでね」と釘を刺しておく。本人はマリア・タチバナなりきりダンジョンのつもりでも、他人から見ればただの強盗である。射撃姿勢のシルエットがどこかコミカルで、エンフィールドが出来たら次はダイエットだね、と咽元まで出かかった言葉を飲み込むもんぺーるであった。(完)
 

まず、クレンザーで
洗います。
 

古歯ブラシでゴシゴシ。







この後の作業の写真は
撮り忘れてました。
磨いて
磨いて
塗装して
接着して



真横から。
『覚悟しなさい!』
by MARIA
そこまでよっ!

(^^;)