【ホラガイ】(ふじつがい科)

殻は45pに達しアラフラオオニシに次ぐ大きさで、熱帯海域に棲むが紀伊半島八丈島あたりにも分布しているという。
殻頂は細く体層は急に丸くなりヤマドリの羽のような模様がある。オニヒトデを好み軟体部で押さえ込み、ヒトデの口の中に吻(くちさき)をさし込んで食べる。
殻の先を削り金具の口をつけて吹くと殻内に共鳴して遠くまで響くので戦闘の時進退の合図や楽器に用いられた。仏法ではこれを吹き鳴らすと善神を呼び悪鬼を払うとされ梵貝ともいわれた。
山岳仏教では、山伏の携帯具とされている。
池田輝政は関ヶ原合戦の前に岐阜城を攻めた時、軍の進退を知らせ勝利に導き、城を攻落し池田家繁栄の基を開いた。池田家の家宝である。
南洋諸島でも楽器として用いられているが、先に穴を開けるのではなく、少し下に穴を開けて横笛のようにして吹くと、貝の博物誌に記されている。

【ひとくちメモ】
法螺(ホラ)大いに吹くべし!!

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