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 膀胱ろうのトラブル  by N_C


 膀胱ろうにしてから6年が経ちます。今までこれと言って大きなトラブルもなく、毎日の水分摂取料も十分だったと思っていたのですが、昨年9月突然汚れによるカテーテルの詰まり、尿が膀胱内に溜まってしまい大変苦しい思いをしました。過去にトラブルが無かった分、判断、対応がわからず恐ろしい事に間違った自己判断で大事に至ってしまいました。

 定期的のカテーテル交換日(3週間に一度)の3日前の夜、酷い尿漏れがおこりました。今まででは初めての大尿漏れでした。大変慌て、両親からも翌日すぐ病院へ行く事を勧められたのですが、交換日も近いこアともあり、きっと管を引っ張ってしまい一時的なものだろう・・・と自己判断してしまい、僅かに変な尿意があるけれどこれといった体調の変化もない、2日後の通院日まで尿パットでなんとかなるだろう、と思い、その時は大丈夫、と済ませてしまいました。

 しかし、この勝手な判断が大変悪い事でした。翌日、目が覚めると変な尿意は強くなっており、首には冷や汗があり、ちょっとおかしいかな?と感じました。尿漏れは続いておりましたが、カテーテルからも尿が出ていた為、「カテーテルの詰まり」はあまり気に留めていませんでした。この日一日も両親の意見も聞かないで「なんとか大丈夫」で済ませてしまいました。

 3日目、異常な動悸と尿意、冷や汗で目が覚めました。爪の色も悪く、あきらかに調子が悪くなりました。それでもまだ大丈夫だと我慢してしまいました。

 夕方、頭痛もはじまり、車椅子に座っていられなくなり、横になっても動悸とめまいがひどく、膀胱ろうの先輩、川原さんに助けを求めるべく電話しました。そこで自分が大変な状況だと知り、大慌てで夜間病院に連絡をしましたが、時間外という理由でほとんど断られてしまいました。掛かりつけの病院も泌尿科の先生がおらず、無理でした。そのうちにだんだん動悸も激しく、口も回らなくなってきて、気が遠くなりそうになってしまいました。川原さんの提案で救急車を呼ぶ事になり、無事に助かりました。

 どんなに水分を取っていても、汚れで詰まってしまう事があると知り、「カテーテルの汚れ詰まり」を疑わなかった自分の無知さに呆れてしまいました。漏れた段階で病院へ行っていたら、こんなに苦しい思いもせず、周りの人にも迷惑をかけずにすんだ事なのでした。川原さん御夫妻には電話によるアドバイスをいただき、大変感謝しております。心強かったです。

 カテーテル交換終えてからも、1ヶ月近く動悸など治りませんでした。排尿を我慢したせいで自律神経に影響をきたしてしまったようです。現在は元気になりましたが、やはりこのトラブル以来体調が優れません。大きく体力が落ちてしまった気がします。早めの対処がどんなに大切か、親の意見を聞かなかった事、後悔だらけです。これからは膀胱に限らず、体調の変化があったら我慢しないで早めに病院へ行こうと思います。

 夜間外来のある病院でも、通院歴がなければ受け入れてくれないということもわかりました。何事も早い対処が重要と感じた2004年でした。


(北国の頸損かわら版への投稿から:2005年2月) 



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