report & column

経皮内視鏡的盲腸瘻造設についてのレポート&コラム

(筆者へのメールは
こちらから、「○○さんへ」と明記にて)


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ーここに掲載されている全てのドキュメント、画像について一切の転載を禁じますー


宇野良治医師による解説、その他

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 宇野Drへの質問と回答(2009年5月

質問:遠方から宇野Dr受診し、盲腸ろう設置した場合、術後の定期的な受診やチューブ交換の処置等を他の病院で受けることは可能でしょうか?

回答:患者さんの住んでいる地域によっては可能です.対応可能な医療機関については,地域によって調べるしかないと思います.
 しかし,チューブ交換は,原則的に年1回なので,私のところで行った場合は,私のところに来ていただきたいと思います.私自身も経過をみたいですし,やったら,「さよなら」「もう,会いません」というようなのは,さみしいじゃないですか.年1回でも,頑張って私のところに来て,状態を報告してくれるような関係を希望しています.

  宇野良治
  社会医療法人 社団 カレス サッポロ 時計台記念病院
  〒060-0031 札幌市中央区北1条東1丁目
  TEL 011-251-1221(代表)
  



 
内視鏡による盲腸瘻造設について
(北国の頸損かわら版:2005年2月より)

 内視鏡的盲腸瘻は順行性浣腸を行うために盲腸に細いチューブを入れる方法で、手術を必要としないこと、細いチューブで管理できることが利点です。
 順行性浣腸が有効かどうかを事前に判断します。それは内視鏡を盲腸まで入れて、内視鏡を通じて盲腸に浣腸液を入れます。その後、その浣腸液が肛門から出てくるまでの時間を計測します。その結果をもとに盲腸からの浣腸が有効なのか判断します。術前検査にはそのほかに血液検査などがあります。
 手術時間は、内視鏡が盲腸まで入ってしまえば、15分程です。入院期間は、造設前後に点滴(抗生物質)があり、術後2-3日間の絶食期間、自分で浣腸をする方法、浣腸のための器具の使用方法、自分でチューブ周囲を固定する方法などを習得する期間を含めて、2週間です。
 自由診療はおこなっておらず、保険で適応されるものだけ請求しております。年齢によって患者負担率で差がありますが、先日、札幌からこられた患者様の場合、3割負担、2週間入院、個室料を含めて15~16万円だったそうです。

 医療法人社団 高橋病院  医師 宇野良治

 
 

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実際の体験者によるレポート&コラム
 

 小幡健さんによるレポート:小幡健さんのページはこちら


 
2004年12月、盲腸瘻を造設しました。 札幌市 KI
(北国の頸損かわら版:2005年2月より)

 僕は平成6年に仕事中の事故で胸椎の6,7番です。一度背中のプレートを外したのですが、バスケットの練習中にもう一度背骨を折りまして背中と腹から金属を入れて、現在は胸椎の4番から13番?(12番かもしれないです)を固定しています。
 昨年、泌尿器科で尿の逆流を防止する「コラーゲン注入」を行ったのですが、その時の内視鏡を尿道に入れる際に便が溜まっているので尿道が狭くなっていて下剤を使ってお腹の中をきれいにしました。僕はいつも下剤を使うことなく、適便をしていまして特に不自由とは考えていませんでした。しかし病院で自分はかなりの便秘だと知ってから下剤を使うようになったのですが、飲んでから何時間くらいで効いてくるかが把握できず、仕事で表にでることが多いので正直下剤の使用を躊躇していました。
 高橋病院を知ったのは、新聞の記事を妻が見つけて、僕に教えてくれたのでした。その後高橋病院に電話しまして、宇野先生とお話をしましてもっと聞いてみたいのと、リスクや問題点を聞きたくて高橋病院に問診を目的に行きました。更に話は続きます。問診に行き、宇野先生と話をして自分の質問にも正直に答えを頂きましたが、まだ踏ん切りがつかないので、大腸検査で使う内視鏡を盲腸付近まで入れてみて、そこで下剤を送りどれ程の時間で下剤が出てトくるかを検査するのを希望しました。いきなり手術して効果が薄いのは無駄だと考えたからです。
 その検査は問診の2週間後に、日帰りで行いました。検査の日に病院で下剤を飲んだのですが、便が出ないので一度内視鏡を入れたのですが、内視鏡は入りませんでした。そこで宇野先謳カが1時間ほど適便をして内視鏡を入れました。僕は30分ほどで下剤が出てくるのが分かり、大腸がきれいになった時の自分の腹が見た目に細くなり、検査後に車で帰ったのですが、道中下剤のおつりが出てくることもないので、手術を決めました。
 入院にあまり日数を使えないのでナ手術の前日の日曜日に入院しまして、翌日の月曜日に手術をしましたが、麻酔をすることなく手術中も内視鏡の映像やレントゲンを見ながらの手術で不思議な気持ちの一日でした。
 手術後一週間ほどで、浣腸をやってみたのですが自分の手を使うことなく尻を触るのは拭くときだけで、これも不思議な気持ちと感覚でした。退院してから現在で10日位ですが、正直嬉しいです。浣腸を入れてからトイレに行きまして、念のために一時間ほど便座に座っています。退屈なんで本を読んだりしていまして、最近ではトイレに1時間いるのをどう使うかを悩んでいます。正直この盲腸瘻はこの先問題はおきないだろうかとかを心配してはいますが、便の心配や行動の制限と心配が無くなりまして快適に暮らしています。
 今月の受診後は2、3ヶ月に一度の受診を考えています。仕事で函館に行くことがありますので、自分には都合が良いかなと考えています。



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