今年のしし座流星群は、写真・ビデオ・電波と3種類の方法を用いて観測した。
写真撮影は同行した息子が担当した。
19日03時ころ、5分間にわり眼視で流星をカウントしたところ、HR換算値は2,484であった。
(最微等級6等級程度)
2001年11月19日 北海道広尾郡大樹町晩成にて
f=16mm F=2.8 露出3分程度 フジカラー1600 柴田雅彦
右下は2:20:11、北海道の各地で観測された大流星
「流星痕」は1時間半以上にわたり輝き、次の写真右下に写っている
4時ころ、一コマに25個の「しし座流星」が撮影されている
左に北極星、中央下に北斗七星、右下に「しし座」があり、流星は「しし座」の頭部を中心として、降りそそいでいる
11月19日 3時45分
f=20mm F2.8
コダックE200 3倍増感(ASA1600)、7分露出
大樹町晩成牧場 大高光司氏 撮影
11月19日 03時10分ころ
f=28mm F3.5
ISO 800のフイルムで、約35秒露出
白老町森野で豊田和規氏 撮影
★ ビデオ観測による数値は全て暫定値 ★
札幌天文同好会として「Astro hs ビデオ観測」に参加し、WATEC製ビデオカメラ N100により、北斗七星を中心に撮影した。
WATEC N100+f=6mm F=0.8+FUJIX−FH101
視野=対角63° 最微等級=5.3
流星のピークは、3時10-14分の97個であった。
ビクセンBO5(CCDチップ交換 ICX25 4AL)+レンズ(6mmF1.2)+キャノンLX1 (Hi8)
視野=対角49° 最微等級=5.0
流星のピークは、3時25-29分の35個であった。
ビデオ4コマから合成した、輻射点近くに出現した静止流星(19日03:08:48)
N100およびBO5による、5分間あたりの流星数
(薄明の開始 4:44)
観測結果を以下に示す。
50MHz帯の周波数では、19日1時ころからエコー信号が連続して入感し、カウント不能に陥った。
(混信などにより観測できなかった時間帯の修正は行っていない)
HROFFT 2ch stereo recorder (by professor ohkawa)
R:53.75MHz(HRO) JA9YDB(professor MAEGAWA)
OBS:K..SHIBATA Sapporo Hokkaido Japan
4ele beamant(A504HB)+ 10D-FB 10m+IC-551
以下に4ele beamant(A504HB)を示す。
19日03時のHROFFTによる観測画面を示す。
上は、上記グラフに示したIC−551トランシーバーによるエコー。
下は、HRO専用受信機RX1によるエコー。
流星エコーは連続していて、カウント不能である。
集計中