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裏・百鬼夜行労働組合

組合だより

第6号(平成10年4月30日発行)

 今月末は、個人的にかなり暇だったので、組合だよりも滞りなく書き上げる ことができました。って言っても、いつもと発行日は変わらないですが(^^;)
 今月は鬼のようにアニメの新番組が放映されたので結構忙しかったのですが、 そろそろチェックするのにも慣れてきたというか、集中して見る番組とそうでない 番組の見極めがつくようになって、気持ち的にはだいぶ楽になりましたね。 今月の組合だよりは、そんな数多い新番組の一つを取り上げてみました。

ロストユニバースを見捨てないように

 去る4月24日、アニメ業界を震撼させる恐るべき事態が起こりました。この日、 夜6時半に放映された「ロストユニバース」というアニメ番組があるのですが、この 日のロストユニバースは何かが違いました。きっと、誰もがそう思ったことでしょう。
 何が違っていたのか? すでにご覧になった方には、あえて説明するまでもなくお分かり いただけるものと、私は確信していますが…。
 私にはこの日の放映内容を、どう説明すべきなのか、適切な言葉を見つけることはできま せん。あの放映を思い出しただけでも、沸き上がってくる感情を押さえ切れず、目頭が熱く なってきます。

 それにしても、あれは凄いです。あまりの悲壮感に、非難の言葉など口に出せません。 監督及びスタッフの無念な思いが、ヒシヒシと伝わってきます。何しろ、動画枚数が 人間の動体視力で正確に数えられるのです。あれほどまでに痛々しい映像を見たのは、 私が中学校の修学旅行中に放映された回の「ドラゴンクエスト」以来です。あの放送は今でも 強烈に記憶に残っていますから、今回のロストユニバースも、間違いなく私の記憶に深く 刻まれることでしょう。

 翌日の週会で、この回のロストユニバースが上映されました。私は止めたのですが、 恐れを知らぬ組合員の強い要望により、やむを得ず上映は決行されました。
 数人で鑑賞すると、あの拭い切れぬ悲壮感を共有することによって、ますます感情の 押さえが効かなくなってきます。私はこの日、不本意にも涙を流してしまいました。 私は子供の頃から、アニメで泣いた記憶はありません。たぶん今回が初めてだと 思います。

 現在、アニメ業界は人手と予算と時間の不足により、かなり酷い状況になっている ようです。このことに関しては、一刻も早くアニメ業界の体質の改善を願いたいものです。 そしてこのような痛々しい放映が、今後どのようなアニメ番組においても二度と行われない ことを、切に望みます。


今月の「俺的にヒットしたで賞」

 このコーナーは、組合関係サイトの伝言板、チャット等の書き込みの中から、私が独断 と偏見で面白いと思ったものを月に一つだけ取り上げ、賞を授与するという趣旨で始めた ものです。
 基本的に、選出されるのは組合バナーの貼ってあるサイトに設置してある伝言板 及びチャット内の書き込みに限定されますが、記帳者は組合員でなくても、私が面白い と思ったものなら取り上げる可能性があります。あと、組合だよりへの転載は有無 を言わさず無断で行いますので、その点ご了承ください(ォ

 さて、今月の「俺で賞」は 井上ヴァーチャルキューブちゃっとるーむの、 みさきちゃんの書き込みです。


(04/10 23:12) [みさき] ほえ〜
やっぱりVHSはすごいなあ。フルカラー・フルモーション・フルサイズ(;_;)部屋の25インチモニタに最大化(笑)で表示してもコマ落ちしないし(するかーっ!!) おおおおおまけに、リアルタイムで1/3に圧縮してくれる(爆)

 別にひいきしているわけではないのですが、今回もみさきちゃんの書き込みです(^^;)
 なんというか、デジタル全盛の時代だからこそ初めて解る、アナログ技術の驚異って やつですか。普段人並みはずれた技術の無駄遣いをしていると、基本に返ったときに 驚愕させられる良い例ですね(笑)


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