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裏・百鬼夜行労働組合

組合だより

第8号(平成10年6月30日発行)

 暑い日々が続く今日このごろ、皆様はどのように暑さをしのいでおられるでしょうか。
 まあ、北海道の夏はクーラーなどなくても比較的早く暑さのピークは過ぎるので、 扇風機でもどうってことはないのですが、最近私は、扇風機の風が苦手になってしまいました。 やっぱり汗が冷えるのは体に良くないです。
 組合推奨の暑さのしのぎ方は、首に濡れタオルを巻くことです。首筋の不快な汗が出なく なるので、なかなかお手軽に快適です。まさに労働者にふさわしい夏の過ごし方ですね。

「函館こがね」の謎

 組合では、週会の際はコンビニに寄って食料などを買い込んでいくのですが、 その内容は大抵スナック菓子か、チョコレート系のお菓子です。それではいい加減 飽きがくるので、私はそんな状態に変化を求めて、するめいかの「函館こがね」を 買うことがあります。値段は398円と多少高めなのですが、まあ普通に食べていれば そんな簡単になくなるものではありません。ところが、私は毎回それを開封した直後に 思い知らされるのです。

「函館こがね」を開封すると、強烈ないかの匂いが周囲に漂います。組合員達は、 このいかの匂いに引かれ、次々と「函館こがね」に手を伸ばしていきます。普通、 週会では自分で買ったものは大抵、自分で食べる場合が多いのですが「函館こがね」 に限ってはその場にいた全員が、ほぼ同じ量を食べています。全員が、争うように して貪った結果です。遠慮などというものは、微塵も感じられません。これでは まるで、餌を与えられた家畜です。
 私の知る限り、他の食物ではこのような現象は起こった例はありません。なぜ 「函館こがね」に限って、このようなことが起こるのでしょうか?

 私は、この謎を解くヒントは、「匂い」にあるのではないかと考えました。 週会で買い込む食品の中では、最も強烈な匂いを放つ「函館こがね」。この匂いが キーポイントになっているのは、間違いありません。

 突然ですが、食事の際に隣の人が納豆を食べはじめたら、たぶんそれほど納豆が 嫌いじゃない人でも、その匂いにちょっとした不快感を覚えるはずです。納豆が 好きな人でも、「食べてはいけません」と言ってから匂いだけを嗅がせ続ければ、 不快になるかどうかは別にして、やはり「臭い」と思うはずです。
 しかし、食べはじめてしまえば納豆の臭さは、それほど苦になりません。嗅覚よりも、 味覚に重点が置かれるからです。

 これと同じことが、「函館こがね」にも言えると私は考えます。つまり、組合員達は 「函館こがね」の匂いから身を守るために、いち早く「函館こがね」を摂取していたのです。 これは人間の防衛本能に近いものであり、匂いが嗅覚を刺激して食欲を増進するのとは、 まったく違う原理です。食欲が能動的なものであるのに対し、「函館こがね」を貪る現象は 受動的なものであるからです。
 このことに思い至った私は、この発見をネタにSF小説を書こうと思いましたが、ストーリー がまったく思い浮かばなかったので断念しました。まだまだ精進が足りないようです。


今月の「俺的にヒットしたで賞」

 このコーナーは、組合関係サイトの伝言板、チャット等の書き込みの中から、私が独断 と偏見で面白いと思ったものを月に一つだけ取り上げ、賞を授与するという趣旨で始めた ものです。
 基本的に、選出されるのは組合バナーの貼ってあるサイトに設置してある伝言板 及びチャット内の書き込みに限定されますが、記帳者は組合員でなくても、私が面白い と思ったものなら取り上げる可能性があります。あと、組合だよりへの転載は有無 を言わさず無断で行いますので、その点ご了承ください(ォ

 さて、今月の「俺で賞」は当サイト内 安全日誌の、 TURNERさんの書き込みです。


(06/18 02:21) [衒学者(TURNER)] すいません、へやまちがえました。
(東京営業所員も入会資格あんのかしらん。)

 一応安全日誌には、「組合員以外の方の書き込みも歓迎」と書いてあるのですが、 まさか新規の組合員が入ることになろうとは、神ならぬ身の私には知る由もありませんでした(笑)
 この書き込みの後は、めでたく(?)TURNERさんは組合員になっています。東京出張所の組合員 として頑張ってください(ォ


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