2009年5月5日(火・祝)完走
第21回アコムプレゼンツ・日刊スポーツ豊平川マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ(公認)
エントリー10K(公認)
・5K
・3K
エントリー
・4,338名(ハーフ:2,429名、10km:946名、5km:337名、3km:340名+143組)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):18.6℃/53%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):北3m/s

レポート

  • 5月5日の子供の日、「春さわやかマラソン」→「豊平川ラン&ウォーク」、そして「豊平川マラソン」へと大会名称が変わって2回目の開催となり、本格的なマラソンシーズンの幕開けを待ちわびていた約4千名のランナーが、札幌・真駒内積水ハイムスタジアムを発着とし真駒内公園-豊平川河川敷に設定された3K~ハーフまでの4つの距離を19の種目で、日頃の成果を発揮しました。
  • この大会で「豊平川マラソン」を名乗ることに関しては、地元マラソンクラブが別の大会ですでにこの名称を使用していたことから、大きなトラブルに発展しかけましたが、先行使用していたマラソンクラブが今年から大会名称を変えるなど、穏便に和解したようです。
  • これまでもハーフと10Kは公認コースでの大会でしたが、今回はさらに登記登録者については記録公認の大会となり、第21回を迎え、一層充実した感です。
  • 当日は朝から晴れのマラソン日和。私の参加した10Kのスタート時には、少し風が強くなりましたが、それでも絶好のコンディションでした。
  • また公園内では、ピンクの桜や白色のこぶしの花も見ごろで、途切れることのないランナーたちの目を楽しませてくれました。
  • 私は、(ウェイトオーバーが原因で?)目標タイムにはわずかに届きませんでしたが、久々の大会をわくわくしながら、完走することができました。明日から、徐々に絞ることにします。

2009年7月12日(日)完走
第4回札幌・豊平川市民マラソン大会(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーフル
エントリー
・813名(当日エントリーを除く)
気象
・天候(9時):曇り
・気温/湿度(9時/札幌管区気象台):21.5℃/70%
・風向風速(9時/札幌管区気象台):南東2m/s

レポート

  • 地元では強豪を有することで有名なナイアガラ・マラソンクラブが主催し、クラブ手作りの「第4回札幌・豊平川市民マラソン」が、7月12日、豊平川南大橋右岸を発着とし、河川敷両岸を駆ける42.195kmのコースで開催され、道内外から多くのランナーが集い、その健脚を競いました。
  • これまでは「豊平川マラソン」の名称でしたが、昨年、別の大会が同名を名乗ったことから、トラブルとなりましたが、和解に到り、今回から「札幌・豊平川市民マラソン」と名称も新たに再出発となりました。
  • この時期のフルマラソンは、8月の北海道マラソンに向けた調整レースとして、大変貴重な大会です。また制限時間も7時間と緩やかなことから、年々参加者が増え、今年は800名を超える事前エントリーがあり、加えて当日エントリーも受け付けていました。
  • 9時ちょうどにスポンサー会社の社長さんのピストルで一斉スタート。河川敷の単調なコースだけに、風が強いと大変タフなレースとなることが多いのですが、当日の風況条件は、比較的穏やかでした。ただ、スタート直後から、日射しが強くなり、体感温度は気温以上になり、正に「夏のマラソン」となりました。
  • 4時間のペースランナーを配したり、距離表示(1、2、5、以後5キロごと、ハーフ、ラスト5キロは1キロごと)も細かくあり、エイドではバナナ、黒糖、きゅうり塩漬け、スイカを置くなど、気持ちの行き届いた運営がされており、大変気持ちの良い大会でした。
  • ただ日射しが強い中、給水ポイントが多少少ないかな、特に、前半の15キロで2箇所では、少ないと感じました。
  • 2回めの参加となった私ですが、北海道マラソンに向けたトレーニングの一貫として、ロングペース走のつもりで押し通すつもりで走りましたが、30キロ以降の走りに課題が残りました。周りでも、強い日射しに後半やられてしまったランナーも多かったようです。
  • 北海道マラソンに向け大変良い調整をさせてもらいました。大会関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

2009年7月26日(日)完走
第23回サフォークランド士別ハーフマラソン大会(北海道士別市)

大会概要

種目(コース
エントリーハーフ(公認)
・10K(公認)
・5K
・2K
エントリー
・1,726名(ハーフ:869名、10K:583名、5K:162名、2K:112名)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/アメダス士別):21.8℃/-
・風向風速(10時/アメダス士別):北2m/s

レポート

  • 西日本では記録的な豪雨が甚大な被害を引き起こしていますが、7月26日、第23回サフォークランド士別ハーフマラソン大会が開催された道北の士別市では、同じ日本とは思えないような、絶好のランニング日和となり、夏の北海道合宿で訪れている実業団、大学の選手を始め、市民ランナーや地元の小学生など(申込み者は千七百名を超える)が市街地を発着とする田園コースに挑みました。
  • 10時ちょうどのピストルでスタートした私の参加したハーフは、2周回する公認コースで、2キロ過ぎと、13キロ過ぎに20メートルを数百メートルかけてに駆け上がる心臓破りの坂が特徴で、とてもタフなコースです。
  • 当日は、スタート時は曇り空でしたが、徐々に青空が広がり、夏の日射しが照りつけ、気温以上に、気象条件も厳しい中での大会となりました。
  • そんな中、私はこのところ切ることのできなくなった1時間30分を目標にレースを組み立てる心づもりで臨みましたが、例の上り坂に手こずり、入りの5キロで早々と降参。中盤でいくぶん持ち直したものの2分程、目標には届きませんでした。残念~ん。
  • 車にもどり、着替えをしていたら「お疲れさまでしたぁ~」との明るい声に振り返ると、毎年ゲストランナーで訪れている増田明美さんでした。よい思い出になりました。増田さんこそ「お疲れさまです」
  • 今回は、北海道マラソンへ向けた走り込み期間の最終盤として、日本最北のインターチェンジまで、ETC千円乗り放題の恩恵にあずかり、参加しました。
  • とてもよい、夏場の調整となりました。大会役員、関係者、ボランティアの学生さん、ありがとうございました。

2009年8月22日(土)完走
第17回夕涼みマラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ
エントリー10K
・5K
・3K
エントリー
・579名+21組(ハーフ:212名、10K:274名、5K:93名、3K:親子21組)
気象
・天候(14時):晴れ
・気温/湿度(14時/札幌管区気象台):27.4℃/43%
・風向風速(14時/札幌管区気象台):西南西5m/s

レポート

  • 北海道マラソンを次週に控えた8月22日の土曜、豊平橋下を発着し様々な形の数多くの橋をくぐる豊平川右岸河川敷コースを会場とする地元スポーツクラブ主催の第17回夕涼みマラソン大会が開催され、約6百名のランナーがハーフから3キロまでの12種目で日頃の練習の成果を試しました。
  • スタート前には、元実業団選手で現在は地元でエリートランナーとして活躍する古田仁さんによるマラソン教室が開催され、多くのランナーがコンディショニングの実技指導を受けました。
  • 普通のマラソン大会では、午前中に全日程終了するケースが多いのですが、この大会は名前のとおり、ハーフの部は14時30分、10キロの部は15時のスタートと、真夏の酷暑を避けた時間帯にスケジュール設定された大会です。
  • とは言え、真夏のマラソンとして有名な北海道マラソンへ向けた調整レースとして参加するランナーも多いこの大会、当日の気温は約27℃、日射しも強く、秋を間近に控えた北国ながらも正に真夏のマラソン大会となりました。
  • そんな私も御多分にもれず8日後の北海道マラソンの調整として10キロの部に参加しました。年齢のせいもあってか、スピード不足の現実を思い知らされました。上流に向かう前半は若干の向い風でスピードアップできませんでしたが、折り返し後の後半5キロのほうが前半より1分ほどタイムが良かったのが唯一の救いでした。次週は現実的な目標を設定する踏ん切りがつきました。
  • 大会関係者の皆さん、ありがとうございました。

2009年8月30日(日)完走
2009北海道マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーフル(公認)
エントリー
・8,310名(出走者数7,364名、完走者数6,749名、完走率92%)
気象
・天候(スタート時):曇り
・気温/湿度(スタート時):21.2℃/65%
・風向風速(12時/札幌管区気象台):北北西2.4m/s

レポート

  • 夏のマラソンとしてしっかり定着した「2009北海道マラソン」が、8月30日、札幌・中島公園東側をスタートし、大通公園西8丁目をゴールとする新コースで開催されました。
  • 今回の大会は制限時間が1時間延長され5時間に、募集枠も2千3百人拡大され8千人となったことから、エントリー数が8,310名のまさにマンモス大会となりました。また道外からも約千名の東京を筆頭に3千3百名を超えるのエントリーがあり、国内有数の全国区大会となりました。
  • また前日には第3回、第5回と2度優勝のロレーン・モラーさんによる講演会や山西哲郎先生(立正大)による直前対策が開催されたり、市民ランナーとともにスタートする内外トップクラスの選手もこれまでないくらいの有力選手が参加することなどから、大会規模が大きくなったなったこととあわせ、例年以上の盛り上がりを見せていました。
  • 一方、新コースは10キロ手前までに最大高低差50メートルのアップダウンがありますが、体感的にはさほど気にならず、以降のフラットなコースとあわせ、比較的走り易いコースと感じました。コースの最大の変更点は、38キロ過ぎ以降ゴールまで、緑豊かな北海道大学キャンパス、道庁赤れんが庁舎、札幌市民憩いの場の大通公園といった観光名所が組み込まれていることです。一番苦しい時間帯に、緑から発せられるマイナスイオンや、42.195キロのフィナーレを共に祝おうと駆け付けた大勢の声援に元気づけられたランナーも多かったことと思います。
  • もう一つの今年の特徴は気象条件です。ここ数年は日射しもきつく気温も30度前後とマラソンの気象条件としては過酷でしたが、今年はスタート時の12時10分の天候は曇り、気温21.2度、湿度65%と2004年以来の絶好の気象条件となりました。また折り返しを挟み10キロ以上直線が長く続く新川通は、普段は風に苦しめられますが、当日の衆議院議員選挙で吹き荒れた風とはまったく無縁で、風はほとんど気にならず、記録のでない夏のマラソン大会で、記録の狙える条件の揃った稀に見る大会となりました。
  • そんな絶好の条件下ですから、男子はダニエル・ジェンガ選手(ヤクルト)が大会記録に1分50秒までとせまり、女子は嶋原清子選手(セカンドウィンドAC)が大会記録更新と好記録で大会制覇を果たしました。
  • そんな私も、3時間10分を目標にスタートしましたが、天候にも助けられて設定より早いペースでレースが進み、中盤からは自己ベスト更新へと目標を上方修正しました。最後は、北海道マラソンで自己ベスト更新を狙えるチャンスはめったにあるものではないと自分に言い聞かせながら、そして北大構内で山西先生から予期せぬ声援をいただき、粘りに粘りました。その結果、3時間4分台の自己ベストが出ました。52歳の私が走り続ける大きなモチベーションの一つである「フルマラソン1最刻みランキング」でのランクインが、今から愉しみです。
  • 真夏のマラソンで事故が心配でしたが、過去には不足したこともある給水/スポンジも十分な数だけ用意されていたようですし、AEDバイク隊が万が一に備えてコース走行したりと細心の注意が払われており、新聞報道を見る限りでは心配された事故はなかったようです。本当によかったと思います。
  • 大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、太鼓やマーチングバンド演奏、鳴子による応援、沿道からの声援、応援に駆けつけてくれた皆さん、有り難うございました。また一つ良い思い出ができました。

2009年9月20日(日)完走
2009きたひろ駅伝(北海道北広島市)

大会概要

種目(コース
エントリー18.8K/5区(一般・高校・中学各男)
・16.8K/5区(一般・高校・中学各女)
・17.8K/6区(小学・スポーツ少年団各男女)
エントリー
・70組(小学生・少年団男子:19組、小学生・少年団女子:10組、中学男子:1組、一般男子:34組、一般女子:6組)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス恵庭島松):17.1℃/-
・風向風速(10時/アメダス恵庭島松):北北西1.5m/s

レポート

  • 晴れ渡った秋の空の下、大型連休序盤の9月20日に、札幌市に隣接する北広島市で「2009きたひろ駅伝」が、総合体育館周辺および札幌恵庭自転車道線(エルフィンロード)を会場・コースに開催され、小学生・スポーツ少年団(17.8キロ/6区)から一般(男子18.8キロ、女子16.8キロ5ともにk :区)までの76組が、タスキをつなぐ熱戦が繰り広げられました。
  • 意地とプライドを賭けたスポーツ少年団の部は、選手以上に父兄の方が熱くなっていました。また、一般の部は、3日後に迫った道内最大規模の市民駅伝大会「豊平川サーモン駅伝」の前哨戦といった意味合いもあり、年々レベルが上がっている印象を受けました。
  • 平坦な箇所が少なく、緩急のアップダウンがあり、観戦する側からは一人また一人と先行するランナーを次々と捕らえる駅伝の醍醐味を味わえる反面、選手にとってはとてもタフなコースです。
  • 所属チームの一員として一般男子の部に参加した私ですが、年々歳とともにスピードがなくなってきた中では、任された3キロの区間で順位を落とすこともなく最低限の役目だけは果たしタスキを繋ぐことができました。私を除くほかのメンバーは、3日後の「豊平川サーモン駅伝」にしっかりと繋がる走りを見せてくれました。とても残念だったのは、4連覇のかかっていた女子チームが、故障者が多くチーム編成できなかったことです。来年は、また優勝争いに加わってくれるものと信じています。
  • 競技終了後は、総合体育館内で表彰式、引き続き恒例の抽選会が行われ、参加チームに漏れなく地元の農産物などがふんだんに提供されました。
  • 帰り際にトラブル発生。車のキー紛失に気がつき、チームの皆さんにも手伝ってもらい探しましたが、発見することができませんでした。急遽、妻にスペアキーをバス、JRを乗り継ぎ会場まで届けてもらい、何とか自宅に戻ることができました。皆様には、本当に御迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。

2009年9月23日(水・祝)完走
第18回ピパオイヘルシーロードレース・第14回美唄市ハーフマラソン大会(北海道美唄市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ(公認)
エントリー10K
・5K
・3K
・2K
エントリー
・500名+12組(ハーフ:280名/うち公認は30名、10km:124名、5km:49名、3km:30名+親子ペア12組、2km:17名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス美唄):18.8℃/-
・風向風速(10時/アメダス美唄):北北西1m/s

レポート

  • 9月23日秋分の日に、北海道・中空知に位置する美唄市で「第18回ピパオイヘルシーロードレース」が開催され、美唄市総合体育館をスタートし、延々と続く畑作地帯の中を突き抜け折り返す2キロからハーフまでの距離を、約5百名のランナーが、短い秋の日の一日を惜しむように思い思いのペースで駆け抜けました。また公認ハーフの部は、「第14回美唄市ハーフマラソン大会」として同時開催されました。
  • 大型連休最終日の当日の天候は晴れ、日射しが強く風も穏やかなため約20度の気温以上に暑く感じました。
  • 10時ちょうどに車椅子の選手が、その2分後に公認・一般の選手がピストルを合図に勢い良くコースに飛び出していきました。
  • 私は10キロの部に参加しました。タイムこそほぼ目標どおりでしたが、まったく余裕がなく、折り返してからは前走ランナーの背中が小さくなる一方、後ろからは足音が迫ってくるような強迫観念にかられっぱなしでした。それでもすれ違ったランナーが教えてくれた順位をなんとかキープしようとの一心で、ゴールに辿り着くことができました。
  • ゴール後は、抽選の景品に地元野菜をいただき、無料の豚汁で昼食を済ませました。
  • 10月4日の別海パイロットマラソン(フル)ヘ向け、とてもよい調整となりました。大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、本当に有り難うございました。
  • ヘルシーロードレースは、入賞の設定がなく表彰がありませんでした。これだけの規模の大会ですので、ぜひ表彰する方向の検討をお願いします。

2009年10月4日(日)完走
第31回別海町パイロットマラソン(北海道別海町)

大会概要

種目(コース
エントリーフル(公認)
・5K
エントリー
・1,925名(フル:1,236名、5km:689名)
〈フル出走者1,114名うち完走者997名〉
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス別海):18.5℃/-
・風向風速(10時/アメダス別海):南3m/s

レポート

  • 「第31回別海町パイロットマラソン」が10月4日、日本一の酪農郷・別海(べつかい)町で開催され、全国から集った千百名余りのランナーたちが晴れ渡った秋空のもと町営陸上競技場を発着とする陸連公認コース(42.195km)に挑み、約千名のランナーが制限時間の5時間20分以内に完走を果たしました。
  • この大会の特徴は、町を挙げてこの一大イベントを手作りしている点です。私は前日釧路空港に入り申込んだ無料送迎バスの出発時間までの間に食事を取っていたところレストランにやって来た大会関係者からバス乗り場の案内を受けました。道内外からの参加者と思しき人すべてに声を掛けている様子でした。JR釧路駅経由で送迎バスが向かった体育館での開会式では牛乳やアイスクリームの特産品の振る舞いを受けました。前日当日翌日あわせ13本の無料送迎バスが用意されていました。また力を出し切りフィニッシュしたランナー全員に、すかさず高校生が大判バスタオルを肩掛け、そして完走賞の箱詰め地元産さけを丸ごと1本手渡ししてくれます。42.195kmの疲れが一気に吹っ飛び、清清しさ満点の気分になります。
  • もう一つの特徴は、コースです。今回から折り返し付近に変更がありましたが、基本的には平坦な1本道の折り返しコースです。人口1万6千人余りの町に乳牛が11万頭とも12万頭とも言われている別海。最初と最後の3キロ程度の市街地沿道では町民の熱い声援がありますが、そこを過ぎるとあたりは一面の牧草地帯。人というと疲れたランナーを必死に励ます給水係りの高校生ボランティアと折り返し前後ですれ違うランナーだけ、そして牛横断注意の交通標識の横では乳牛が物珍しそうにランナーを眺めてます。残念ながら写真など撮っている余裕はありませんでしたが、この対比はきっと絵になりますよ。まさに「君は、この真っすぐな田舎道に耐えられるか」の大会うたい文句のとおりです。
  • 平坦で走り易いコースと言われていますが、実際には、緩やかなアップダウンがあり、折り返しまでに高低差約40mを上ります。今年もアドバイザーとして駆け付けた浅井えり子さんの言うとおり前半をいかに余裕を持って走るかが、コース攻略のポイントです。
  • サブスリーを目指して臨んだ私は、問題の前半、各5キロを設定通り21分前後で刻んでいきましたが、折からの向い風に脚を消耗してしまい、折り返しを前に失速が始まってしまいました。付けていた心拍計の数字とペースはどんどん落ちる一方です。あわよくばペースアップと思っていた後半の長いこと、本当に苦しかったです。歩いたらおしまい、そして完走賞の「さけ、さけ」と心の中で何度もくり返し唱え続けた結果、何とかゴールに辿り着くことができました。
  • 今年の北海道マラソンで自己ベストを更新し、満を持して臨んだ別海町パイロットマラソンですが、見事に跳ね返されました。何度走っても、本当にマラソンは難しい、奥が深い、それだけに面白い。今年の北国のマラソンシーズンも間もなく終わりを告げます。長い冬の間に、来シーズンに向けての宿題にまた取り組むことにします。
  • 来年も時間とお金が許せば、是非もう一度別海の「田舎道」に挑戦してみたいという気持ちで一杯です。別海町の皆さん、本当にありがとうございました。

2009年10月18日(日)完走
第30回記念北海道ロードレース(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ
エントリー10K
・5K
エントリー
・2,543名(ハーフ:1,516名、10km:788名、5km:239名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):17.2℃/67%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):南南東7m/s

レポート

  • 道内の名門クラブ「北海道マラソンクラブ」の主催する「北海道ロードレース」が、深まりを見せ始めた秋の一日10月18日に開催され、二千五百名を超えるエントリーの下、市民ランナーたちは真駒内セキスイハイムスタジアムを発着し、紅葉で染まる真駒内公園、札幌市中心部へ向かう豊平川河川敷をコースとするハーフ、10キロ、5キロの3つの距離(いずれも未公認)24種目で、シーズン中積み上げてきた練習の成果を試しました。
  • 当日の天候は曇り、心配された降雨もなく折り返しまでの前半が追い風、後半が向い風と若干風が強かったものの、ハーフスタート時間の10時の気温が17℃とまずまずの気象条件下での大会となりました。
  • 短い北海道でのランニングシーズン、道内での大規模大会としては最後の大会です。
  • この大会の特徴のひとつは、主催クラブ会員が道内各地の大会に参加するお礼として、クラブ会員自らが裏方に徹し運営している点です。30回記念の今回の合言葉は「30年の感謝を込めて”ありがとう”」。ランナーならではの心配りと30年の実績に裏打ちされた小気味良い運営、手作り大会ながら行き届いた本当に気持ちの良い大会です。
  • 二つ目の特徴は、軽妙な司会(=もちろん主催クラブ会員)の進行の下、多数の豪華景品が当たる大抽選会です。今年は、新宿シティハーフマラソン派遣、折りたたみ自転車、旅行券、スポーツグッズなど150点を超える景品が用意され、抽選のたびに歓声が上がるとともにあちこちでため息が漏れるなど、例年、大きな盛り上がりを見せます。
  • 2005年以来の参加となった私は、サブ90分を目指しハーフを走りました。前半は追い風に乗り快調にピッチを刻みました。向い風となった折り返し後の後半、ペースダウンするものの思っていたほどの風でもなく、目標達成に必要なペースを、1キロごとの距離表示と時計を見比べ、頭の中で計算しながら必死に粘ります。そしてゴールまであと1キロ地点で、90分まであと5分、目標達成を確信しました。あとは3年ぶりとなるサブ90分に向けラストスパート。スタジアム前の橋を越えるとゴールラインは視線のすぐ先、一気にラインを駆け抜けました。久々のサブ90分、目標達成です。
  • 私にとって今シーズン最後の大会、本当に気持ちよく、そして来シーズンにつながる形でランニングシーズンを終えることができました。北海道マラソンクラブの皆さん、こちらこそ本当にありがとうございました。当日午後に予定されていたローラースキー講習会出席のため楽しみにしていた抽選会に参加できなかったことだけが心残りです。
  • あと1ヶ月ほどローラースキーでの陸上練習を経ると、クロスカントリースキーシーズンの幕が開き、今度は白銀の舞台で走り続けることになります。