2010シーズンの参加大会
ランニング&トレーニング
ホーム
2010年5月5日(水・祝)
第22回日刊スポーツ豊平川マラソン(北海道札幌市)
大会概要
種目(
コース
)
ハーフ(公認)
・10K(公認)
・5K
・3K
エントリー
・4,395名+162組(ハーフ:2,602名、10km:1,076名、5km:373名、3km:344名+162組)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):18.4℃/25%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):北2m/s
レポート
ゴールデンウィーク最終日の5月5日・こどもの日に、日刊スポーツ豊平川マラソンが開催され、道立真駒内公園内の屋外競技場を発着する3、5、10キロ、ハーフのコース・18種目に、春を待ちわびた北国のランナー4千7百名以上(エントリー)が挑みました。
本格的なランニングシーズンの幕開けを告げるこの大会は、例年ですと公園内の桜の見ごろと重なるのですが、今年は春先の低温が続いたため桜の開花はゴールデンウィークに間に合いませんでした。
一方、公園内園路から飛び出した10キロ、ハーフ(ともに公認コース)の選手たちは、融雪で増水した豊平川河川敷を風に悩まされることもなく、途切れることのない沿道からの声援に力づけられていました。
屋外競技場内には縁日コーナーやふわふわが設置されるなど、ファミリーで楽しめるよう工夫が凝らされていました。
出走そのものが危うかった私は、ハーフを完走こそしましたが、心の整理ができません。
というのも3月始めにスキーで左膝を捻挫したのがその始まりです。しばらくしてランニングを再開したのですが、すぐに膝の内側に痛みが出て中断。走ったり休んだりの繰り返しが2ヶ月も続いたため整形外科を受診したところ変形性膝関節症との診断。
走り始めて丸10年、練習を積んで大会で力を出し切ること、自ずと記録も付いてくる訳ですが、ずっとそのプロセスに自分の「生」を確認してきました。ところがこのプロセスを踏むことができなくなるかもしれないのです。
前日まで膝の痛みがありましたが、走ることの新しい意義を問うための出走を当日朝、決意した次第です。
でもそう簡単に答えが出る訳がありません。21キロは今の私の左膝には長すぎましたが、答えを見つけるには短すぎました。正しくは、答えはわかっているのですが、それを認めたくないというのが事実かも知れません。膝がつぶれる前に、楽しく走ることに喜びを感じるようになれるか、それが問題です。そんな不安が一杯の私のシーズン開幕です。
2010年6月6日(日)
第30回千歳JAL国際マラソン(北海道千歳市)
大会概要
種目(
コース
)
フル
・ハーフ
・10K
・3K
(・5Kウォーキング/前日開催)
エントリー
・11,198名 (出場は9,902名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/新千歳空港測候所):11.2℃/ー%
・風向風速(10時/新千歳空港測候所):南南東7m/s
レポート
日本航空が羽田ー千歳便の就航30年を祝い、1981年から主催事業として始めた「千歳JAL国際マラソン」(第1回の名称は「千歳日航ポピュラーマラソン」)が、6月6日、記念すべき第30回大会にふさわしく過去最高の11,198名のエントリーを集め開催され、青葉公園を出発し、千歳市スポーツセンターにゴールするフル、ハーフ、10キロ、3キロの4つの距離を26種目で競いました。
3キロファミリーの部は、通常の大人1名+小学生1名に加え、大人1名+小学生2名、大人2名+小学生1名と計3クラスが、そしてフルとハーフの部は団体戦があったりと、大会は盛り上がりを見せていました。
雨となることの多い大会ですが、当日は9時30分の第1スタートの直後に、曇り空からさわやかな青空へと変わり、肌寒い11度の気温もマラソンにとっては絶好のコンディションとなりました。
コースは、大自然を満喫できる設定になっているのが特徴で、手作り大会の運営と相まって「全国ランニング大会100撰」の常連となっています。特に、フルは4分の3が、未舗装の林道コースで、毎年好評を得ているようです。
この大会の参加は3回目の私は、フルのコースに挑みました。爆弾を左膝に抱えている事情から無理をしなかった影響もあり、登りが続く前半を余裕を持って折り返しました。後半の下りに入って自然とスピードアップしましたが、林道に別れを告げ千歳川沿いのサイクリングロードに移る35キロ過ぎから徐々に余力がなくなりました。40キロ過ぎは、初フルに匹敵するくらい苦しかったのですが、その分ゴール後の達成感はいつも以上でした。林道コースの印象ですが、野鳥の声も聞こえ気持ちよく走れたのですが、雨天時のコース状況悪化を考えてのことと思いますが、砂が入れられた箇所が所々にあり、そこはグリップが効かなくて走りづらく感じました。
ゴール後は、ベンチに腰掛けRSタグを外せるようになっていたり、ジャガイモ「インカの目覚め」の飲食サービスなど、「全国ランニング大会100撰」の実績も頷けるものでした。
また30回大会記念として、ランフォトサービスや「壱岐の島新春マラソン大会」への招待などが準備されていました。
ゴール後の特設会場では招待選手として10キロに参加したスポーツジャーナリストの増田明美さんと、お話しする機会があり、来月の士別での再会を約束し、帰路に付きました。
大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。後何年、私の左膝がもってくれるかわかりませんが、無理さえしなければ、もう少し走れるとの感触を持つことができました。
2010年7月11日(日)
第5回札幌・豊平川市民マラソン大会(北海道札幌市)
大会概要
種目(
コース
)
フル
エントリー
・988名
気象
・天候(9時):曇り
・気温/湿度(9時/札幌管区気象台):20.6℃/82%
・風向風速(9時/札幌管区気象台):北北西4m/s
レポート
札幌・豊平川市民マラソンが、7月11日に開催され、豊平川南大橋右岸下を発着し、豊平川両岸のサイクリングロードをコースに、男女年齢別に6種目で競いました。
この大会は地元の「ナイアガラマラソンクラブ」を主体とする組織委員会の主催で、今回で5回目となります。二百名ほどだった初回の参加者も、今回は千名規模となりました。開会式では、一万人規模の大会を目指すとの威勢のよい挨拶も飛び出しました。
距離は42.195キロメートルのフルのみです。北海道マラソンへ向けた走り込みの一環として参加したランナーも多かったのではないでしょうか。私もその一人です。
制限時間が7時間と緩やかな反面、単調な河川敷両岸をひたすら走るコースなので、忍耐も必要です。また、夏の大会なので厳しいコンディションとなることもあります。
今年も、スタート時の9時でこそ曇り空でしたが、10時ころから日が照りつけ、加えて湿度が高く、まさに夏のマラソンとなりました。スタート早々、汗をかいた体にウエアが張り付いてしまいました。
10キロまでに1カ所、15キロまでにもう1カ所と、前半の給水ポイントが少ないと感じました。また給水ポイントには水とスポーツドリンクが用意されていましたが、もう少しテーブル間隔をとって欲しいと思いました。
3回目の参加となった私は、キロ5分のペースで余力を残して完走することを目標に走りました。さすがに35キロ過ぎには、余裕はなくなり、若干のペースダウンはありましたが、目標の3時間30分を切って完走することができました。
20キロ以降の給食には、バナナ、スイカ、漬け物、黒糖等があるのですが、タイム狙いでない今回初めてスイカを口にしました。生き返るおいしさでした。
ナイアガラマラソンクラブを初めとする皆さん、長時間にわたり本当にお疲れ様でした。手作り大会を満喫させていただきました。来月末の北海道マラソンに向け、よい調整ができました。
2010年7月25日(日)
第24回サフォークランド士別ハーフマラソン大会(北海道士別市)
大会概要
種目(
コース
)
ハーフ(公認)
・10K(公認)
・5K
・2K
エントリー
・1,959名(ハーフ:938名、10km:688名、5km:208名、2km:125名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス士別):21.7℃/ー%
・風向風速(10時/アメダス士別):南東1m/s
レポート
第24回サフォークランド士別ハーフマラソン大会に参加しました。
6回目の参加にして、今回初めて前日の開会式・レセプションから出席しました。
ホクレンの赤羽有紀子さん、昨年この大会を征した京セラの宮内宏子さんら招待選手や、本州での猛暑を避けてここ士別で合宿中の実業団・大学(京セラ、シスメックス、YKK、順天堂大・・・)の監督・コーチの皆さんと、テレビなどでお馴染みの顔が多くて本当にびっくりしました。
開会式では牧野・士別市長の歓迎の挨拶に続き、法人化された「東京マラソン財団」の理事長に就任したばかりの帖佐・日本陸連名誉副会長から市民ランナーを神様としてもてなす「ニューヨーク・シティ・マラン」や全国的な大会に育て上げた「香川丸亀国際ハーフマラソン」の例を引き合いに、「士別ハーフマラソン」に対する期待の祝辞がありました。
コニカミノルタの黒崎拓克選手の選手宣誓に続き歓迎レセプションへと次第は続き、先月の「千歳JAL国際マラソン」でもお会いしたゲストランナーの増田明美さんからサインをいただいたり、記念撮影に応じてもらうなど、大変楽しい時間を過ごすことができました。
さて翌日の肝心のレースは、ハーフ、10キロ、5キロ、2キロの距離・37種目に約二千名と過去最高のエントリーを集め、朝からの快晴・夏空の下で開催されました。
スタート時(10時)の気温はアメダスで22度でしたが、照りつける日差しでどんどん気温は上昇し途中15キロ地点の表示では27度に達していました。涼しい北海道と言えども、厳しい真夏のレースとなりました。
私の参加したハーフは、市街地を抜け田園を巡る2周回の公認コースで、途中の20メートルを超える坂を除くとほぼ平坦なコースで1キロごとに距離表示があり細かくペース確認ができるなど比較的走りやすいのが特徴です。
スタート前にはあわよくばキロ4分15秒のペース走をと目論んで臨んだのですが、暑さのせいにはしたくはないのですがペースはキロ4分30秒、最後までこのペースを維持できたのがせめてもの救いでした。スピード不足を実感しました。
登録女子ハーフの部は、招待選手、北海道合宿中のトップランナーが揃いハイレベルなレースとなり、ワコールの福士加代子さんが征しました。市民ランナーがこんな豪華なメンバーと一緒に走ることができるのもこの大会ならではの楽しみです。
1ヶ月後に迫った北海道マラソンの調整として参加しましたが、走り込みの疲労がピークに達しているとは言え思いやられる結果となってしました。あと1ヶ月、しっかり仕上げなくては。
大会役員、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。
2010年8月21日(土)
第18回夕涼みマラソン(北海道札幌市)
大会概要
種目(
コース
)
・ハーフ
10K
・5K
・親子3K
エントリー
・517名+11組(ハーフ:201名、10K:255名、5K:61名、3K親子:12組)
気象
・天候(15時):曇り
・気温/湿度(15時/札幌管区気象台):28.9℃/57%
・風向風速(15時/札幌管区気象台):南西4m/s
レポート
国内唯一の夏のフルマラソン、北海道マラソンの前週土曜の午後に開催される「夕涼みマラソン大会」は、地元のスポーツクラブが主催し、北海道マラソンの調整大会としてすっかり定着した感があります。18回大会の今年も500名を越える参加者が集まり、ハーフ、10キロ、5キロ、3キロ親子の距離、13種目で競いました。
日本列島を連日襲っている猛暑からみると北海道は過ごしやすいものの、それでも気温は29度。今年も厳しい条件に中での大会となりました。
豊平川右岸の豊平橋下を発着し、10キロはミュンヘン大橋下を通過後折り返し、ハーフはスタート地点で折り返しもう1往復の河川敷を走るコースです。私のSUUNTOでは豊平川上流方向のミュンヘン大橋下折り返しまで30メートルの勾配を表示していました。
曇り空の下、14時30分のハーフの第1スタートから競技が開始されました。
私の参加した10キロは、15時の第3スタートです。北海道マラソンの目標レースペースのキロ4分30秒を余裕を持って走ることを目標に臨みました。
距離表示がなく、ペースがつかみづらかったのですが折り返しまでは若干の向かい風と勾配があるので控えめに入りました。折り返し後は楽にスピードアップと目論んでいたのですが、思うようにスピードが上がらず、目標の45分が危うくなり、最後は余力を使い切り帳尻をあわせた次第です。
来週の北海道マラソンは、気温にもよるのですが、目標ペースの下方修正を検討せざるを得ない状況であることを実感しました。会場周辺の道路のあちこちには、すでに来週の北海道マラソンの交通規制の掲示が立てられており、否応がなしに気持ちが高ぶってきます。
大会関係者の皆さん、北海道マラソンへ向けしっかり調整させていただきました。ありがとうございました。
2010年8月29日(日)
2010北海道マラソン(北海道札幌市)
大会概要
種目(
コース
)
フル(公認)
エントリー
・8,861名(出走:7,959名、完走:5,715名、完走率:71.8%)
気象
・天候(スタート時):曇り
・気温/湿度(スタート時):27.0℃/70%
・風向風速(12時/札幌管区気象台):東0.7m/s
レポート
恒例の夏の風物詩「北海道マラソン」が今年も開催されました。
異常な暑熱が日本列島を連日襲っていますが、北海道マラソンも例外に漏れず、難しいコンディションの中での開催となりました。曇り空とは言え、スタート時の気温は27度、湿度が70%と高く、しかも風がないため、じっとしているだけで汗ばむ状況です。
制限時間が5時間とこれまでより1時間拡大、募集も8千人規模に拡大、そして新コースとなって2回目の大会です。
中島公園をスタートし、前半に30メートルほどのアップダウンがあるものの、10キロ以降はほぼフラットで走り易いコースです。途中、折り返しを挟み30キロ過ぎまで続く10キロ以上の直線路(新川通)で、気持ちを切らさないことがコース攻略のポイントの一つです。終盤は広大な北大構内、赤れんが旧道庁と観光名所を巡り、大通公園で沿道からの大声援を受けフィナーレを迎えます。
厳しい気象条件から、私は設定ペースの下方修正を行いスタートラインに着きました。それでもスタート直後から体が重く、我慢比べのレースになることを覚悟します。早々に汗でレースウエアが背中に張り付きます。途中日差しが出て、気温もぐんぐん上昇していきます。コース上では30度を超えたようです。
11箇所の給水、7箇所のスポンジ、すべて取っても、体はまだ水を要求し続けます。そして給水ボランティアの皆さんからは「心の給水」も受けます。
新川通の直線では自らの体と対話します。目標の3時間20分をクリアできるか→このままのペースでゴールまで押していけるか→歩かずに走り続けるにはどこまでペースを落とすか・・・、幸い気持ちは切れていません。
今回初めて設置された給食ポイント(28.2キロ)では、ソイジョイと塩熱飴が準備されていました。個人的には、バナナの方がありがたいと思いました。
そして35キロを通過し、完走を確信します。今度は3時間30分を切るためのペースを逆算します。北大構内に入るころには、ペースはすでにキロ5分30秒近くまで落ちています。それでも修正した目標のクリアは大丈夫そうです。
40キロ地点を過ぎ、赤れんが前を走るころには、力を出し切り完走する喜びに満たされました。まさに「生」を感じる至極の時間です。
やはり「北海道マラソン」は暑くなければなりません。そうでなければ、この達成感は得られないのです。
蒸し暑さのため完走率は昨年から20ポイントダウンして、71%でした。トップアスリートだけでなく、完走者5,715名のドラマはこうして完結したのです。
太鼓や吹奏楽で、そして沿道から応援してくれた多くの皆さん、4千8百人のボランティアの皆さん、大会を支えてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
2010年10月3日(日)
第32回別海町パイロットマラソン(北海道別海町)
大会概要
種目(
コース
)
フル(公認)
・5K
エントリー
・1,922名(フル:1,234名、5km:688名)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/アメダス別海):14.1℃/-
・風向風速(10時/アメダス別海):南2.9m/s
レポート
北海道マラソンで力不足を思い知らされ、別海を走る意義を見いだすことができませんでした。棄権です。