2011年5月5日(木・祝)完走
第23回日刊スポーツ豊平川マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーハーフ(公認)
・10K(公認)
・5K
・3K
エントリー
・4,721名+195組(ハーフ:2,825名、10km:1,109名、5km:400名、3km:387名+195組)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):8.9℃/59%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):北北西3.9m/s

レポート

  • 雨が続く空模様の合間、ゴールデンウィーク後半の5月5日・子どもの日に、第23回日刊スポーツ豊平川マラソンが、真駒内セキスイハイムスタジアムをメイン会場に開催され、約5千名のランナーが3キロからハーフまでの距離、23種目で健脚を競いました。
  • 公園内の桜の中を駆け抜けるのが恒例のこの大会も、桜前線は津軽海峡を越えたものの今年は札幌到達には至りませんでした。その分、昨今のマラソンブームを反映してか、色とりどりのウエアに身を包んだランナーたちが、公園内の新緑に映えていました。また、携帯音楽プレーヤー持参のランナーもずいぶんと目に付きました。ランナーの層の広がりを感じます。
  • 曇り空、肌寒い気温の下、9時50分、ハーフのスタートから競技開始です。私はランニングシャツでいくか、ロングスリーブでいくか迷いましたが、不甲斐ない昨シーズンの北海道マラソン以来、9ヶ月ぶりのレースということもあり、無難なロングスリーブを選択しました。走り出してしまえば体も暖まり、ランニングシャツでもまったく問題ない、走りやすい気温でした。
  • ハーフの部はスタジアムをスタートし、真駒内公園を抜け、豊平川河川敷コースを走り、東橋の手前を折り返す公認コースです。風の影響を受けやすい河川敷も当日は、往路で弱い向かい風程度、全く問題ありませんでした。むしろ高低差が70m(チャート)もあり、後半が難しいコースであったことに私のSUUNTOから後で気づかされました。
  • レースにはキロ4分半、ゴールタイム1時間35分を目標に臨みましたが、回りのランナーに刺激されてかアドレナリンが分泌され、目標より速いペースでレースが進みます。どこまでそのペースで粘れるか、あわよくば90分切りに、目標を切り替えます。90分ぎりぎりの展開が続きましたが、残り1キロで届かないことを知ります。それでも、気持ちを切らさず最後まで走りきることができました。
  • ここ数年の春先を考えると、きわめて良い状態でのシーズンインです。変形性膝関節症の左膝と相談しながら、量より質の練習に切り替え、10月までの北国の短いランニングシーズンの中でフルマラソン1歳刻みランキングイン復活に挑戦したいと思います。
  • 大会関係者、ボランティアの皆さん、寒い中、長時間ありがとうございました。忘れかけていた完走の達成感を思い出すことができました。
  • ただ1点残念なことがありました。10キロも公認コースとのことでしたが、どうも1キロ程度短かったようです。自己ベストや公認記録を狙っていたランナーもいたはずです。2度とこのようなことがないようにお願いしたいものです。
  • (後日追記)10キロエントリー者を対象に6月25日、同会場において代替の10キロ公認記録会(参加費無料)を開催するとの告知が札幌陸上競技協会からありました。

2011年7月10日(日)完走
第6回札幌・豊平川市民マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーフル
エントリー
・955名 (男子:793名、女子:162名)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):22.8℃/86%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):北3.9m/s

レポート

  • 7月10日、札幌・豊平川河川敷をコースに「札幌・豊平川市民マラソン」が開催されました。
  • 地元名門のナイアガラマラソンクラブが手作り、運営するこの大会も6回目を数え、今回も千人規模の参加者が集い、札幌にすっかり定着した感があります。
  • 距離はフル(42.195km)のみの大会ですが、制限時間が7時間と緩やかなことから、初フル挑戦の参加者も多いようです。一方で、そういった参加者は、フルマラソンの距離に加え夏レースの難しさの洗礼を受けることになります。
  • 豊平川両岸の河川敷を往復する単調なコースは一見平坦に見えますが、実は川の流れに沿って高低差70m(チャート)があります。
  • 当日は、朝方までの雨も上がり、曇り空の下での10時のスタートとなりました。日差しや風もなく、気温も23度とこの時期にしては、絶好の条件かと思いましたが、湿度が高く、スタートしてすぐウエアが肌に張り付き、梅雨明けの本州ほどではありませんが、やはりいつもの夏のフルとなりました。
  • 給食は、バナナ、きゅうり塩漬け、黒糖、スイカが準備されてました。スイカが美味しく、もう一切れとの衝動を断ち切るのに苦労しました。
  • 私は、8月28日の北海道マラソンへ向けたロング走の一環として、4回目の参加でしたが、入りのペースが速すぎたのか、30キロ過ぎで脚がパッタリと止まってしました。大きな宿題を抱え帰ることになるかと思いながら距離を進めましたが、36キロ過ぎの給水で、炭酸を抜いたコーラ2杯を飲んだ途端、不思議なもので脚が復活しました。救われました。
  • 目標の3時間30分も下回り、ひとり一人に張られるゴールテープを颯爽と切ることができました。
  • 北海道マラソンへ向け、大変良い調整となりました。ナイアガラマラソンクラブの皆さん、ありがとうございました。

2011年7月24日(日)完走
第25回サフォークランド士別ハーフマラソン大会(北海道士別市)

大会概要

種目(コース
エントリーハーフ(公認)
・10K(公認)
・5K
・2K
エントリー
・2,016名(ハーフ:1,043名、10km:658名、5km:186名、2km:129名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス士別):24.2℃/ー%
・風向風速(10時/アメダス士別):北東2.5m/s

レポート

  • 夏の北海道合宿中の実業団、大学など一流選手が数多く参加することで有名な「サフォークランド士別ハーフマラソン大会」が、7月24日(日)に開催され、総勢2千人を超える参加者はハーフと10Kの陸連公認コース、そして5K、2Kの距離を37組で競いました。
  • 道北の地は本州に比べいくらか涼しいとはいえ7月下旬です。暑さ対策の一環として、ハーフのスタートが30分繰り上がり9時30分となりましたが、いつもどおりの真夏の太陽が照りつける中での厳しいレースとなりました。
  • 今年は、8月27日開幕の世界陸上マラソン代表の川内優輝、伊藤舞の両選手のほか、福士加代子選手、樋口紀子選手、中村友梨香選手、森本友選手、宮内宏子選手・・・といつになく豪華な顔ぶれとなりました。
  • そのような一流選手と一緒に市民ランナーが走ることのできるのが、この大会の一番の特徴です。
  • スタートを待つ私のすぐ隣は、川内優輝選手。来週は釧路湿原マラソンを走るとのこと、レース後には「現状打破」の文字とサインをいただくとともに、誠実な人柄に触れることができました。そして右斜め後ろの福士加代子選手とはアイコンタクトでお互いの健闘を誓い合いました。
  • 当然ですが、スタート後たちまち彼らの背中は遠のいてしましました。それでも私自身、市街地から畑へと続く2周回のコースを走るレース後半においても大崩れすることなく粘り切り、タイムは決して良くはありませんでしたが久々に納得のいくレースができました。
  • レース後は、選手やその家族で大いに賑わっていたゴール前公園内の飲食コーナーで地元名産の羊肉の料理を食べ、そして入浴割引券を利用して気持ちよい汗を流した後、高速バスで帰宅の途につきました。
  • 開会関係者の皆さん、ありがとうございました。北海道マラソンへ向け、大変良い調整となりました。

2011年7月31日(日)完走
第39回釧路湿原マラソン(北海道釧路市)

大会概要

種目(コース
エントリー30K
・10K
・3K
・ウォーク30K
・ウォーク15K
エントリー
・3,301名+257組(30K:1,137名、10km:720名、3km:964名+親子257組、30kmウォーク:121名、15Kウォーク:359名)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/釧路地方気象台):16.7℃/88%
・風向風速(10時/釧路地方気象台):北北東3.1m/s

レポート

  • 7月31日、道東の釧路市で「第39回釧路湿原マラソン」が開催され、過去最多の3,569人(報道発表)が、湿原へと続く最長30キロから、最短3キロまでのコースを思い思いのペースで駆け抜けました。またウォークの部も併催され、参加者はそれぞれの体力に合わせ30キロ、15キロの距離に挑んでいました。
  • 陸上競技場横をスタートし、市街地、新釧路川築堤を抜け5キロ以上続く直線の釧路湿原道路を折り返すコースは、アップダウンはほとんどなく走りやすいのが特徴です。また市街地以外は沿道の応援は決して多くはありませんが、給水・スポンジポイントでの学生さんやウォークの部の参加者が暖かく励ましてくれます。単調な景色が続くだけに力になります。
  • 私にとって7月は、8月28日の北海道マラソンに向けた走り込み月間ですが、このところの暑さのため、ペースも距離も上がらず、疲労だけが蓄積気味の中での初参加でした。
  • 当日の釧路市の最高気温は18.2℃、同じ北海道でも札幌より10℃近くも低く、暑さに慣れた体には肌寒く感じるくらい、まさに別世界でした。
  • 自宅から東京往復と同じだけの時間と2万3千円の交通・宿泊費をかけた価値は十分にありました。何しろこの気温、風もない絶好の条件下、走り込み月間の最終日に、この時期のいつもの私よりキロ30秒以上は速いペースで30キロを走り込むことができたのですから。
  • 先週の暑い士別ハーフマラソンでサインを頂いた世界選手権代表の川内優輝選手も同じ思いでこの大会に参加されたのだと思います。スタート地点での握手攻めにも人柄がうかがえる笑顔で応えていました。川内選手がコースを折り返し、私とすれ違った時にはすでに後続が全く見えない独走状態でした。ゴールタイムは1時間33分55秒の大会記録(先週の士別ハーフマラソンの私のタイムより速い)、もちろん優勝でした。
  • 私自身はキロ4分30秒で余裕をもって走りきることを目標に臨んだ結果、10キロごとのラップが44分20秒→43分40秒→42分55秒と見事なビルドアップ、上出来でした。北海道マラソンへ向け、最高の走り込みができました。「五十も六十もなって偉いねぇ〜」の沿道のかけ声だけは、当たっているだけに遠慮したいものです。
  • 大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。ただ1点、改善点を要望するなら、距離表示について注文があります。5キロごとにポイント掲示板があったのですが、コース上にラインがなく、どこがそのポイントか大変分かりづらかったです。そして15キロ地点は明らかに手前過ぎです。次回から是非改善をお願いしたいと思います。

2011年8月20日(土)完走
第19回夕涼みマラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ
エントリー10K
・5K
・親子3K
エントリー
・493名+12組(ハーフ:182名、10K:236名、5K:75名、3K親子:12組)
気象
・天候(15時):曇り
・気温/湿度(15時/札幌管区気象台):24.2℃/69%
・風向風速(15時/札幌管区気象台):南南東7.8m/s

レポート

  • 8月20日(土)のお昼前、北海道では珍しい短時間の局地的大雨に見舞われた札幌。大会開催が心配されましたが、午後からは雲の合間からは青空が覗くまでに急速に天候も回復し、それに伴い気温も25℃近くまで上昇しました。
  • そのような中、豊平川右岸河川敷の豊平橋〜藻岩橋間をコースに、「夕涼みマラソン」が開催され、約5百人の参加者たちは14時30分の第一スタートのハーフマラソンに続き、3キロ、10キロ、5キロの各距離を年齢別に全13種目で競いました。
  • 来週の「北海道マラソン」のペース探しに10キロに参加した私。余裕を持ってのキロ4分半のペース設定でしたが、夏の疲れの溜まった体はスタート直後から重く、前半の向かい風も加わり、ペースこそ何とかクリアしたものの、余裕など全くなく、ほぼアクセル全開モードとなってしまいました。
  • 折り返し後、多少ペースアップできたのがせめてもの救いでした。来週の北海道マラソンでは、プラス15〜30秒のペースでないと真夏のマラソンは完走もおぼつかないと、さすがに観念しました。
  • 私だけでなく、北海道マラソンの調整レースとして大会に参加したランナーも多い思いますが、皆さんの結果はどうでしたでしょうか。
  • 大会関係者の皆さん、貴重な大会を設定、運営下さり、ありがとうございました。

2011年8月28日(日)完走
2011北海道マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーフル(公認)
エントリー
・9,672名(出走:8,650名、完走:6,838名、完走率:79.1%)
気象
・天候(スタート時):晴れ
・気温/湿度(スタート時):28.9℃/47%
・風向風速(12時/札幌管区気象台):北北東2.1m/s

レポート

  • やはり今年の北海道マラソンも、最高気温31度と暑くなりました。
  • 8月29日、午後0時10分、過去最多の8,650名が、ピストルの音とともに札幌・中島公園東側をスタートし、大通公園西8丁目のゴールを目指しました。
  • 湿度が低く、例年より走りやすかったとの声も多かったようですが、18回目のフルマラソンとなる私にとっては、かつて経験したことのない厳しいレースとなりました。
  • ハーフは、設定どおりの1時間40分。しかし、向かい風が追い風に変わる25キロ過ぎの折り返しあたりからきつくなり始め、とうとう30キロ過ぎの給水で足が止まってしまいました。
  • ゴールまでまだ10キロ以上、そこからが長いこと、長いこと。あがこうにもあがけず、分150台にまで落ちた心拍はもはや上がることはありません。ゴールまでたどり着けるか、不安だけが募ります。
  • 多分、脱水気味だったのだと思います。中盤の給水はほぼ1.5キロ間隔、すべて取っても、体は水を欲しがります。このときばかりは、数多くの沿道の私設エイドに助けていただきました。麦茶、コーラ、氷、本当にありがたかく頂戴しました。
  • とぼとぼ歩きとLSD並みのジョギングを繰り返します。35キロポイント、朦朧とした頭で、ゴールタイムを計算します。何とか4時間を切れそうです。
  • そこからは、最後の砦、サブフォー死守の戦いです。ペースこそ上がりませんが、もはや給水でも立ち止まったりしません。幸いにも、単調な景色が終わり、北大構内、旧赤レンガ庁舎と変化を見せるとともに、ゴールに近づくにつれ沿道の声援もどんどん大きくなり、それらが力となります。
  • クライマックスは北大通り。そしてサブフォーは、もう確実です。諦めることなく目指したゴールはもう目の前。一気にゴールラインを越えます。これまでで一番長い42.195キロでした。デザイン一新となった完走メダルを胸に掛けてもらった時、安堵感、達成感に加えて、過酷な北海道マラソンを制したという誇らしい気持ちで一杯となりました。
  • 大会関係者の皆さん、給水ボランティアの皆さん、沿道から応援いただいた皆さん、私設エイドの皆さん、本当にありがとうございました。皆さんのお陰で、無事ゴールまでたどり着くことができました。
  • 今回初めて設けられた給食ポイント(20キロと30キロ)では、バナナを取ることができました。また大会前日には、「北海道マラソンシンポジウム」が開催され、主催者からスタート時間を涼しい午前9時に変更することを検討しているとの説明がありました。一方パネリストからは、1%の実業団選手が、すべての表彰を独占している現状を指摘し、年齢別の表彰を設けるなどの改善提案がありました。これらの様子は新たな試みとしてUstreamで配信されました。北海道マラソンは進化し続けます。

2011年9月23日(金・祝)完走
第20回ピパオイヘルシーロードレース・第16回美唄市ハーフマラソン大会(北海道美唄市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ(公認)
エントリー10K
・5K
・3K
・2K
エントリー
・649名(ハーフ:317名/うち公認は62名、10km:138名、5km:54名、3km:62名+親子ペア34名/17組、2km:44名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス美唄):14.3℃/-
・風向風速(10時/アメダス美唄):北北東2.6m/s

レポート

  • 秋分の日の9月23日、北海道の中央部に位置する美唄市で、第20回ピパオイヘルシーロードレース兼第16回美唄市ハーフマラソン大会が開催され、美唄市総合体育館を発着し、市街地を抜け、農道を折り返す2キロからハーフまでの距離に、過去最多の649名のエントリーがありました。
  • 10時に車いすの選手が、拍手に送られながら、スタートを切ります。その5分後に、一般の選手が、ピストルの音とともに一斉に平坦なコースに飛び出します。風もなく、気温も14度と絶好の気象コンディションです。
  • 3回目の参加となった私は、今シーズンの勝負レース「別海町パイロットマラソン」の調整として、10キロに参加しました。何とか折り返し後もペースを落とすことなく、走りきることができました。
  • 掲示板に貼り出された記録速報で、思いのほか上位の成績であることを確認し、自分でも驚きでした。残念なことに、表彰があるのは、公認ハーフの部だけです。是非、他の種目でも表彰を設けてもらいたいです。
  • ゴール後は、距離ごとの抽選箱からくじを引きます、私は、地元産の野菜が当たりました。今回は20回記念大会ということで、もう一つ抽選がありましたが、こちらは外れでした。
  • もう一つの楽しみは、ジャンボ鍋の豚汁サービスです。おいしくいただきました。
  • 大会関係者の皆さん、自衛隊の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。大一番のレースを前に、大変良い調整をすることができました。

2011年10月2日(日)完走
第33回別海町パイロットマラソン(北海道別海町)

大会概要

種目(コース
エントリーフル(公認)
・5K
エントリー
・2,006名(フルマラソン:1,369名、5K:637名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス別海):12.1℃/ー%
・風向風速(10時/アメダス別海):南3.6m/s

レポート

  • 10月2日、町民1万6千人に対し牛12万頭が暮らす酪農の町で、過去最多の2,006名がエントリーした「第33回別海町パイロットマラソン」が晴れ渡った青空の下、開催され、フルマラソンと5キロの距離を走る参加者たちは心地よい汗を流しながら、北国の短い秋を満喫しました。
  • 日差しは強いものの気温は12℃と肌寒い天気。大会アドバイザーの浅井えり子さんから、「風が強いので体感温度が下がりエネルギーを消費するのでしっかり給水ではスポーツドリンクを取るように」とのアドバイスを受けた参加者たちは、10時ちょうどの号砲とともに町営陸上競技場を飛び出し、制限時間5時間20分のフルマラソンに挑みました。
  • 市街地を曲がると公認コースのなかで「日本一長い」直線コースが始まります。折り返し地点まで高低差40mのそのパイロット国道を登るランナーたちを、南からの強い向かい風が苦しめます。
  • そんなランナーたちを、立ち並ぶ牛横断注意の交通標識の横で放牧された牛たちが、不思議そうな様子で草を食んでいます。北海道ならではの雄大な景色の中をランナーは距離を進めます。
  • またコース沿いに積まれた牧草ロールに書かれたランナーや震災被災地への声援メッセージ。くじけそうになったランナーたちを力付けます。「臭くてゴメン」というものまでありました。
  • 折り返してからは、下り基調、追い風です。記録を狙いやすいコースで実力者はペースアップします。
  • マラソンゲートまでのラスト1キロは強烈な向かい風です。その先のゴールで待っているのは、地元の女子高生たち。一人ずつ労いの言葉とともに大判バスタオルを肩から掛けてくれます。地元産バターや箱入り秋鮭丸ごと1尾の完走賞もこの大会の人気の一因です。決して沿道の応援は多くはないですが、参加者名簿を片手に名前を呼んで応援してくれたり、スポンジテーブルでは子どもたちが手渡ししてくれたりと本当に心温まる大会です。
  • そんな中、私は途切れたフルマラソン1歳刻みランキングイン復活を目指し、3回目のこの大会に臨みました。何しろ道内での対象レースは、この大会が今シーズンの最終です。目標は3時間10分。54歳の昨シーズンの100位の記録は、3時間13分57秒ですから、このタイムなら多分当確。
  • 前半は我慢です。とはいうものの、余力はそんなになく、不安一杯の後半でしたが、追い風に助けられました。ラスト5キロは、回転の鈍った頭でゴールタイムを計算しながら、最後の力を振り絞ります。「風に負けるな」の声援を背に、ゴール。タイムは3時間12分台後半。目標には届きませんでしたが、一縷の望みは残りました。持てる力を出し切り、レース展開もほぼ理想的、大満足です。タイムが微妙だけに、来年のランナーズ7月号でランキング発表があるまでを落ち着かない日々が続きそうです。
  • 大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、沿道から応援頂いた皆さん、本当にありがとうございました。来年も参加したい気持ちで一杯です。ランニングシーズンの最終戦を気持ちよく終えることができました。