2012年5月5日(土・祝)完走
第24回日刊スポーツ豊平川マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ(公認)
エントリー10K(公認)
・5K
・3K
エントリー
・5,040名+156組(ハーフ:3,037名、10km:1,184名、5km:463名、3km:356名+156組)
気象
・天候(ハーフスタート時):雨
・気温/湿度(ハーフスタート時):13℃/89%
・風向風速(ハーフスタート時):静穏

レポート

  • 変遷を経て現在の名称に至る「日刊スポーツ豊平川マラソン」は、道内で屈指の歴史と規模を誇る市民マラソン大会です。ゴールデンウィーク終盤の子どもの日に開催されるこの大会は、北国での本格的なマラソンシーズンの幕開けを告げる大会でもあります。
  • 3キロと5キロの部は、札幌オリンピックのスピードスケート競技会場だった真駒内セキスイハイムスタジアムを発着し、両脇に満開の桜が並ぶ公園内園路を走ります。さらに豊平川河川敷へと続くハーフと10キロのコースは陸連公認です。
  • 当日の天気は、昨日から降り続く生憎の雨。ハーフの部の第1スタートに続く第2スタート前後で雨脚が一段と強くなり、その後も競技終了まで上がることはありませんでした。気温も13℃と肌寒い気象条件、風が無かったのが救いです。
  • そんな中、ミスグアムを始めとする姉妹提携大会の選手団や地元実業団のホクレン女子陸上部の選手たちが、その走りで大会を大いに盛り上げてくれました。
  • シーズン始めと言うこともあり短めの10キロに参加した私のスタートは正午。河川敷に出た途端、コース状況が一変。
  • 至る所に大きな水たまりが。それを避けようと踏み入れた左右の芝生はぬかるみ。おかげでシューズの中は早々に水浸しです。さらに下流に向かうハーフでは、走路に泥が流入しているなどさらに悪コンディションで、増水した豊平川がもう少しで氾濫し、走路が水没しかねない勢いだったようです。
  • 悪条件にもかかわらず参加者たちは、懸命に、そして残り少ないゴールデンウィークの一日を楽しみながらゴールを目指しました。
  • 私は目標タイムを僅かながら切っての今シーズンの初フィニッシュ。この達成感、満足感、何物にも代えがたいものです。
  • 短い北海道のマラソンシーズン、変形性膝関節症という時限爆弾を抱えながら、今年も精一杯そして楽しく走り続けたいものです。
  • 大会関係者、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

2012年6月3日(日)完走
第32回千歳JAL国際マラソン(北海道千歳市)

大会概要

種目(コース:フル/ハーフ10K/3K
エントリーフル
・ハーフ
・10K
・3K
エントリー
・12,323名(フル:4,891名、ハーフ:3,630名、10K:2,479名、3K:650名+ファミリー302組)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/新千歳空港測候所):11.6℃/ー%
・風向風速(10時/新千歳空港測候所):南7.1m/s

レポート

  • 全国ランニング大会100撰に15年連続で選出されている「千歳JAL国際マラソン」が、6月3日、北海道の空の玄関口である千歳市で、全国47都道府県から過去最高の12,323名のエントリーを集めて開催され、フル、ハーフ、10キロ、3キロを26種目で競いました。
  • この大会の人気の秘密は、スタート地点の青葉公園から続く未舗装の支笏湖林道というコースにあります。フルでは未舗装路が実に34キロまで続きます。マイナスイオン一杯の緑のトンネルの中を、小鳥のさえずりを聞きながら走る、途切れることのない沿道の大声援の中を走る都市型マラソンとはまさに異次元のマラソンです。
  • その一方で、フルは折り返しまで続く高低差155mの登り、地面は整地されたトレイルだけでなく砂利道や砂地があったりと走り慣れないランナーたちを苦しめます。記録の出づらいコースです。
  • そんな中、本当のコースの攻略ポイントは折り返し後5キロまでの100mの下りにあると、私は感じています。負担のかかる下りで脚を使い切ってしまうと、それ以降は失速を招いてしまします。
  • この大会がフルマラソン20回目となった私は、初のネガティブスプリットを記録、35〜40キロからのラップも過去最速を刻むなど、会心のレース展開となりました。全日本マラソンランキングでランクイン当確相当のタイムでしたが、残念ながら公認大会でないため対象となりません。ランクイン挑戦は秋までお預けとします。
  • 参加者が1万人を越えると、混雑も気になります。特に受付では、スポーツセンター裏口からスタート地点に向かって長蛇の列ができていました。正面から入ってくる参加者もいて、動線の設定に工夫が必要と感じました。
  • 最後に大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。この大会の人気のもう一つの理由は、皆さんのホスピタリティーにあることを再確認しました。

2012年7月8日(日)完走
第7回札幌・豊平川市民マラソン大会(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーフル
エントリー
・1,182名 (男子:978名、女子:204名)
気象
・天候(10時):曇り
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):23.1℃/68%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):北2.1m/s

レポート

  • 制限時間が7時間と緩やかな市民マラソンクラブ手作りのこの大会は、とてもアットホームな雰囲気で、初フル挑戦者も多いのが特徴です。
  • その一方で、そのようなランナーは夏のフルマラソンの厳しい洗礼を受けることになります。
  • 実際に当日の天候も、スタート時は曇りでしたが、途中から日が差し出し、それにつれ気温も25℃近くまで上昇しました。
  • さらに、豊平川右岸および左岸を往復するコースは単調なため、強い精神力も要求されます。一旦、気持ちが途切れると、どこまでも落ちていってしまいそうです。
  • そういった困難を克服したランナーを迎えてくれるのは、申込時に各人が書いた一言コメントです。ゴール手前で、一人ずつ名前とともに読み上げてくれます。軽妙なその語り口と相まって大変好評でした。
  • また当日は来月に迫った北海道マラソンに向け、トレーニングの一環として参加していランナーも多かったように思います。
  • そんな私もその一人です。ロングペース走のつもりで、最後に少しだけペースアップして、気持ちよくゴールしようとレースプランを立てて臨みました。
  • 想定よりも早くスイッチが入ってしまいましたが、前半ハーフより、後半の方が1分半速いタイムを刻むことができ、レース展開には大満足です。
  • 北海道マラソン、そして勝負レースの別海町パイロットマラソンに向け、どんどん調子を上げていきたいものです。大会関係者のみなさん、ボランティアのみなさん、ありがとうございました。

2012年7月22日(日)完走
第26回サフォークランド士別ハーフマラソン大会(北海道士別市)

大会概要

種目(コース
エントリーハーフ(公認)
・10K(公認) ・5K
・2K
エントリー
・2,267名(ハーフ:1,198名、10km:702名、5km:213名、2km:154名)
気象
・天候(9時30分):曇り
・気温/湿度(9時30分):16.8℃/ー%
・風向風速(10時/アメダス士別):北北西1.3m/s

レポート

  • 冷涼な練習環境を求めて北海道で合宿中の実業団や大学のトップ選手と一緒に走ることができるのが、この大会の最大の魅力。
  • ハーフのスタート前、知名度抜群の選手の登場で、会場が沸きました。世界ハーフマラソン選手権大会の代表で、昨年に続いて参加の公務員ランナー・川内優輝選手がスタートラインに着くなり、周りの市民ランナーからは一斉の握手攻勢。それに、にこやかに応じる姿に川内選手の人柄が感じられました。
  • そして何と、陸連登録の部に参加の私の真横に並んだのです。そしてレースプランを尋ねたら、昨年の4位を上回りたいとのこと。スタート前の一瞬の会話でしたが、とても良い記念になりました。
  • スタート時の気温は16.8℃と少し肌寒いくらい。レース中、日ざしとともに徐々に気温が上がりましたが、それでも20℃程度、風もなく夏のこの時期としては絶好の条件でした。
  • 市内を2周回するハーフの陸連公認コースは、途中、高低差20メートル、500メートル以上続く長い登り坂があり、ここでの走り、特に2周回目の走りが、コース攻略のポイントとなります。
  • いつもなら、1時間遅れでスタートする10キロの上位選手に17〜18キロ地点で抜かれる私ですが、例年になく良い練習が積めている今シーズン、終盤でも大崩れすることなく逃げ切ることができました。秋の勝負レースに向け、調整具合をしっかりと確認することができました。
  • 優勝は、男子は昨年の雪辱を果たした川内選手、女子は同じく世界ハーフマラソン選手権大会代表の伊藤舞選手(大塚製薬)でした。
  • 一方、続々とゴールに戻ってくる市民ランナーたちを、サービス精神旺盛なゲストランナーの増田明美さんがご主人と一緒に、ハイタッチで迎えてくれます。
  • 運営もしっかりしており、雰囲気のとても良い大好きな大会です。すっかり、私の年間スケジュールに欠くことのできない大会となりました。大会関係者のみなさん、給水の学生さん、本当にありがとうございました。

2012年7月29日(日)完走
第40回釧路湿原マラソン(北海道釧路市)

大会概要

種目(コース
エントリー30K
・10K
・3K
・ウォーク30K
・ウォーク15K
エントリー
・4,437名+244組(30K:1,376名+招待1名、10km:898名、3km:1,634名+親子244組、30kmウォーク:123名、15Kウォーク:405名)
気象
・天候(9時30分):晴れ
・気温/湿度(10時/釧路地方気象台):25.7℃/73%
・風向風速(10時/釧路地方気象台):南南東5.1m/s

レポート

  • この大会の最大の魅力は、何と言っても真夏のこの時期に冷涼な気候の下、雄大な釧路湿原の中を走ることができることです。釧路の7月下旬の最高気温は20度しかなく、夏日も年に5,6日、真夏日に至っては10年に1日しかありません。猛暑日が続く今年の日本列島、道東釧路は別世界なのです。
  • 記念すべき第40回大会は、涼を求めて遠路釧路まで足を運んだランナーたちの期待を裏切る夏日となりました。照りつける日差しも強く、過酷な真夏のマラソンとなりました。招待選手の川内優輝選手(埼玉県庁)の言葉を借りると、それでも酷暑の本州よりは、涼しいとのこと。
  • 30キロの部は、陸上競技場を9時30分にスタートし、市街地を抜け、新釧路川左岸堤防から、釧路湿原道路に入り、しばらく走って折り返す比較的平坦なコース。
  • 往復12キロにもおよぶ釧路湿原道路は、雄大な北海道の景色、言葉を変えると単調で変化に乏しい区間で、忍耐力が試されます。秋の勝負レースとして目指している「別海町パイロットマラソン」の景色とそっくりだと感じました。
  • 往路は、釧路湿原に生息するタンチョウ(丹頂)ならず、たんちょう(単調)などと、親父ギャグを飛ばしながら走っていましたが、折り返し後は気温と日射の影響で、大幅なペースダウン。そんな余裕は吹き飛んでしまいました。
  • そんなランナーたちを力づけてくれたのは、朝早くにスタートしマラソンと同じコースを歩くウォーク部の参加者や給水ボランティアの学生さんたちです。おかげで、走り込み期で疲労もピークの私でしたが、何とか最後まで粘りきることができました。
  • ゴール横の救護テント中では、熱中症で横になっているランナーが数多く見られました。ゴールまで後2キロを残し女子の部の先頭を走っていたランナーもその一人です。本当に過酷な30キロでした。
  • ただ一つ残念だったのは、距離表示がなかったことです。プログラムでは5キロごとに表示があることになっていますが、最初の数キロと、残り5キロ以降しか確認できませんでした。ペースが把握できず、体感に頼っての走りとなってしまいました。昨年から改善されているのではと期待しましたが、外れました。来年こそ、改善を望みたいものです。

2012年8月18日(土)棄権
第20回夕涼みマラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
・ハーフ
エントリー10K
・5K
・親子3K
エントリー
・ー
気象
・天候(15時):ー
・気温/湿度(15時/札幌管区気象台):ー℃/ー%
・風向風速(15時/札幌管区気象台):ーm/s

レポート

  • 左ハムストリングス(大腿二頭筋)の炎症のため、来週の北海道マラソンに向け大事を取ってDNSとしました。

2012年8月26日(日)棄権
2012北海道マラソン(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース
エントリーフル(公認)
エントリー
・ー
気象
・天候(スタート時):晴れ
・気温/湿度(スタート時):ー℃/ー%
・風向風速(9時/札幌管区気象台):ーm/s

レポート

  • 左ハムストリングス(膝裏上)の痛みが取れません。走りたい気持ちが強くギリギリまで悩みましたが、先を考えDNSとしました。

2012年9月23日(日・祝)完走
第21回ピパオイヘルシーロードレース・第17回美唄市ハーフマラソン大会(北海道美唄市)

大会概要

種目(コース
エントリーハーフ(公認)
・10K
・5K
・3K
・2K
エントリー
・838名(ハーフ:498名/うち公認は115名、10km:155名、5km:39名、3km:66名+親子ペア34名/17組、2km:46名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス美唄):23.0℃/ー%
・風向風速(10時/アメダス美唄):南西1.2m/s

レポート

  • 毎年9月23日に開催されるピパオイヘルシーロードレース。陸連登記登録者による美唄市ハーフマラソン大会との同時開催です。
  • 人気の余市味覚マラソンとこれまで同一週の開催となることが多く、参加者は分散していましたが、今年は9月23日が日曜となり、余市味覚マラソンが次週開催となるカレンダーの巡り合わせから、最多を記録した昨年より200名近く、エントリーが増えました。
  • 30℃を越える記録的な残暑が9月中旬まで続いた北海道ですが、ここにきてようやく秋の気配が漂ってきました。この大会で、短いながらも本格的な北国のマラソンシーズンの幕開けとなりました。
  • 当日の天候は晴れ。日差しが強く、風もなく体感温度は気温の23℃より遙かに暑く感じられました。
  • 10時ちょうどの車イスの選手に続き、10時05分にハーフがスタート。コースは、体育館横を発着し、住宅街を抜けると、後は畑、畑、畑の折り返しコースです。アップダウンもいくつか渡る橋の箇所に多少あるくらいで、あとは平坦なコースです。
  • 私は、8月に痛めた左ハムストリングスがようやく回復してきたものの、今度はそれを契機に変形性膝関節症の症状が出てきたため、どこまで走れるか不安一杯でのスタートとなりました。
  • 走り出してからも、痛みが強くなっていないか確認、そして最後まで膝がもつことを祈りながら、また故障中できなかったポイント練習の影響を思い知らされながらのレースでした。
  • それでも、大きくラップを落とすこと無く、無事完走することができました。心から、参加して良かったと思いました。
  • 大会関係者の皆さん、途中給水で応援してくれた中学生の皆さん、豚汁とそばを振る舞ってくれたボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。

2012年10月7日(日)完走
第34回別海町パイロットマラソン(北海道別海町)

大会概要

種目(コース
エントリーフル(公認)
・5K
エントリー
・1,976名(フルマラソン:1,429名、5K:550名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス別海):17.6℃/ー%
・風向風速(10時/アメダス別海):東北東1.1m/s

レポート

  • 10月の第1日曜日に生乳生産量日本一を誇る酪農の町・別海で、日本全国から二千名(フルは千四百名余り)に迫るエントリーを集めた第34回別海町パイロットマラソンが開催されました。
  • 交通の不便なこの町にこれだけのランナーが集まる理由は、「溢れるおもてなし精神」「鮭丸ごと一本の完走賞」「北海道ならではの雄大な景色」「振る舞われる乳製品」「記録の出やすいコース」「5時間20分の緩やかな制限時間」など、魅力が尽きないことにあります。距離は、フルと5キロの2つだけです。
  • 今年も先着千三百名のフルの定員に締め切り2週間前に到達するなど、その人気は高まるばかりでリピーターもとても多いそうです。人口一万六千人の町ですから、宿を確保するのも一苦労です。
  • フルは陸上競技場を発着し、市街地を抜けた後は、ひたすら続く牧草地の中の日本一長く続く高低差40メートルの一本道を登り、そして折り返す単調な陸連公認コースです。前半はともかく、折り返してからは変化のない景色のなか前方遠くまで見通すことができるため目にも分かる小さな起折が疲労し始めた脚に堪え、本来下り基調のはずなのですが、その実感は全くなく精神的にとてもきついコースです。それでもこの難コースを攻略した先には好記録が待っているのです。
  • 今年のスタート時の気温は18℃と例年より5℃程度高く、また日差しが強く風もなかったので、体感的には20℃以上に感じました。
  • 北海道マラソンの直前に故障した私は、復帰のこのレースで全日本マラソンランキングの100位以内のランクインを賭けた一発勝負に挑みました。
  • 途中応援メッセージの書かれた牧草ロールが何カ所もあったのですが、レースに集中し全く目に入りませんでした。30キロ過ぎには、脚を使い切った感じがあったのですが、行き先がすでに決まっていて何としても持ち帰らなければならない鮭、そして北海道での対象レースとして何が何でもランクインを掴まなければならないラストチャンスと何度も頭の中で繰り返し、気持ちを切らすことなくゴールまでたどり着きました。
  • 目標とするタイムには僅かに届きませんでしたが、それでも今年のランキングでは、私の年齢の100位のタイムより3分弱速いタイムでのゴールです。今、力を出し切った達成感に浸っています。来年のランナーズ7月号でのランキング発表が今から待ち遠しいです。
  • 市街地付近でしか沿道からの応援はありませんが、それでも町民の皆さんが総出しているのではと思うほどでした。5キロごとの給水やその間のスポンジポイントでは係の生徒さんから力をもらいました。本当に暖かい大会です、ありがとうございました。帰り際に、来年の宿の予約をしてきました。私もすっかりリピーターです。