2004年1月11日(日)完走
障がい者クロスカントリースキーフェスタ2004 in 旭川(北海道旭川市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
エントリー6K(1部・一般男女)
・3K(2部・ジュニア・一般男女)
・チャレンジ1.5K
エントリー
・選手95名+ガイド17名(6km:46名+G12名、3km:38名+G5名、チャレンジ1.5km:11名)
気象
・天候(9時30分):雪
・気温/湿度(9時30分):-3℃/80%
・風向風速(10時/旭川気象台):南南西1m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + HF Red 1:1


評価・感想
・コンディションは新雪(0~-4℃程度)の予想どおり(大当たり)。
・全体的な滑りはGood。下り緩斜面や、荒れかけた一部(結晶の崩れかけた雪)のコースでは、多少物足りなかった。

レポート

  • 2日前には旭川地方は-10℃まで冷え込む予報だったのが、前日には低気圧の影響で-4℃しかも雪の予報に変わった。
  • 夕方過ぎに車で旭川へ向け出発。途中、大粒のベタ雪が激しく降っていたが、午後8時過ぎに到着した旭川では今日降雪があった気配がない。軽い夕食を済ませ、宿へ戻る路、やっと雪が降りだした。明日にかけ大荒れとの天気予報を気にかけながら、ベッドにつく。
  • 当日朝は6時半に起床。10cm程度の降雪も朝には上がっていた。曇り空だが、穏やかな朝だ。いいレースができそうだ。
  • 8時過ぎに宿を出発。会場へは8時30分前に到着、受付を済ます。
  • 滑りを確かめながら、9時まではコース試走、それ以降はグランドで軽く調整。
  • 9時30分、シットのスタートだ。腕だけで押していく。私などにはとても務まりそうもない、きつい競技だ、感心。
  • 続く立位。手や腕の障害のためポール1本での滑走だったり、視覚障害のため伴走者と一緒に滑走する選手、知的障害の選手が次々とスタートしていく。世界やパラリンピックを目指している選手も多く、健常者のトップアスリートと比べ全く遜色ないように見える。いずれの選手も、大衆レースのレベルではない。感服。
  • 障害の程度によってハンデが細かく設定されており、実測タイムにハンデを加味した計算タイムで順位を競うとのこと。
  • 10時34分30秒、いよいよ一般オープン6kmのスタートだ。健常者6名のエントリー。シングルスタートだ。
  • 第1走が飛び出した30秒後、トップアスリートになった気分で、スタートを切る。スーパースケーティングで加速したかったが、力み過ぎかバランスが悪い。
  • 前走との距離も、登りでは詰まるが、下りでまた開くの繰り返しで、思うように縮まらない。幸いなことに、いくつかの登りは、楽ではないが想像の範囲だ。
  • 1周3kmのコースの2周目に入って、最初の登りで、ついに前走に追いついた。きついが、一気にクイックで追い抜き、坂を駆け上がる。その後は、後ろを振り向くこともなくひたすらの逃げ。
  • 参加人数が少なく、坂で追い越し走路が確保できたことも幸いだった。声援を背に、最後の坂を登り、ゴール目指し緩斜面を勢いよくそして心地よく下り、グランドに戻る。
  • 自分のことをアナウンスしている声を耳に、最後の力を振り絞り、ゴォ~ル。
  • 時差スタートなので、ゴールした瞬間には順位は分からない。しかし、力は出し切れた、それだけで満足だ。
  • 競技終了後、表彰式、閉会式と続き、12時30分には全日程終了。
  • 障害者の方々のレベルの高さ、競技に取り組むひたむきさには、ただただ感心させられました。お役に立てるのであれば、ぜひ伴走を経験したいとも思います。さわやかな1日を過ごさせていただきました。大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、そして選手の皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
  • 1箇所コースを間違えそうになり、大きくロスをした所がありました。各関門には、2人ずつ立っていたようですが、2人とも通過チェックに気を取られ、分岐点での誘導が少しばかりおろそかになってしまったようです。大事には至りませんでしたが、再発防止をお願いしたいと思います。

2004年1月25日(日)完走
北海道スキーマラソン2004(北海道北広島市)

大会概要

種目(コース:スキーマラソン歩くスキー)→ 要項
・30Kフリー(一般男女)
エントリー15Kフリー(一般男女)
・歩くスキー10K
・歩くスキー5K
エントリー
・1,051名(15km:304名、30km:366名、歩くスキー5km:108名、歩くスキー10km:273名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時):-4℃/-%
・風向風速(10時/アメダス恵庭島松):北2m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + IceGreen 1:1
評価・感想
・前日の試走では放射冷却でところろどころアイスバーン気味。天気予報では気温-9~-6℃(晴れ)。
・昨日のアイスバーン気味だったところは、一部ザラメ状になっていたが、硬めのコース。ワックス選択は、まずまず正解。滑りは良かった。
・純フッ素ワックス(TOKO JET FF-03)は用意してあったが不使用。次回に取っておくことにしよう。

レポート

  • 5時半起床。外は-10℃以下に冷え込んでいる。6時45分、まだ薄暗い中、自宅を出発。
  • 道都大駐車場で、バスに乗り換え、7時半には会場到着。受付を済ます。
  • 昨年の反省から、早めに15kmスタートの待機場所にスキーを置く。
  • 少し寒いが、絶好のレース日和。9時50分から開会式。その後10時ちょうどに、30kmのスタート。
  • 10時10分には、いよいよ15Kがスタートだ。スタート10秒前に、タイマーをスタートし、ピストルを待つ。
  • しかし、タイマーは”40秒”から進むことはなかった。
  • スタートのピストルに、多少遅れてしまった。最前列で、最初の数十メートルを推進で押した後、スケーティングに移行して間もなくのことだった。
  • 右ストックを後ろから踏まれ、バランスを大きく崩す。必死に立て直そうと試みたがダメだった。スタートから僅か30秒での大転倒。弾みでタイマーのストップボタンを押してしまったのだろう。頭が真っ白に。
  • その後も無理な挽回を試みた結果、接触により1度、いや2度だったろうか、転倒した様な気がする。記憶も曖昧だ。
  • 稼ぎどころの登り坂では、前が詰まって追い越すことができない。
  • やっと気持ちが落ち着き、レースらしくなったのは5kすぎから。
  • 時遅しの感はあるが、30Kの選手を後尾から、抜いていく。時々15Kの選手も。
  • ラスト1Kはきつかったが、何とかゴールまでたどり着いた。
  • 解決できずに残っていたスタートでの課題を、強烈に再認識させられた大会だった。気負いすぎがあったのかも知れないが、本当にくやしい。
  • 大会そのものは、天候にも恵まれ、すばらしい大会でした。大会関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

2004年2月1日(日)完走
第19回原始林クロスカントリースキー大会(北海道江別市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
・10Kフリー(一般男女)
エントリー5Kフリー(一般・中学男女)
・3Kフリー(小学男女)
・歩くスキー3K
・歩くスキー5K
エントリー
・490名(10km:242名、5km:71名、3km:27名、歩くスキー5km:108名、歩くスキー3km:42名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス江別):-7.2℃/-%
・風向風速(10時/アメダス江別):北北東2m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + HF Red 1:1
評価・感想
・前日の予報から-5℃程度の雪温を予想したが、スタート前は日射もあり気温も高め。雪温は-2℃程度か。前日用意しておいたセカンドチョイスのスキーを採用。(気温が低めの場合も想定し、HFレッド&RWヴィオラ=1:1も用意しておいた)
・昨夜うっすらと雪が降ったこともあり、ほとんどがソフトコース。雪の結晶も崩れきっておらず、すべりはGood。

レポート

  • 4度目の参加、勝手の分かった地元での大会。8時半に自宅を出発。
  • 会場は既に賑わいを見せている。晴れ、絶好のレース日和。気温も天気予報より高めのようだ。
  • 9時半の開会式に引き続き。10時ちょうどに10kmが一斉スタート。
  • 続く3km。10km参加者の詰まり具合で予定時間にスタートできなかった昨年の反省から今年は10時7後のスタート。勢い良く子供達が野球場を飛び出していく。
  • いよいよ私の参加した5kmのスタート。10時12分にピストルが鳴る。
  • ダブルポールから、スーパースケーティング。野球場を5、6番手で飛び出す。
  • 体育館の前を過ぎる頃には、上位の順序は落ち着いたようだ。スーパースケーティングを織り込みながら追走。
  • 飛び出しがうまくいったのか、昨年のような抜きたくても抜けないというフラストレーションはない。
  • 後半は、前走の背中も見えず、振り向きはしなかったが、後続の気配もない(迫ってくる後続を知りたくなかっただけだが)。
  • 長いだらだら坂。スーパーで登る体力はもう既にない。クイックを使う。登りきった後、左に曲がり、緩斜面を下る途中にラスト1Kの表示。
  • 来ているかも知れない後続にかわされることのないようにと、力を振り絞る。野球場に戻り、ラストスパート。ゴォ~ル。
  • 精一杯の走りができた。この満足感は何物にも変えられない。本当に気持ちの良い汗だ。
  • 豚汁、おでんに舌鼓を打ちながら、表彰式、抽選会と次第は進み、11時50分には全日程終了。
  • 大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。久々に、レースを満喫できました。
  • 昨年も述べたが、レースの部は、追い越しできるコース幅の確保と、クロカンに相応しいアップダウンのあるコース設定を望みたいものだ。
  • また、ラスト1Kの表示だが、実質2Kくらいあったのではないだろうか。正しい位置に表示してもらいたい。
  • コース誘導についても一言。各分岐点には誘導員が配置されていたが、左右のコースに分かれる選手が併走状態の時には、どちらのコースに入ったら良いのか、分かりづらい箇所があった。看板による表示もお願いしたい。

2004年2月8日(日)完走
第24回札幌国際スキーマラソン大会(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース:スキーマラソン歩くスキー)→ 要項
エントリー50Kフリー(一般男女)
・歩くスキー25K
・歩くスキー10K
・歩くスキー5K
・歩くスキー3K
エントリー
・2,419名(スキーマラソン50km:811名、歩くスキー25km:477名、歩くスキー10km:607名、歩くスキー5km:524名)
気象
・天候(9時):曇り
・気温/湿度(9時/札幌ドーム):+1.0℃/90%

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + HF Red + IceGreen 1:1:1
・トップ:〈TOKO〉JetStream FF-03(焼付)
評価・感想
  • 前日、うっすらと降雪があったが、過去2年の経験からアイスバーンも多いと予想。
  • Jet Stream(100%フッ素パウダー)を初めて試す。
  • 滑りは渋く、体力を消耗してしまった。滑りの良い他の選手とは、下りで明らかな差となっていた。
  • 原因はパウダーのせいかも知れない。
  • 予想のコース状態もハズレ。最初から最後まで全てソフトコース。
  • セカンドチョイスとして用意していたHFイエロー&HFレッド&RWヴィオラ=1:1:1の方が良かったかも知れない。50Kもの長丁場、全コース上の雪の状態を知る方法はあるのだろうか。まさか全て試走するわけにはいかないし。やはり、ワックスメーカの情報に頼るしかないのか。

レポート

  • 体調管理の失敗、風邪を引いてしまった。水曜には39℃近い発熱のため、点滴。翌日は会社も休暇。
  • 喉から気管支にかけての炎症が消えていないが、前日の午前中、いつもの練習コースで体調を確認。走り出してしまえば、10K程度ならいけそうなのだが。何しろレースは50K、相当の覚悟が必要だ。
  • 当日の朝、5時過ぎに起床。止める妻に逆らい、途中棄権も頭に置きながら、出場することを決断。
  • 8時前には、会場の札幌ドームに到着。まず、スキーを700m先のスタート地点に置きにいく。それから、ドームに戻り受付を済ませ、準備やトイレを済ませていたら、スタート30分前の8時30分過ぎになってしまった。
  • スタート地点には、8時50分に着く。上田札幌市長の挨拶、荻原健司さんの激励の後に、ピストルがなった。
  • 体調が体調だけに、前に付いていくだけの自重した走り出しだ。
  • 幸い、比較的前方からスタートできたため、前方から続く長蛇の列もそれなりのスピードがあり、ほとんどストレスとならない。
  • スタミナに不安があったので、ほとんどの給水・給食ポイントで、補給を取った(合計、お粥はコップ5杯、バナナ6切れ程度)。
  • いい加減に勘弁してくれというくらいアップダウンが続く。42K地点(焼山)の壁の所で、どれだけ体力が残っているかがポイントと言い聞かせながら、滑りの渋いスキーを滑らせる。
  • 見慣れたコースに入ってきた。白旗山だ。坂を登るペース配分も体が覚えてる。そして31.5K地点、途中棄権するならここだ。右が棄権レーン、左が50Kレーン、前方が2手に分かれている。
  • 一瞬の躊躇の後、左のレーンにコースを取った。選択した以上は、最後まで行かなければならない。最初からタイムは別にして、完走狙いなのだから。
  • 40K過ぎのポイントで腹ごしらえ。いよいよ焼山の壁だ。上目遣いに前走とリズムを会わせ、心肺が要求している酸素を最大に吸い込みながら、精一杯の登坂。
  • 中腹に待機している自衛隊員の方に、頂上はもう少しと励ましを受ける。苦しみの終わりの予告、これが効いた。登りきってしまえば、あとは残り7K。全て下りだ。完走は見えた。
  • 昨年ほど追い込んだ走りをしていないせいもあってか、焼山も壁と言うほどではなかったかも知れない。
  • 林道が開け、ドームが見えた。1Kずつの掲示ごとに、ゴールが確実に近づいていることを確かめながら、残り少ない余力を使い、スーパースケーティングを多用。
  • ゴールが見えた。最後の直線で抜かれるのは、あまりにも悔しいので、全力でストックを押し、雪面をキック。そしてゴール。
  • 昨年より、25分以上遅いタイム。この体調からすると、完走自体が奇跡みたいものだから、上出来だったのだろう。走り終え、良かったという思いがこみ上げてきた。何とかかんとか、来年に繋がったと思う。早々に帰宅し、早めに就寝。
  • 大会関係者の皆さん、応援の皆さん、本当にありがとうございました。途中での声援、とても力になりました。すがすがしい気持ちを持って大会を終えることができました。
  • スポーツドリンク、水、お粥にはすべて同じ白い紙コップが使われていた。選手にとって選択しやすいテーブル表示や、コップの色分けなどがあっても良いと思う。

2004年2月11日(水・祝)棄権
第28回ちとせホルメンコーレンマーチ(北海道千歳市)

大会概要

種目(コース:33K8K/4K)→ 要項
・33Kフリー(一般男女)
エントリー8Kフリー(一般男女)
・4Kフリー(一般男女・少年少女)

ワックスデータ

グライド:−
評価・感想:−

レポート

  • 札幌国際スキーマラソンでの無理がたたり、体調が優れず、出走棄権。

2004年2月15日(日)合格
全日本スキー連盟公認クロスカントリースキー技能テスト検定会(北海道札幌市)

大会概要

種目→ 要項
エントリー1級
・2級
・3級
エントリー
8名(1級:5名、2級:3名、3級:0名)
気象
・天候(10時):雪
・気温/湿度(10時/札幌管区気象台):1.9℃/90%
・風向風速(10時/札幌管区気象台):西1m/s

ワックスデータ

グライド
・−
グリップ
・−
評価・感想
・−

レポート

  • 10時前から管理センターにて、受付、連絡事項伝達。1級、2級併せて8名の受験。
  • 10時15分から、クラシカルの講習開始。ダイアゴナル、ワンキック・ダブルポール、ダブルポールの順に講習を受ける。
  • 11時過ぎから、クラシカル総合滑走の検定。コースは「競技場前のストレートを反時計周り→バックストレート→緩斜面の登り→頂上で反転→競技場まで下り」。
  • 上り坂では、若干スリップ気味だったが、その他はまずまずこなせた。
  • 次に、スケーティングに履き替え、ラピッド、スーパー、クイックの順に講習を受けた後、クラシカルと同じコースで検定。登り坂では左右のクイックを織り交ぜ、まずまずの出来。
  • 12時過ぎに検定終了。12時40分過ぎから、管理センター内で合否発表。
  • 救済措置を受けた参加者もいたようだ。合格者はその場で公認料の支払い。
  • さあ来年は、指導員受験だ。

2004年2月29日(日)失格
2004年北海道クロスカントリースキーマスターズ旭川大会(北海道旭川市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
エントリー10Kフリー(一般歳男)
・5Kフリー(一般男女)
・3Kフリー(一般男女)
エントリー
・52名(男子45名、女子7名)
気象
・天候(10時):雪
・気温/湿度(10時/旭川気象台):1.2℃/89%
・風向風速(10時/旭川気象台):西4m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + Orange 1:1
・トップ:〈TOKO〉JetStream FF-03(焼付)
・スタート:〈GALLIUM〉DOCTOR FCG Max Fluor
評価・感想
・−スタートの10時前には、朝からの小雨が湿った雪に変わった。ほぼ、予想どおり
・トラック内は水が浮きかけていたが、フリーテクニックコースはそこまでではないものの、湿雪状態。フッ素ワックス(+リラー)の効果で吸い付きもなく、滑走性は良かった。

レポート

  • 「失格」。本当に後味の悪い大会となってしまった。悔しい。
  • 10時過ぎから、30秒ごとのスタート。前半は、先月滑ったのと同じコースのようだ。
  • 2K地点までに3分前にスタートした5Kの選手2人を抜く。まずまずの調子だ。そして分岐。常設コースの掲示板には、左が5K、直進が10Kの表示。しかし、誘導員が見あたらない。
  • プログラムには、私のエントリーした10Kコースは5Kコースを2周と確かに書いてあった。しかし、掲示板の表示では10Kは直進。混雑を避けるため多少大回りして分岐してすぐにまた5Kコースに合流するのだろうか。短い間でのこんな逡巡の挙げ句、直進を選択。
  • 急にコース状態が変わった。機械による整備が入っておらず、ストックも深く刺さってしまうような状態だ。ここで気がつけば良かったのだが、コース上に付いていたシュプールの数が、ちょうど私の前を走る選手数と同じくらいだったのだ。
  • 時差スタートの影響もあり前後に、選手は見えない。不安が、ずいぶん高いところまで登りながら距離を重ねるうちに、間違ったかも知れないという思いが強まる。
  • そして、8K地点で前を走る選手を発見。何と、抜かれた記憶もないのに私より後にスタートしたはずの選手が前にいる。正規コースに戻ったのだ。コースを誤ったことが確定してしまった。やけくそでその選手を抜き去り、ゴール。
  • 息つく間もなく、大会本部に駆け込む。
  • 分岐に係員が不在であったこと、コースマップの事前提示などが無くコース周知が十分ではなかったこと、今大会用の案内板表示がなかったこと(あったのは常設コースの距離表示と分岐案内)など、コースを誤ってしまった原因を主張し、レースの扱いについて納得のいく回答を要求する。
  • 一方主催者は、コース確認は選手の自己責任。プログラムに5Kコースを2周の記載があることから、主催者に落ち度はなく、私は失格との判断。
  • ボランティアで大会を運営している皆さんのご苦労に甘えてレースに参加させていただいている。私以外にコースを誤った選手はおらずレースを無効とする訳にもいかないし、かといって他の選手と結果として違うコースを走ったのに私を完走とするわけにもいかない。主催者の気持ちも分かる。私も不注意だった点は認める。ただ、スムーズな大会運営について配慮が足りなかったことを多少でも詫びて欲しかった。最後までそれがなかったのが残念。
  • 来年の大会に向け、コースマップの掲示あるはプログラムへの掲載、コース上での案内標識設置については約束してくれた。せめてもの救いである。

2004年3月6日(土)完走
第13回道新スポーツ杯北海道クロスカントリースキーマスターズ大会(北海道北広島市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
エントリー8Kクラシカル(一般男)
・5Kクラシカル(一般男)
・3Kクラシカル(一般女)
エントリー
・33名(男子30名、女子3名)
気象
・天候(11時):曇り
・気温/湿度(11時/アメダス恵庭島松):-4.7℃/-%
・風向風速(11時/アメダス恵庭島松):北東2m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + IceGreen + Viola 1:1:1
グリップ
・〈SWIX〉クリスターユニバーサル K22n
・ベース:〈SWIX〉VG35
評価・感想
・トラックレーン内はザラメ状。
・グライドにはアイスグリーンを入れておいて良かった。滑りもまずまずだったと思う。
・グリップにははなからクリスターと決め込み、カバー範囲の大きいユニバーサルを選択。試走の感触を確かめながら、さらに重ね塗り。結果として、厚く塗り過ぎたきらいはあるが、登り坂はバッチリ。

レポート

  • 9時過ぎに会場到着。
  • コースの状態を確かめてから、グリップワックス塗りを開始。
  • 先週の失格の反省から、事前に分岐点をとコース取りを確認。頭に入っている常設コースとほぼ同じようなので、少しだけ安心。
  • 11時に第1走が、スタート。そしてゼッケン順に30秒ごとに選手が次々と続く。そして私のスタート。
  • 緩やかに下った後の登り。大きくスリップすることもない。スケーティング練習のやりすぎで痛めている腸頸靱帯も、クラシカルでは大丈夫そうだ。頑張るぞー。
  • 2K手前で後から来た5Kの選手2人に抜かれる。年上の力強さに驚くとともに年季の差を感じさせられる。分岐をチェックしながら、距離を進める。
  • 不安のあった4K手前の下りカーブで転んでしまったものの、順調なレースだ。
  • 最後の登りもクリアし、ワンキック・ダブルポールでラストスパート。前の4,5人に続き、ゴール。
  • 先週の鬱憤を晴らすような、爽快感。少人数の大会だが、心から大事にしたい大会だと思う。12時40分に全日程終了。
  • ニッセンスポーツの皆さん、北広島歩くスキー協会の皆さん、大会関係者の皆さんありがとうございました。ワックス塗りを手伝ってくれた同じクラブの島田さん、助かりました。
  • 今回から入賞者にはメダル代わりに魔法瓶が授与。やはりメダルの方が有り難いと思う。また記念として、完走証(あるいは記録証)の配布もお願いしたい。

2004年3月7日(日)完走/SP:
ニッセンスポーツ北広島クロスカントリースキー大会(北海道北広島市)

大会概要

種目(コース:7.5Kスプリント)→ 要項
エントリー7.5Kフリー(一般男女)
エントリースプリント(一般男女)
エントリー
・325名(男子280名、女子45名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス恵庭島松):-4.8℃/-%
・風向風速(10時/アメダス恵庭島松):北北東3m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF HF Red + IceGreen 1:1
評価・感想
・もう少し固いコースを予想したが、それほどでもなかった。気温(雪温)も天気予報より高め。
・ワックスは大当たりとは言えないが、滑りはまずまずといったところか。

レポート

  • 9時前に会場に到着。最前列の端にスタート位置キープのスキーを辛うじて置くことができた。その後、受付。
  • 準備体操、痛めている腸頸靱帯の様子をうかがいながらウォーミングアップを行う。
  • 簡単な開会式の後、10時に一斉スタート。
  • 選手のレベルが高いこともあり、スタート直後のラッシュはいつも以上。接触転倒が続発。故障している身、無理するなと言い聞かせ、慎重に前半を滑る。
  • 昨日転倒したカーブも、踏み換えで膨らんでしまったが何とかクリア。最後の登り坂で背後からストックを踏まれ、ストックが落とす。あわてて拾い直し、ラストスパートのスーパースケーティング。
  • ゴール手前50mの追い越し禁止ゾーンに滑り込む。そしてゴール。腸頸靱帯も何とか持ちこたえてくれた。感謝。
  • 恐いもの知らずで、今回初めて組み込まれた数百メートルのスプリント競技に参加。多くが若い選手。実力の差は歴然だったが、実に楽しい経験をさせてもらった。
  • 12時45分から表彰式。引き続き豪華賞品があたる抽選会があり、2時過ぎに全日程が終了。
  • シーズン終盤のレース。後味の悪い思いだけはしたくなかった。自重しすぎたかも知れないが、そういう意味では、気持ち良く走ることができた。北広島歩くスキー協会の皆さん、ニッセンスポーツの皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
  • 参加者名簿(あるいはプログラム)や完走証の配布をお願いできないものだろうか。
  • また抽選会で全員に景品が当たるのはよいが、時間のかけすぎではないだろうか。効率的な抽選方法を望む。

2004年3月20日(土・祝)完走
第24回バーサーロペットジャパン(北海道旭川市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
〈クロスカントリー〉
・40Kフリー(一般男)
・20Kフリー(一般男女)
エントリー10Kフリー(一般男女、中学男)
・5Kフリー(60歳以上男、50歳以上女、中学女、小学男女)
〈歩くスキー〉
・歩くスキー15K
・歩くスキー10K
・歩くスキー5K
エントリー
・5,335名(40km:165名、20km:390名、10km:371名、5km:165名、歩くスキー15km:324名、歩くスキー8km:1,481名、歩くスキー5km:2,439名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/本部):6℃/61%
・風向風速(10時/本部):西1.1m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + Viola 1:1
・トップ:〈TOKO〉JetStreamFF-03(生塗)
・スタート:〈GALLIUM〉Doctor FCG MAX FLUOR
評価・感想
・レース時の気温0~2℃、ソフトコースを予想。
・ほぼ全コース雪で、水分を多く含んだザラメ状態(ほぼ予想どおり)。柔らかすぎて滑りづらかったが、高価なワックスの効果か、滑りはOK。
・ラスト2Kほどは、気温も上がり、滑走面の水はけが悪い感触。1mm目程度のリラーを入れておいた方が良かったか。

レポート

  • 6時半過ぎにクラブメンバー10人で、サンシャインスポーツをバスで出発。高速を使い、一路旭川へ。
  • 会場付近は既に車で渋滞。スタートに間に合うか心配だったが、来賓駐車証の威力で、9時10分過ぎに競馬場正面に到着。
  • スタート位置にスキーを置いた後、先乗りの島田選手が前日に受け取っておいてくれたゼッケンを身につけ、準備。
  • プログラムを見たり、ウォームアップしている時間がない。軽く準備体操、ストレッチだけを済ませ、スタート位置に着く。
  • 晴れわたった空の下で、今シーズン最後のレースもいよいよだ。
  • 簡単な開会式に続いて10時ちょうどに前方でピストルの乾いた音。一斉にスタート。
  • 去年も経験したが、スタート直後の混雑の中での滑走。空いているところを見つけては、レーンを変え、黄色(40K)や赤(20K)のゼッケンをかわしながら、1周回してから競馬場を後にする。
  • 1、2Kを過ぎても相変わらずの渋滞、なかなか自分のペースを作れない。渋滞から開放されたのは、40、20Kコースとの分岐点。
  • 分岐直後、前方に10名程度の青ゼッケンが見える。好位置にいるのかも知れない。しかし、ここからが良くなかった。
  • ここのところ、気温が高かったり、雨だったりで全く練習ができていない。先週の日曜日以来のスキーだ。そのせいでシーズン初めのバランスの悪い走りをした時のように下脛外側に張りが出てきた。完走できるか、一瞬不安になる。
  • そして最大の山場、6K地点の100m近い登り。一気にペースダウン。さすが層の厚い道北の地、ここでずいぶんと追い越された。
  • 残りの距離が1キロそして1キロと確実に少なくなっていくことを、距離表示で確認しながら、競馬場を見下ろす最後の丘をまだか、まだかと探す。
  • 突然前方に競馬場が現れ、驚いた。昨年とはコースが違ったようだ。前方に2人、手が届きそうな距離だ。ゴールまで100m強、必死のスパートで、2人をかわして、ゴール。
  • 高い気温のせいもあるのだろう、昨年よりちょうど2分遅いタイムだ。しかし、この爽快感は格別。これでシーズンを気持ち良く締めくくることができる。
  • クラブのメンバーもそれぞれ完走。しかもエースは優勝。
  • レース終了後は、たくさんの食べ物、飲み物で楽しませてもらいました。大会関係者の皆さん、自衛隊の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。北国の早春の1日を気持ちの良く過ごせました。
  • 40Kに参加した同じクラブのK藤さんは、2周回目の入り口を誤り、関門不通過で失格。誘導員の案内もあいまいだったようだ。過去にも同様なトラブルがあったとのこと。私もコースを一瞬戸惑う場面があった。種目距離が多岐なことから、分岐、距離表示には、コース間違いを起こさせないよう、わかりやすい表示を望みたいもの。
  • また、スタート時の混雑、混雑に伴うトラブル解消に向け、時差スタートなどの導入を検討してもらいたいもの。