2005年1月16日(日)完走
障がい者クロスカントリースキーフェスタ2005 in 旭川(北海道旭川市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
エントリー6K(1部・一般男女)
・3K(2部・ジュニア・一般男女)
・チャレンジ1.5K
エントリー
・選手90名+ガイド17名(6km:47名+G10名、3km:35名+G7名、チャレンジ1.5km:8名)
気象
・天候(9時30分):雪
・気温/湿度(9時30分):-10℃/79%
・風向風速(10時/旭川地方気象台):西北西2m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + Viola 1:1
評価・感想
・滑走性が損なわれる降雪コンディションの中では、まずまずの滑り。
・パウダー(フッ素100%)は、低外気温で選択が難しいこと、また距離も短いことから、用いることを見送った。

レポート

  • 宿泊先を8時前に出発。8時30分前には会場到着。
  • 降雪の中、3Kの試走に出る。1K前後の坂が、このコースのポイントだ。昨年の記憶が蘇る。
  • 受付、スキーマーキングを済ませた後、アップコースを周回し、体を作る。
  • 9時30分から、競技開始。シット、立位、IDの順にコースへ飛び出していく。
  • 2006トリノパラリンピック選手選考レースの一つとのこと。この大会から一人でも多くの日本代表が選ばれることを祈りながら、声援を送る。
  • 10時30分から、エントリーした一般オープン6kmのスタート。昨年より一人少ない5人の参加だ。
  • 30秒おきのシングルスタート。5番目にコースに飛び出す。平坦なコースから少し下り、左にカーブを切る。
  • ここからがコース攻略のポイント。クイックスケーティングで坂を登る。すぐにきつくなる。それでも坂を登る。
  • 1kmの関門を過ぎると、そこからは下り。クラウチングで下りながら一息。
  • 2Kの関門を過ぎたところで、前走に追いついた。しばらく後ろについた後、小さな登り坂を前に、前に出る。
  • ぴったり後を追ってくる。息づかいが聞こえる。ストックもぶつかる。ここからが我慢比べ。
  • スタートのグランドに戻り、グランドを1周してから、2周回目のコースに出る。
  • ポイントの坂の途中で、後続の息づかいが遠のいた。こっちも、もう一杯一杯だ。
  • 後ろを振り向くことなく、ひたすらゴールを目指す。ゴールのグランドに戻る。最後の力を振り絞り、ゴォ~ル。
  • シーズン最初のレース、精一杯の滑りができた。でも、きつかった。1月下旬の北海道スキーマラソン、2月の札幌国際スキーマラソンと長めの距離に耐えることができるか、チョット不安になる。
  • 競技終了後、今回からは富沢小学校の体育館に場所を変え、12時10分から、表彰式、お楽しみ抽選会、閉会式と続き、13時過ぎには全日程終了。
  • さわやかな1日を過ごさせていただきました。大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、そして選手の皆さん、お疲れさまでした。機会があれば、障がい者の皆さんのガイド役で大会参加し、少しでも恩返しができたらと思います。
  • 表彰式会場が暖房の入った体育館へと変更になり、厳寒の中、大変助かりました。また今回から、お楽しみ抽選会のアトラクションも加わりました。本当にすばらしい大会でした。来年もより一層充実した大会となるよう期待しています。

2005年1月16日(日)完走
第15回たかすオオカミの里北野クロスカントリー大会(北海道鷹栖町)

大会概要

種目(コース)→ 要項
エントリー10Kフリー(一般・中学男)
・5Kフリー(一般・中学男女)
・3Kクラシカル(小学高学年)
・2Kクラシカル(小学低学年)
エントリー
・208名(10kmフリー:31名、5kmフリー:29名、3kmクラシカル:94名、2kmクラシカル:54名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/旭川地方気象台):-16.0℃/85%
・風向風速(10時//旭川地方気象台):西北西1m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + IceGreen 1:1
評価・感想
・予想を下回る気温で、いまいちの滑走性。HFブルー&RWアイスグリーン 1:1を用意しておくべきだった。
【参考】私と同じ組の優勝者は、スタート前にパウダー(フッ素100%)を生塗りしていた。

レポート

  • 前日午後、自宅をマイカーで出発して間もなくのアクシデント。信号待ちで停車中に、不意の衝撃。何が起こったか理解するのに、時間がかかった。
  • 追突されたのである。幸い、お互いの身体には異常はない。警察、保険会社との対応を済ませ、走行に支障のないことを確認してから、気を取り直し、宿泊地の旭川に向かう。
  • 当日の朝。冷え込みが厳しいようだ。
  • 会場近くまで行くと大会ののぼりが道路両側に立ち続く。誘導に促され、会場近くに駐車。
  • 8時過ぎに受付を済まし、コースの下見に出る。前半は適度のアップダウン。3Kコースとの分岐で、試走をやめようかとも思ったが、9時からの開会式まで時間があることから、5Kコースを1周回することとした。 ところが、ここから登りが数百m続く難所であることが判明。レースでは、2周回目をどう乗り切るかがポイントと認識するとともに、コースを知らないでレースに臨んだ方がよかったと思う気持ちが半分。スタート地点に戻り、試走を終える。
  • 何時の気温か良く聞き取れなかったが、放送では-24℃とアナウンスしている。厳しい寒さで、じっとしていられず、暖をとったり、アップを繰り返す。こんな冷え込みは想定しておらず、ワックスも外れ。きついレースとなりそうだ。
  • 9時過ぎから開会式。全道中学スキー大会と日程が重なったため、今回は中学生の参加はないとのこと。一般の参加人数も少ないが、それでも主要大会で上位入賞の実力者の名前がプログラムに踊る。
  • 10時から競技開始。30秒おきに2人ずつの時差スタート。小学生に続き、一般のスタート。
  • 私と同走の選手とは、最初からマッチレースの様相。抜きつ抜かれつでレースは進み、2周回目に入る。
  • 長い登り坂の終盤まで後ろに控えて力をためておき、一気に前に出るつもりだったが、難所を前にして、不意に私の方が前に出てしまった。
  • こうなったからには、振り切るしかない。一杯一杯の中で長い坂を登る。登り終えてからも、背後から足音がぴったりついてくる。
  • ゴール手前の坂。ここを逃げ切れば勝てる。最後の力を振り絞り、クイックで登りきり、一気に下ってゴォール。
  • 順次表彰が行われ、12時30分過ぎに全日程終了。
  • マススタートでは何度かいやな思いをさせられてきた中、時差スタートということもあり、順位はともかく思いっきり走ることができました。こぢんまりした大会ではありますが、クロカンの本場、道北の地で充実した1日を過ごさせていただきました。大会関係者の皆さん、そして選手の皆さん、応援の皆さん、厳寒の中、お疲れさまでした。
  • 多くが入賞者ということからかもしれないが、完走者を対象とする記録証の配布がなかった。入賞から漏れた参加者もいることから、改善を望みたい。

2005年1月30日(日)完走
北海道スキーマラソン2005(北海道北広島市)

大会概要

種目(コース:スキーマラソン歩くスキー)→ 要項
エントリー30Kフリー(一般男女)
・15Kフリー(一般男女)
・歩くスキー10K
・歩くスキー5K
エントリー
・1,070名(15km:318名、30km:396名、歩くスキー5km:107名、歩くスキー10km:249名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス恵庭島松):-2.4℃/-%
・風向風速(10時/アメダス恵庭島松):西2m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + Viola 1:1
・トップ:〈TOKO〉Jet FF03(焼付)+ HELX WARM
評価・感想
・ワックステストでは、固めのコース用に用意していたHFレッド&RWアイスグリーン(100%フッ素なし)1:1の滑りも上々だったが、せっかく高価な100%フッ素を用意したので、これを選択。長い下りでの伸びは良かったと思う。
・HFレッド&RWアイスグリーン1:1に100%フッ素がベストだったかな?。
・ただし、今日のようなハードコースでは、どんなワックスでもそこそこ滑ったはず。

レポート

  • 5時半起床。外は吹雪。開催が危ぶまれる。インターネットで予定通りの開催を確認してから、6時45分に自宅を出発。
  • 道都大で、バスに乗り換える。天気は、うそのような晴れに変わっている。道都大の電光温度計は-4.0℃を示している。
  • 7時半過ぎには会場到着。スタート位置にスキーを置いてから、受付を済ます。
  • 昨日のコース試走での登り坂の印象とマップを照らし合わせながら、バナナ、ゼリーを摂り、エネルギーを蓄える。
  • 9時45分からの開会式前にスタート位置に着く。開会式に続き、スターターの北広島市長のピストルが、10時ちょうどに鳴り響いた。
  • 100mほどダブルポールで進んだ後、スケーティングに切り換えようとするが、混雑からスペースがない。ダブルポールを続ける。
  • 昨年まではこの後左に曲がり、混雑に輪をかける小さな坂を登るコース取りだったが、今年からは右に折れて下るコースに変わっていた。これまで幾度かトラブルに巻き込まれたスタート直後の坂を回避できたことから、レースは順調に進む。
  • コースが固く、スピードが出る分、踏み換えだけ曲がりきれない下りカーブがいくつかあった。コースアウト・転倒によるタイムロスをしないよう、制動を組み合わせながらターンする。コースのあちこちには大転倒の証拠がいくつもあった。
  • 10Kの給水を過ぎてからの登り坂が、このコースのポイント(鷹栖ほどではないが)。1周回目と言うこともあり体力温存に努めたクイックで登る。
  • 2周回目は、始めから女子のトップそして私と同じ組の選手と抜きつ抜かれつを幾度となく繰り返す。
  • 同じ組の選手は、長い下りでの滑りの違いから振り切りに成功。高価なワックスに感謝。しかし女子トップはさすがに強い。25Kの給水をパスして、女子トップに先んじるが、ポイントの坂で交わされる。
  • ラスト1K、追走するが2,3mが詰まらない。最後の坂を登りきり、ラストスパート。
  • 1m遅れでゴール。食事、入浴を済ませ、12時30分過ぎに会場を後に、帰路につく。
  • スタート直後のコース設定が変わったことも幸いし、好天の下転倒もなく、思いどおりのレース運びができました。完走後の気分は、これまでで最高です。本当に楽しかった30Kでした。北海道での大きな大会が続く初戦のレース、大会関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました。
  • 今回から表彰が3位までと縮小された。これだけの大きな大会だけに、あまりにも少なすぎではないだろうか。

2005年2月6日(日)完走
第20回原始林クロスカントリースキー大会(北海道江別市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
・10Kフリー(一般男女)
エントリー5Kフリー(一般・中学男女)
・3Kフリー(小学男女)
・歩くスキー3K
・歩くスキー5K
エントリー
・551名(10km:278名、5km:77名、3km:26名、歩くスキー5km:113名、歩くスキー3km:57名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/アメダス江別):-0.6℃/-%
・風向風速(10時/アメダス江別):北北東4m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + Viola 2:1
・トップ:〈TOKO〉HELX WARM→JET FF03(生塗)
・スタート:〈GALLIUM〉DOCTOR FCG MAX FLOUR
評価・感想
・これ以上ないという超豪華な選択。もちろん滑りは、文句なし。
・スパーリラー0.75ミリも用意していたが、まだシーズン真っ直中ということもあり、使用せず。

レポート

  • スタート直後だった。
  • 左横の選手が、無理なダッシュでバランスを崩すのが横目に入った。巻き込まれないことを願いつつ、ストックを突いた。
  • が、左ストックに雪面を捉えた感触がない。目をやるとストックの下50cmがない。1ストローク前のストックワーク時、バランスを崩した選手の接触によって、折れたのだ。カーボンシャフトは横方向の力に弱いとは聞いていたが、まさか自分が体験する羽目になるとは思ってもみなかった。
  • まだスタートして数十m。右ストック1本では、とてもレースにはならない。今日のレースは終わったと思った。
  • このままレースを続けようか、やめようか、決心がつかないまま後続にどんどん抜かれながら野球場を出た時、一緒にスタートした息子と目があった。
  • 状況を察した彼は、何と、左ストックを外し、私に渡してくれるではないか。いろんな思いから躊躇もしたが、最後はありがとうと言って受け取った。
  • ここからは、右側を空けるよう後ろから声を掛けながら、必死で滑走したことしか覚えていない。
  • ゴール後、直ちにコースを逆送し、息子を捜す。1キロほど遡ったところで、彼は来た。右ストック1本で。
  • すかさず、彼から借りた左ストックを返す。そして後ろから声援を送る。感謝の気持ちを込めて。
  • 参加者が500人を越える大会として定着した感のある大会だけに、コース設定・整備には改善を望みたい。基本的にコースが狭い。波打っている箇所が多数あった。また、10キロと5キロの選手が交差するコース設定も問題。
  • スタート直後は、多くのレースでそうしているように、トラックを切って、スケーティング禁止ゾーンを設定してもらいたい。今回のようなアクシデントを避けるためにも、改善を望む。

2005年2月13日(日)完走
第25回札幌国際スキーマラソン記念大会(北海道札幌市)

大会概要

種目(コース:スキーマラソン歩くスキー)→ 要項
エントリー50Kフリー(一般男女)
・歩くスキー25K
・歩くスキー10K
・歩くスキー5K
・歩くスキー3K
エントリー
・2,762名(スキーマラソン50km:876名、歩くスキー25km:637名、歩くスキー10km:671名、歩くスキー5km:448名、歩くスキー3km:130名)
気象
・天候(9時):雪
・気温/湿度(9時/札幌ドーム):-4.0℃/55%
・風向風速(9時/札幌ドーム):0m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + IceGreen 1:1:1
・トップ:〈TOKO〉JetStream FF-03+01(焼付)→HELX COLD
評価・感想
・トップとしてJET FF03(アイロン)→HELX WARMも用意したが、スタート直前のワックステストから、低温用を採用。
・コースは思ったほど固くなかった。レースワックスは、HFレッド&RWビオラ(1:1)が正解だったか。
・コース全般にわたり、滑りが悪かった。トップアスリートに聞いたところ、今日の雪は、ストラクチャーがポイントで、細かく浅いストラクチャーが合っていたとのこと。

レポート

  • クロカンを始めて5シーズン目、札幌国際は4回目の参加にして、ついに先頭ゾーンからのゼッケンを獲得。
  • 8時過ぎに、バナナ2本、ゼリー飲料、大福餅を食べ、たっぷりと体内に糖を蓄積。
  • スタート前に、用意したスキーから一番滑るものを本番用に選択したが、それでも試走の感触では物足りない滑り。その時は、昨年に続きワックスの失敗かと思った。レース後に分かったことだが、ワックスではなくストラクチャーが合ってなかったのだ。
  • 春先の湿雪であれば、ストラクチャー選択にも思いが及ぶのであろうが、この時期の札幌で低温の雪にあったストラクチャーを用意しなければならないとは想像だにしなかった。改めてクロカンの奥深さを知った。
  • 上田札幌市長のピストルで、9時ちょうどにスタート。さすが先頭ゾーン、実力者の集団だ。先週のように他人のストックを折るような無謀者もなく、また前が詰まることもない。ストレスなく、スタートを切る。
  • スタート直後から3キロ過ぎまで続く登りをクリアしたあたりで、いまいちの滑りから持久戦を覚悟。
  • 25Kの中間点で、あわよくば3時間と目論んでいた目標タイムも、達成が絶望的なのを確認。
  • 乳酸のこれ以上の蓄積を押さえようと、難所の焼山登坂を控えた白旗山の給食所で、持参したアミノバイタルプロを摂ろうとした。が、見あたらない。途中で落としてしまったようだ。雪も降り出し、ただでさえ悪い滑りに輪がかかる。気を取り直し、せめてグリコーゲンの枯渇だけは避けようとパワージェルを摂り、再びコースに出る。
  • 我慢比べも終盤。ついに焼山に来た。両腕は限界だ。もはやクイックだけでは、登り切れない。開脚登坂だ。前に、前にと自分に言い聞かせ足を進める。頂上までもう少しという所に19番のチェックポイント。自衛隊の皆さんの声に励まされ、もう少しの辛抱と、最後の力を振り絞る。そして登りきった。
  • 今度は一気に焼山を下る。残り3キロ過ぎの僅かな登り勾配では、向かい風がきつかったが、徐々に大きくなるドームに力づけられる。
  • 最後は、渾身のスーパーで一人をかわし、ゴール。
  • タイム、順番は別にして、与えられた条件の中で、力は出し尽くしたと思う。その意味では、満足だ。
  • 給食所やチェックポイントでは、多くの皆さんから、声援を頂いた。そのお陰で、持久戦のレースを無事にゴールまでたどり着くことができた。本当にありがとうございました。
  • 今回から、25キロが歩くスキーからスキーマラソンに昇格、歩くスキーの3キロが新設と幅広い年代がそれぞれの体力にあったコースにチャレンジできるようになった。また、スタート地点に衣類預かり所を設置と、選手に配慮したサービスも加わった。今後も、世界に誇れる国際大会として成長し続けてくれることを望む。

2005年3月6日(日)完走
第2回オロロンウィンタートライアスロン(北海道留萌市)

大会概要

種目→ 要項
○トライアスロン(コース
・24K:選手権、一般、一般リレー 
・12K:中学生
○デュアスロン(コース:一般・中学小学
エントリー20K:一般
・10K:中学生
・4K:小学高
・2K:小学低
エントリー
・73名(トライアスロン24km:32名+リレー15名/5チーム、トライアスロン12km:1名、デュアスロン20km:6名、デュアスロン10km:7名、デュアスロン4km:9名、デュアスロン2km:3名)
気象
・天候(9時):曇り
・気温/湿度(11時//留萌測候所):0.1℃/59%
・風向風速(11時//留萌測候所):西8m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + Viola 1:1
・トップ:〈TOKO〉JET FF03(焼付)→HELX WARM
・スタート:〈GALLIUM〉DOCTOR FCG MAX FLOUR
評価・感想
・滑りは良かったと思う。それよりも問題は、ラン。

レポート

  • 神居岩スキー場を会場に、登り・下りを繰り返す周回コースを、トライアスロンはラン、バイク、スキー、デュアスロンはラン、スキー、ランで挑むレース。
  • 鉄人と呼ばれるアスリートの領域を、垣間見ることになった。コースはどうなっているの、ブーツ・シューズの履き替えやスキーの装着はどこで等、分からないことだらけだ。
  • 当日は朝7時過ぎに受付を済まし、スキーのコース4Kを試走。アップダウンが多いが、攻略できないコースではない。
  • 8時半には、トライアスロンの部のスタート。柔らかい雪の上で、走りづらそうだ。特にバイクはタイヤが空回りしたり、ハンドルを取られたりで、大変だったようだ。ほとんど、押しっぱなしの選手もいる。
  • 11時、いよいよエントリーのデュアスロンの部のスタート。スキーコースを試走した時の印象とは大違い。ランではアップダウンが堪える。これでもかとアップダウンを繰り返す。第1ラン、最終ランを合わせると4周回だ。最後まで持ちこたえることができるだろうかとの思いが、頭をよぎる。柔らかい雪面では、スノーターサーと言えどもキック時のロスも多い。何とか、2周回の第1ランをクリアして、トランジッションエリアへ。
  • 履き替えたスキーブーツの裏に湿雪が付着し、スキー装着に手間取ったが、ランでの遅れを少しでも取り戻そうとコースに飛び出る。滑りも良い。前走との距離も徐々に縮まり、2周回目ではとうとう追いつき、一気にかわす。
  • しかしここまでオーバーペースできたため、どうしても振り切ることができない。僅かの差を保ったまま、2度目のトランジッションエリアへ。
  • スノーターサーに履き替えだ。シューズに足先から押し込もうと力を込めた時だった。左足ふくらはぎがつってしまった。痛みをこらえ、ストレッチをしている横を、先程かわした選手が駆け抜けていく。気持ちだけは途切れていない。一息を入れてから再びコースに戻る。
  • 第1ランより明らかにペースが落ちている。完走狙いに気持ちを切り換えて、我慢のラン。前走との差は開くばかり。
  • 20Kと距離はけっして長くはなかったが、過酷なレースの最後は両手を挙げてのフィニッシュ。きつかった。
  • 初心者の私でも失格することなく完走できたのは、分かりやすいルール説明や、応援を兼ねたコース誘導など、大会関係者やボランティアの皆さんにサポートしていただいたお陰です。ありがとうございました。
  • 日本代表選考会を兼ねた大会にしては、あまりにも参加人数が少ないように思う。参加しやすいデュアスロンの部だけでも、募集方法を工夫してはどうだろうか。
  • 翌日になると、ふくらはぎの痛みが強くなった。完走の代償は、「肉離れ」だ。痛ぁ~。

2005年3月20日(日・祝)完走
第25回バーサーロペットジャパン(北海道旭川市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
〈クロスカントリー〉
・40Kフリー(一般男)
エントリー20Kフリー(一般男女)
・10Kフリー(一般男女、中学男)
・5Kフリー(60歳以上男、50歳以上女、中学女、小学男女)
〈歩くスキー〉
・歩くスキー15K
・歩くスキー10K
・歩くスキー5K
エントリー
4,333名(40km:141名、20km:359名、10km:341名、5km:154名、歩くスキー15km:223名、歩くスキー8km:1,192名、歩くスキー5km:1,923名)
気象
・天候(10時):晴れ
・気温/湿度(10時/本部):3.0℃/67%
・風向風速(10時/本部):南2m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Red + IceGreen 1:1
・トップ:〈TOKO〉JetFF03(焼付)→HELX WARM
・スタート:〈GALLIUM〉Doctor FCG MAX FLUOR
〈スーパーリラー2.0mm使用〉
評価・感想
・前日の試走時の状況から、固いコースを想定したが、当日は全般にコースはソフト。特にレース後半は、気温も上がり、雪はザクザク。ベストはHFイエロー&RWヴィオラといったところか。
・それでも滑りは自体は、まずまずで、特段の不満はなし。

レポート

  • 春の訪れが間もないことを知らせるような絶好の天気の中、10時ちょうどに会場の旭川競馬場内にピストルの音が鳴り響いた。
  • 20Kにエントリーの今回は、40Kの選手の後尾からのスタート。とたんに大混雑だ。スケーティング禁止ゾーンを過ぎても、コース取りができない。借り物のストックということもあり、スケーティングを自重し、ひたすらダブルポールで進む。
  • やっとバックストレートの入り口あたりから、前を走る選手のストックの先が顔近くをかすめていく中を、やっとのスケーティング。第3コーナーあたりでは、10Kの先頭の青ゼッケンが勢いよく追い抜いていく。10Kは20Kのさらに後方からのスタートだったはず。この混雑の中、どこをどうすり抜けてきたのだろうか。
  • 競馬場を1周余りして飛び出し、いよいよ丘陵地帯へ。最初の上りに入る頃には、コース幅も十分あることから、混雑も適度にほぐれてきた。
  • マップ上では、20Kコース1周で500mを超える累積登坂高を持つ難コース。意識して押さえたというより、前半は上りが堪え、ピッチが上がらない。
  • ニッセンのF嬢を一度は抜くが、上りで難なく抜き返される。8K過ぎ、12K過ぎに急勾配の坂があることになっているが、どれがそれに当たるのか分からなかった。
  • 分岐合流を繰り返す中、コースを誤らないように注意深く、距離を進める。そして最後の難所、16K地点からの登り坂、しかも上りきってもう1段。
  • 最後は一杯一杯、最高心拍に達したと思う。上りきった後もしばらくはスピードが上がらない。40Kの選手はここを2回も上ることになるが、1度で十分といったところ。
  • 残り数キロになってからは、4人による並走。競馬場に入ったところで、ちょうど2番手。ここで抜かれるのが一番悔しいことから、渾身のスーパースケーティング。
  • 何とか後続をかわして、ゴール。
  • 大会関係者、ボランティア、自衛隊の皆さん。道内大規模の大会の運営、お疲れ様でした。思う存分難コースで、苦しませていただきました。ありがとうございました。
  • トラブルの原因となるスタート直後の混雑は何とかならないものだろうか。時差スタートの採用など、改善を望む。また、分岐合流を繰り返すコース設定のため、毎年コースを誤り、失格者が出ている。誤走防止対策の徹底をお願いしたい。
  • 高低差マップと実際では違いがあるように思う。確認をお願いしたい。
スタート付近ゴール付近

2005年3月26日(土)〜27日(日)完走
第33回全道クロスカントリースキー競技会(北海道小樽市)

大会概要

種目(コース)→ 要項
〈26日はクラシカル(全組)、27日はフリー(中、高・一般A)〉
・10K(高校・一般A男)
・5K(中学・一般B・壮年1~2組男、高校・一般A・一般B女)→エントリークラシカル
・4K(小5・6男、中学女)
・3K(小5・6女、壮年3~4組男、壮年1〜4組女)
・2K(小3・4各男女)
・1K(小1・2各男女)
エントリー
・180名(小学:103名、一般・壮年:16名、中学:56名、高校:5名)

気象(3月26日)
・天候(9時):曇り
・気温/湿度(9時):-0.5℃/61%
・風向風速(9時):西北西3.0m/s

ワックスデータ

グライド
・ベース:〈TOKO〉WorldLoppet Red
・レース:〈TOKO〉HF Yellow + Viola 2:1
・トップ:〈TOKO〉HELX WARM→JetFF-03(生塗)
・スタート:〈GALLIUM〉Doctor FCG MAX FLUOR
グリップ
・〈SWIX〉レッドVR70
・〈SWIX〉 ベースバインダーVG35(焼付)
評価・感想
・当日の朝、会場でグリップワックスの調整を行った。曇りから、晴れ、降雪と1、2時間の間に目まぐるしく天気が変わり、そのたびにワックスを変える。結果としてボックスを選択したが、前半のトラック内はスリップしまくり。
・荒れの少ない後半の下りでは、トラックを外すと、何度もつっかかてしまった。
・グリップワックスの選択に課題を残した。多分、ユニバーサル・クリスターで良かったのでは。

レポート

  • 難コースだった。
  • 気持ち良くシングル・スタートを切った直後は、一歩滑走で飛ばすが、そこからダラ坂が2キロ過ぎまでひたすら続く。100人以上の小学生の走った後のトラック内は、水が浮きかけているところもある。全くグリップが利かない。
  • トラックを外し、先程うっすら積もった新雪の上を、滑らせるのではなく、ひたすら走る。著しく体力を消耗。ペースも歩くのと変わらないところまで落ちる。
  • コース後半は一転して、下り。スピードが上がりすぎると、カーブでコースアウトの危険もある。難コースだ。
  • 猛スピードの中、コントロールを保つため、トラックを外すと、今度は新雪につっかかり大転倒。直後、後続2人にかわされる。コースアウトしそうになっては、また転倒。先を行く2人の背中が遠のく。その後も、転倒を繰り返し、中学生のトップにも抜かれる始末。
  • コースの中で唯一平坦な競技場に戻った後は、必死の一歩滑走、そして推進でゴール。何とかゴールにたどり着いた。
  • シーズンの最終レース、来シーズンに向け、ワックス選択、走法に課題があることを再認識できた。大会関係者、ボランティアのみなさん、ありがとうございました。
  • 小学5・6年女子で、誘導トラブルがあったようだ。本来4kmのコースだが、3K、4K、5Kと異なった距離を走った選手がいた模様。途中から少年団コーチからの指示で正規の4Kコースに戻った選手もいたとのこと。
  • レースそのものの有効性、参加料払い戻し、再レースなどについて、主催者側と、父母や少年団関係者との協議が延々と続く。結局、参考タイム扱いにすることで落ち着いた。同じコースを走ることが、競技会成り立ちのもっとも大事な点のひとつである。2度とこのようなことのないように、誘導方法、誘導員指導など、改善を望む。
  • このトラブルの影響もあったのだろうが、一部、記録の速報掲示が途切れてしまい、最後まで掲示のなかった組もある。
  • さらに開会式会場が分からなかったり、狭い室内での表彰式のため混雑がひどく、また駐車場に車が入りきらないなど、運営上の課題が目に付いた。「全道」を冠する歴史ある大会、是非改善してもらいたいもの。