ボイラー室へ

DDRコーナートップページへ

DDR役立たずコラム

粉砕バットは必需品

 DDRの練習に、バットは必需品である。バットというのは、もちろん野球で使うあのバットだ。

 突然何を言い出すのか、と不審に思われる方も多いだろう。そのことは承知の上である。以下に理由と、 その背景を説明していこう。

 これを読んでいる方々の中に、自宅などでDDRの譜面を見ながらその通りに足を動かす練習、 いわゆる「シャドウステップ」をやったことのある方はどの程度おられるのだろうか。
 おそらく、相当数の人はこのような練習をした経験があるのではないだろうか。回転や背面など、 パフォーマンスをする人ならばなおさらのことである。
 特に背面プレイなどの場合には完全に暗譜しなくてはならないのだが、これはもちろん頭で 覚えただけでは意味がなく、実際に体を動かして体で覚える必要がある。私は背面プレイは やらない(できない(^^; )のだが、そのためには当然のことながらかなりの時間の反復練習が必要となるだろう。

 さてここで考えてみたいのは、このようにパフォーマーなどにとっては必要不可欠な「シャドウステップ」 という練習方法である。私は好んで回転をするので、当然のことながら譜面を見て練習というのもけっこう やっているのだが、問題なのは私の部屋は社宅の3階ということである。

 もうお分かりになっていただけただろう。本格的に練習しようとすると振動が響いて下の階の迷惑に なってしまうので、満足に練習できないのである。
 実際、プレステ版のDDRの発売が決定したとき誰もが危惧したように、人間がDDRのように本気で 飛んだり跳ねたりという運動をすると相当の振動が起こる。

 私の友人が自宅でプレステ版DDRをプレイしていたときの話だ。彼の部屋は2階なのだが下の階は駐車場なので、 これなら大丈夫だろうと安心してマニパラMAXの滝の練習をしていたらしい。ところが、さすがにマニパラ MAXというべきか、苦情が来てしまった。そこまでは私も「やっぱりか」と思いながら話を聞いていたのだが、 続きを聞いて私は驚愕した。その苦情というのが、なんと3階を通り越して4階の人から来たと言うのである。
 やはり、自宅でパラノイアのような曲はプレイするべきではないということであろう。

 また、最近では「DDR禁止」などという張り紙がしてあるマンションなども存在するらしい。
 考えてみれば、私の社宅でもある日突然「階段は静かに」などという張り紙がしてあって、それを見て以来 私は怖くなって部屋で練習するのを控えている始末である。
 きっと、今では不動産屋などでもDDRができるかどうかが話題に上ったりしているのではないだろうか。 3LDKのDが、DDRの意味になるとか。

 ということで、自分の部屋ではDDRの練習もままならないという苦境に立たされているプレイヤーも 少なくないのではないだろうか。実際、練習もできないのではパフォーマーなどはかなりつらいものがある。
 そこで、なんとかならないものだろうかと、私は家の外で練習というのをやったことがある。

 外で練習すると言っても、さすがに恥ずかし過ぎるので夜中に一目を忍んでコソコソとやっていたのだが、 それでもたまに車や通行人が通ったりするので気が気でない。さらに、深夜とはいえ周囲の民家にはまだ窓から 明かりのもれている部屋も多く、そのような部屋から見られているのではないかと、そのような考えが脳裏を かすめただけでも恥ずかしくて練習どころではなくなる。
 私は自宅近辺で誰の目にも触れなさそうな場所を探してみたのだが、残念ながらそのような場所はついに 見つからなかった。

 こうなってしまったら、思い切って昼間に外で練習してしまっても同じではないか?と考えたことがある。 考えてみれば、休日の日中などにはゴルフクラブなどを手に素振りをしている人も私の社宅には多い。
 しかし、そう考えてもやはり一人で昼間から譜面を凝視して踊っている人物と言うのは、異様な光景である。
 この頃はDDRもずいぶんと世間に認知されてきていると思うのだが、それでもゴルフクラブやバットの 素振りと比べるとDDRの練習は奇異の目で見られることを覚悟しなくてはならない。

 そこで、私は考えた。バットなどを持ったままDDRの練習をして、人の視線を感じたら即座に 素振りを開始すれば「ただの素振り」として見られ、恥ずかしい思いをしなくても済むのではないかと!

 もちろん、バットではなくゴルフクラブでも良い。野球もゴルフも嫌いだ、という人は木刀や真剣でも よかろう。とにかく、DDRの練習をしていることをカムフラージュするために、素振りをするための 道具を持つ、ということがここで言いたいことである。

 いかがなものだろうか。今まで前述のような都合でDDRのシャドウステップもできないと悩んでいた 方は、ぜひとも試していただきたい。

※もし恥辱を受けるようなことがあっても、当サイトには一切責任はありません。



次のコラムへ

DDRコーナートップページへ

ボイラー室へ