ボイラー室へ

ステップアップ講座トップページへ

DDRステップアップ講座(4)

斜めに慣れよう

 さて、前回の講座ではビッチをメインに攻略し、今回は初心者から中級者へと脱皮するにあたっての 関門となる「斜め同時踏み」を取り上げるわけだが、その前に1.5以前の時代の最難関曲である 「PARANOIA」(以下パラノイア、又はパラ)についても少し触れておきたいと思う。

 BPM(テンポの早さのこと)が180という、凄まじく忙しい曲であるパラノイア。 参考までに、バタフライのBPMは135、ビッチのBPMは159である。数字だけではピンとこないかもしれないが、 実際に体験してみるとパラがいかに早い曲かは嫌でも分かるだろう。
 とはいえ、パラはビッチと違って休める個所がけっこう多いので、途中でミスしても意外と 立て直しがしやすい曲である。リンクバージョンのEDITでは、皆が好んで残虐なパラを作って 酷い目にあっている光景をよく見かけるが。(笑)

 とりあえずそんな話はどうでもいいとして、やはりパラの最大の難所は「連打」であろう。 パラをクリアできない人は大抵、中盤の3連打の個所でゲージを奪われている。
 その早さゆえに、「連打をどう踏むか」はパラを攻略する上で重要なことなので、連打の踏み方一つでも 両足で交互に踏んだり、最後だけ足を入れ替えたり(将軍踏み、ジェネラルステップなどと呼ばれているらしい) と、実に様々な踏み方が考案されてきた。

 私の踏み方はというと、残念ながらごく普通に片足で連打しているだけなのだが(^^;)、 私の場合はやや腰を落とし、手を抜かずに力加減無しでダダダン!と踏むようにしている。 連打を軽く踏めるようになれば疲れなくていいのだが、試してみてもどうしても安定しなかったので、 結局力まかせな踏み方に落ち着いてしまった。

 感覚としては、「3連打を4回踏むつもりで踏む」と繋がりやすいようだ。最後の1回は次の動作に移行 しようとするために力加減が中途半端になってミスを起こしやすいと思われるのだが、このように踏むと 最後まで力が抜けずに踏み切れるのである。
 とはいえ、連打に関しては人によって向き不向きが大きいところがあると思うので、特にこの方法を お勧めしたいとは思わない。連打を繋いでも、この方法では疲れるのでその後のミスを起こしやすくなるし。(笑)



 連打に関しては少し触れるだけのつもりがかなり長くなってしまったが、いよいよ本題の「斜め同時踏み」に入りたいと思う。

 2ndのHARDの新曲になるとほとんどの曲に斜め同時踏みが入っているわけだが、これらの曲はあろうことか斜め が連続で押し寄せてくる構成になっていることが多い。これはつらい。
 斜め同時踏みが難しいのは、それまで縦横の2種類しかなかった同時踏みのパターンが一気に6種類に増える ために、慣れないうちは混乱して矢印を認識できなくなるためなのだが、それが連続でくると当然、さらに難易度が 跳ね上がるのである。

 1.5以前はANOTHERに入らないと斜め同時踏みが出てくる曲は「MAKE IT BETTER」(以下ベター)ぐらいしか なかったし、それにしたところで単純な配置だったので良心的なものだったと思うのだが、2ndの新曲の斜めの 配置はいかんともしがたいものがある。HARDを始めたばかりの人がクリアするのは相当難しいのではないだろうか。

 というわけでHARDで2ndの新曲に入る前に、斜めにある程度慣れておく必要があると私は思うのである。 斜めに慣れるためのお勧めコースは以下の通りである。



1.5以前の場合 (ANOTHER NORMAL)
 カンフー(3) → バタフライ(4) → マイファイア(5)

2nd以降の場合 (ANOTHER NORMAL)
 ボーイズ(4) → マイファイア(5) → スモーク(4)



 どちらもANOTHER NORMALなわけだが、HARDの斜めが入っている曲よりははるかに簡単である。斜めも比較的 踏みやすい配置で適度な頻度で出てくるため、クリアするのもそう難しいことではないだろう。

 斜め同時踏みは、とにかく配置のパターンを一瞬で認識できるようになるまで慣れるしかないのだが、 慣れてしまえば感覚的には縦横の同時踏みと同じである。そこまでいってしまえば、一気にANOTHER HARDに 進むこともできるレベルになっているはずだ。

 ……「本題」と言っておきながら、どちらかというと「連打」の攻略に力が入っているような気がするが、 ご了承いただきたい。(^^;



次へ

ステップアップ講座トップページへ

ボイラー室へ