社会人となって初めて購入したのが、1983年に発売されたIBMマルチステーション5550。最初の日本語OS(日本語 DOS )を搭載したマシンです。当時、日本のビジネス標準となったもので、まだハードディスクが販売開始となっていなかったため、記憶装置(メディア)は5.25インチ・ディスケット(2DD:720KB)で、このディスケットに書き込んだOSから起動するです。本体、キーボードとディスプレイだけの最小構成でも50万円を超えていました。16×16、24×24ドットフォントの導入、ディスプレイの表示色には眼が疲れにくいグリーン・イエロー(モノクロ)やグリーン(カラー)の採用等、ハード、ソフトそしてデザインの斬新さには目を見張るものがありました。マニュアル類の充実もそれまでの常識を越えたものでした。多岐にわたる技術情報が公開され、お陰でDOS だけでもずいぶん楽しめました。
そんな中で出会ったのが、
Daniels, J. Daniels' Running Formula. Human Kinetics, 1998.
という1冊の本です。私の知りたかったこと、すべてが書いてありました。どんなトレーニングをどの時期にどれだけ行えば良いのか、どのようにオーバーユースを避けていくのか、万が一故障したときの復帰までのプログラムなどなどです。また2008年からはeA式トレーニングにも取り組んでいます。